抜糸、先生の日頃の恨みを感じる | エトランゼ-別館-

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元がん患者。
主婦、時々、旅人。

ついに抜糸の日が来た。
3週間以上経って、いい加減抜糸しないでいいのかしらとずっと心配していたのだが、やはりかなり大きい傷口ゆえ、慎重に経過観察が必要だったらしい。

 

時間が経てば経つほど抜糸は痛いよ~、と看護師さんたちにさんざん脅されていたので、一番抜糸のうまい先生にお願いしようと思っていたのだが、結局主治医のK先生がやることになってしまった。

 

これがまた、痛いなんてもんじゃなかった。
最近消毒でも泣かなくなって、ちょっとタフになったわと思っていたんだが、今回はあまりの痛みに涙がこぼれた。

 

しかも半抜糸の予定が結局全抜糸だし。
もう、先生なんか私に恨みでもあるんですか状態。
いや、たしかに問題児だけどさ。

 

ホッチキスにしといてくれればまだよかったのに、今回はばっちりしっかり全部糸縫いだったためほんとに悲劇だった。
ああ、やっぱり手術なんかやるもんじゃない。

 

 

今日から理学療法室での本格的なリハビリが始まった。
担当になってくださったのは同郷出身のI先生。
若い女性の先生で話しやすい。

 

左足があまりに曲がらないので、頭を抱えていらっしゃった。

 

I先生「整形の先生はまた歩けるようになるってホントに言ったの?」
「あ、はい。OPE前の説明では…」
I先生「ん~。そっか…」

 

と、初っ端から行き先不安な感じ。

 

まあやれるだけのことはやってみようと思う。
ここまできたんだからダメもとだ。

 

 

明日は3週間ぶりのシャワー。

リハビリ病棟の大きなシャワー室を貸してもらえることになっている。
しかし3週間もシャワーなしだなんて、入院前は考えられなかった。
今ならもうどんな苛酷な環境でも生き抜ける気がする。