予定を3ヶ月以上オーバーしたが、本日ようやく8年半検診。
通っていた大学病院がなくなってしまったので、今回から板橋区の病院に変わることになった。
変わったと言っても、こちらの病院には今、大学病院時代からお世話になっている教授先生がおられる。
まだまだ現役で診ていただけるとはありがたいこと。
昔は事あるごとに突っかかったものだが、あれからもうじき9年が経つ。
私の性格も少し丸くなったか。
診察室に入った途端に"どこ行ってきたの?"と直球で聞かれてしまったので、"どこって、ぐるっと全部、世界一周です"と正直に申告した。
前のオペの後、しばらくは勝手にふらふら旅に出ないようにと言われていたが、さすがにそれももう時効だろう。
こちとら更にタフになったので、教授先生の苦笑いに耐えられるくらい余裕である。
検査は肺と大腿骨のレントゲンのみ。
どちらも異常なしとのこと。
痛みがあったり、痺れがあったり、浮腫みが酷くなったりと、旅中ヒヤヒヤさせられっぱなしだったが、結果オーライでホッとした。
左足の浮腫みについてはあまりいい顔をされなかった。
酷くなるようなら次の診察を待たず予約をとるようにとのこと。
"もうじき9年ですね"と私よりよく覚えておられる先生、これは今こそあの質問をすべき時と悟り、意を決して訪ねてみたわけだ。
"10年経ったらガン患者引退ってことでいいんですよね?"
質問が終わる前に飛んできた"ダメです!"は、なんだか数年前の5年目検診の日を彷彿とさせる斬れ味で、今度はこちらが苦笑する羽目になった。
最近は10年を過ぎてからの再発も良くあるからダメ、と要約するとまあそんな感じだった。
"最低15年かな~"と言いながら首をかしげる様から、「マジかよこのセンセ、15年経っても完治宣言出す気がないらしいぞ…」という空気は読めた。
まあどうせ一度棒に振った人生だ。
今更取り戻すつもりもさらさらないし、次の旅の事でも考えながら、気楽に完治を待とうと思う。
さて、一応は8年半検診の合格をもらったので、少し国内旅行に出ようと思う。
いい加減さっさと働けというツッコミも各所からあるようだが、もうしばし目をつむっていただけたらありがたい。
雨の新宿、夜行バスは今出発したばかり。
ここから一路、岡山県の倉敷を目指す。
夜通し走る高速バスの旅はもう慣れたもの。
これは世界一周という馬鹿げた私の夢を応援し支えてくれた、大事な大事な戦友に、ただいまを言いにいく旅。
旅の結末はまた後日。乞うご期待。
がん患者ですが、世界一周してきました。
総日数440日+時差1日、日本を発って441目の今日、無事成田に到着しました。
ご心配いただいた皆様、本当ごめんなさい。
保険証が復活し次第、すぐ検査にいきますので。
こんなに長いこと肺のレントゲンを撮らなかったことはないので、本人も相当ヒヤヒヤしております。
たくさんの応援、ほんとうにありがとうございました。
夢を叶えることができたのも、支えてくださったみなさんのおかげです。
ということで、本日からまたブログを再開します。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
