役者・パフォーマーぎつをのブログ -33ページ目

静岡大道芸メモ part2

レビタミン


ラテンな芸だった。特に感想のないパフォーマンス。

ミスくりくり


テンションで持って行っている感じ。ちょっと持たせられてないけど・・・
愛嬌で魅せてる感じ。

ペッピザクラウン


一番得るものが多かった人。
まず、クラウンで最後まで興味を持って見れたのがはじめて。さすがマルセルマルソーの下で修行を積んだだけある。
お見事。
まず、「なにをするんだろう?」と観客の謎を誘導し興味を持たせることがクラウンの腕の見せ所だな
風船を作るしぐさは音楽に合わせながら急ぎつつ楽しみつつ。
簡単そうに見える技、そんなの俺にもできるよという技は客にやらせる
風船を膨らませることだって一見簡単そうに見えるが素人が膨らませるとまず膨らまない。
簡単に見えて難しい技は客にやらせることで一体感とある種畏敬の念が生まれる。
実は難しい技を簡単にやっているように魅せることが芸のうまさだったりするのだが、
観客が「なんだ俺にもできるよ」と思うようなことは見ていてもおもしろさは感じない。
簡単に見えて難しいことが芸を魅せる上でどれだけ存在するか。
ペッピはショーの魅せ方、人のひきつけ方が抜群にうまかった。
そしてクラウンでおもしろいと思ったのがはじめてだった。
きっとこれは映像では伝わらないので機会があれば生で見ることをおすすめ♪

クレージーフライト


短いが幻想的でサーカスのようなパフォーマンス。これまた短くて潔いアクロバット。

プリンセスエレイン


昨年、ワールドカップチャンピオン。
もはや大道芸ワールドカップin静岡の“看板”である。
中国雑技団は好きではないがこの人は好きだ。
ただ、すごいけどネタがそれしかない場合、それはテレビの一発屋と同じで「この人にはこれ以上ないな」と見限られリピーターにはならない。
大道芸ワールドカップの場合はそれでいいのだが、日本人の場合はここでの活躍が仕事につながるために
芸人さんたちも死活問題なのです。
しかも同じネタをやっていて一番飽きているのは実は本人である
それでも毎回新鮮味をもってパフォーマンスしなければならないところに芸人の辛さがある
エレインのところで書いたけどずっと思っていた事なので。
そして、エレインはすばらしい。
言葉では素晴らしいとしか表現できない。身体の可能性を、あらゆる希望をしめしてくれるパフォーマンス。

モノジャグリングショータック!!


しゃべりは流石。ジャグリングだけど、トークがおもしろいからこの人の生の芸はおもしろい。と自信を持って勧められる。
実行委員長のあいさつ「臨場感やライヴ感は労を惜しまずわざわざ会場まで足を運んでくれた者だけが享受できる特典なのだ。それは今話題の3Dテレビだって絶対に敵わない。なぜならそこには発し手と受け手との間にコミュニケーションが存在していないから。演技者と観客とが創り出す空間こそが、その瞬間のライヴなのだから」
という言葉が一番実感できるパフォーマンスだった。


んで、バスの時間になってしまったのでやむ無く帰宅。


大道芸ワールドカップin静岡。会場レポート

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近くのコンビニでは飲み物ストックの置き場がなくなるほど↓



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オリジナルサポーターグッズ  赤鼻プンプン↓


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ここでは明日の大道芸人を目指す子供たちが一生懸命にディアボロや皿回しの練習をしています。
ジャグリングなんて自転車乗るのと一緒やねん
最初は難しいけど一度身体が覚えてしまえばなんでできないんかわからんくらい簡単にできてしまう
そこから先はひたすら飽きとの戦いやな。

本当に技を習得できるか否かは、まず親が子の可能性を信じ、成長をバックアップできるかどうか
やる本人は上達を楽しみ、壁にぶつかった時にもう一段上のレベルへの習得方法を得れるか
向上心を持てるかどうか
やめたいと思った時に憧れや目標が勝つかどうか

だと思う。というのは実際にフレアやギターを習得する上で感じたこと。




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スタッフに関して

イントロの紹介MCの際、芸人さんを呼び捨てで少し腹がたった。いや俺も全然呼び捨てだけど。。。
MCの呼び捨ての言い方はかなり気に障る呼び捨てだった。
しゃべりは決してうまくないが故にパフォーマンス後のMCで見事にカットアウトで現実に戻る


そんな感じかな。

どうでもいいけど俺の生意気な口調なんとかならないかね。

静岡大道芸メモ part1

印象に残った夫婦の会話

「ほら、みてボーリングのピンみたいなのでお手玉してるわ」

ジャグリングと言えども日本人にはお手玉という認識か(笑)



それぞれのパフォーマンスを見て感じた感想(生意気なのでファンの方は読まない方が良いかと…(^。^;))

パワーボム


4人(本当はもっと多いらしい)のアクロバット
構成がなかなかうまい。
誰か1人が大技に挑戦するときって他のメンバーは手持ちぶさたになるけど、パワーボムはその瞬間なにもやってないメンバーの見せ方が郡を抜いてうまい。
見事に4人でアクロバットを魅せてる。4人ということがかなり活きていた。

技のひとつひとつもおもしろい。そして、剣の舞の演舞は単なる技を華やかな見世物に変えた発明品だと思う


ダメじゃん小出


しゃべりのピン芸人さん。

これがなかなか面白い♪ゆるい感じで、声がもうおもしろい。



三雲いおり


しゃべりもうまく、芸もある人。

見ていてなぜかすごい応援したくなる(笑)日本のジャグラーって感じの素敵なお方。

なぜこの人に今まで出会えなかったんだろう。



テアトロディピエデイ


片足で人形の頭を、両手も含めた手足でパペットショー。

世の中にはいろんな芸があるんだなと感心♪



フレイザーフーパー


期待した割におもしろくなかった。観客いじり型のショーなのだがいじったらほったらかし。

観客を巻き込んだらそれに参加してくれた人にはきちんとお礼の気持ちを忘れてはダメだなと強く思った。
それは別にキャンディーや風船をあげるまで行かなくても最低限ステージにあげたらウケようがウケまいが

責任はとるべきだな



スターバグズ


今回一番の収穫。ブレイクダンスコメディという新しいジャンル。

こういう効果音を使ったパフォーマンスは大学時代からずっと祈願してきたことだがこういうパフォーマンスは自分の力で是非再構築したい。

いずれ必ず。



ル テニス


クラブを使ったジャグリングでのテニス

設定はおもしろいし技術もかなりすごい。希少価値と技術の高さの両方で売れるタイプだが

今ひとつキャラクターの個性が曖昧なように思う。



シャーリーディーン


きました!ハットジャグラー!しかも女性。

笑顔が素晴らしい。実はなにを隠そうこの私も同じくハットジャグラーなのだが

彼女独自のハット技はなかったが構成も見せ方もしっかりしていて

技も安定している。そしてなにより落としたときの笑顔も芸のひとつになっているところがすごい。



池田洋介


正直一番嫌いなタイプのマイマーだ。

クラウンとマイマーの中途半端もんという印象だった。



サンキュー手塚


上野で見たネタもやっていたが、はじめてサンキュー手塚をyou tubeでみた「ハナミズキ」を生で見れて密かに感動していた。この人のネタの底なしのアイデアが私を惹きつける。

憧れのひとり。



山本光洋


ご存知、しもとりゆう人生の師。

いつになったらこの人の背中に追いつけるのだろうか。パフォーマンス終わってから夕飯を一緒に食べる。

今日の報告をしたり、光洋さんの意外な意見が聞けたり。貴重な時間だった。



デビッド&ダニア


土曜の朝、一発目。5分くらい遅れて見始めたら2、3分で終わってしまった。

あわてて隣の大道芸ポイントに移動するがその時のジプシーゴメスも11:10には終わってしまったようである。

シャーリーディーンの時も思ったこと↓

・・・なんだ「短くていいんだ」司会がいるから成り立つことなのかもしれないけど、世界の人達は無駄にショーの時間を長くしない
5分ですごいものが創れたらそれを無理やり30分枠に増やそうとは決してしない。

ハットジャグリングをやって気づいたことなのだが大道芸でやる技はどんなにすごくてもすごい瞬間は一瞬で、ハットジャグリングだけで30分もたせることは不可能である。

だから大道芸人はジャグリングをやるにせよディアボロもできたりデビルスティックも習得したりして30分もたせているのだが、ハットジャグラーとしてのデビューを本気で考えてたころ

ハットジャグリングだけでは芸人としてショーを成立させられないという壁にぶつかった。技の数が多ければ、違う技に挑戦しているから時間をもたせられる。

ただ、ハットジャグリングは技のバリエーションがボールなどに比べて圧倒的に少ないのでショーの内容を物語ではなく技の連続として構成していったら10分が限界だった。

だから、ハットジャグリングは封印してしまったのだが、シャーリーディーンの全体的な尺は10分くらいだった。それはある意味潔いけど、もうちょっとみたいというのが正直なところ。

大道芸は技に挑戦する姿で人を魅了していくスタイルが多いけど、役者出身の芸人は、そこにさらに世界観や本人の魅力(それはしゃべりだったり)や巧みな構成というスパイスを加えているように思う。

今後自分が大道芸やるとしたら「無理に長くする必要はない。だけど、1時間以上通行人を引き止められるようならホンモノだ」と思った。だからフレアやギターやブルースハープに手を伸ばしたのだが、
田中泯というダンサーはそういった技、芸に一切頼らず1時間半も人を惹きつける。
ではなにが泯さんの観客をひき付けているかというと彼の「存在」する力だと私は思う。
そのような存在にいずれなりたい。その上で人を楽しませたい。

で、デビッド&ダニアはあとでもう一度見たのだが
魔法としか思えないような速さで着替える芸だった。ジャンルとしてはマジックになるのかな。
本当に目を疑うほど早いスピードで彼らは着替える。
マジック(=魔法)を手に入れたマジシャン(=魔法使い)という形容がもっとも彼らを指すのに適している気がする。

オーリヤックフェスティバル

大道芸ワールドカップin静岡の公式パンフの記事のひとつにフランスのオーリヤックという地方のフェスティバルのレポートが載っていた。

芸術振興を考える上で素晴らしい記事なので以下、抜粋します。


改めてフランス人の文化芸術度の高さを知った。
2009年8月フランス中南部に広がるオーヴェルニュ地方カンタル県のオーリヤック市のフェスティバルを訪れた。24回目の開催であるこのフェスティバルは、その参加アーティストの数、バラエティさ、夜の大きなスペクタクルショーの開催で有名である。私たち実行委員会も、何年かに一度の割合でこのフェスティバルを訪れ、今年も含め、今までに多くのアーティストを開拓し、招聘している。

~中略~

前回訪れたときにアーティスト達のストライキがあった。殆どのフェスティバルが壊滅状態で追い込まれた。アーティストは来ていてもパフォーマンスは行われない。日本であれば、観客のブーイングが絶えないだろうが、フランスでは、むしろ観客たちはアーティストに文句を言うのではなく、フランス政府のアーティスト支援に対して異論を訴えているかのようであった。改めて、フランス人のアートに対する理解の深さと、思いの強さを垣間見たようであった。


世界各地で様々なフェスティバルが開催されているが、その成り立ちは実に様々なのである。

日本の多くのフェスティバルやイベントは、経済の活性化を目的に行われる。イベントで人を集めて、お金をその街に落としてもらおうという戦略である。経済効果が優先されるからこそ、行政の補助金も、そこに投入される。大道芸ワールドカップin静岡は、もう少し幅の広い意味での活性化を目指しているが、フランスのフェスティバルの目的は、また違ったところにある。この目的では、日本の場合、なかなかそこに行政の予算が割かれないのが現場である。ここオーリヤックは何を目指し開催を続けてきているのだろうか?また、その仕組みは?大道芸ワールドカップのPRもかねながら、ディレクターのジャンマリーソンジー氏に取材をしてみた。



~まず、フェスティバル開催の目的は?~

オーリヤック市の活性化を目指して開催したわけではなく、私たちはストリートシアターの重要性を感じ、その振興、活性化を目指した。つまりパフォーミングアーティスト達の解放区を作りたかった。

~なぜオーリヤックで?~

私たちが理想としたフェスティバルにふさわしい市を幾つかピックアップし、実際にプレゼンテーションを行った。結果、オーリヤック市だけが私たちの提案を受け入れてくれたというわけ。

~なるほど、採用したオーリヤック市は勇気がありますね。~

なぜだい?

~だって、街中で深夜すぎまで音楽はがんがん鳴っているし、花火はドンドンあがる。ヒッピーのような若者も多いし。~

ほとんどの人は、パフォーマンスを、フェスティバルを楽しもうとしているからね。もちろん、この時期はオーリヤックから逃げ出して他でバカンスをとる人もいるけどね。

~日本だと9時過ぎになれば苦情がくる~

嘘だろ、夜9時からが本番スタートだよ(笑)

~スポンサー企業の名前が、あまり見あたりませんけど。~

企業の直接的スポンサー料は全体予算の約2%にすぎない。

~それ以外の収入源は?~

予算は約1億3000万円、国と県、市がスポンサードしてくれる。日本の経済システムと違って、行政の文化芸術予算が比較的多めにとってある。つまり、企業は利益を出し、税金を払い、それが結果的には文化芸術振興支援に回ってくる、という仕組みだ。

~日本とは、かなり違いますね。ここにいるスタッフのうち、ボランティアスタッフは?~

ほとんどいないね。みんなギャラが支払われている。シゴトだよ、これは。静岡の場合は違うのかい?

~プロデューサーの僕も含めて、企画から運営まで、全てがボランティアスタッフ。毎年登録で700名います。~

信じられない、クレイジーだ!大体、700名ものスタッフをどうやって動かすんだい?それに、企画するには一年中動かなくてはならない。だからこそ、僕たちはシゴトとしてやっている。勿論、ストリートシアターは好きだけどね。

~ところで、4日間でどの位の人が来るんですか?~

12万人位かな。

~参加アーティスト数は?~

2500、そのうち、17組をオフィシャルプログラムとして、ギャラなどを支払い招聘している。

~2500、それは又凄い数ですね。今後は、どのように発展、進化させていく予定ですか?~

あまり変化させることは、考えていない。今のやり方で上手くいっていると思うし、変えることで助成金も変わってしまう可能性がある。このラインで、質を高め、新しいアーティストを発見していくことが大切だと思っている。

~どうも、ありがとうございます。機械があったら静岡にもお越しください。~

メルシー


後略。


別にこの文章を転載させたからといって日本がどうのこうの言うつもりは毛頭ない。単なる文化の違いにすぎないし、上記の現状から日本は遅れているとかそういった議論をしたいのではなく、文化を比較することで、可能性を示したかった。


まだまだこれからである。