病理の結果、廊下でさらりとガン宣告?! | エトランゼ-別館-

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元がん患者。
主婦、時々、旅人。

リハビリに行こうとしたら主治医の先生が来たので、CPMの件頼み込んでみた。
まだ終わりにはできないが、時間を減らしてくれるとのこと。

「そのかわり、角度120°Maxね」とさらっと難題を出された。
いつも主治医のほうが一枚上手だ。

 

ついでになかなか聞けなかった病理の結果を聞いてみた。
どうやら結果はずっと前に出ていたそうだが、私の耳には入らなかっただけのよう。

「あれ、言ってなかったっけ?」という反応だった。おいおい。

 

広範囲切除で取り除いた大腿骨からはやはり軟骨肉腫細胞が見つかったらしい。

ただ、周りの筋肉にまで広がった形跡がないため、どうやら転移前の大人しい状態だったみたいだ。

 

『実はやっぱりガンじゃありませんでした』というオチになるんじゃないかと思っていた。

いや、本気で思っていたわけじゃないけれど、なんとなくそうだったらいいなと淡く期待していた。

が、残念ながらやっぱりガンだった。

 

がっくりきたが、廊下で(しかもトイレの真ん前で)の立ち話の最中に泣き出すのもどうかと思ってぐっとこらえる

タフになったなと思う。

人目を気にする余裕が出てきただけか。

精神的にきついのはまだ変わらない。

 

 

明日から整形のS先生が別の病院勤務となる。

OPE後に遅くまで残って様子を見に来てくれたり、食事が取れないことを心配してくれたり、いい先生だった。

親切なのでおばあちゃん方にも人気が高く、「下っ端の先生」の愛称で親しまれていた。

 

最後はリハビリ病棟の整形患者たちみんなの拍手でお見送り。

いまでも十分素敵な先生だけど、もっともっといい先生になって、

またここに戻ってきてくれたらとても嬉しい。