百人一首「筑波嶺の~」意味解釈 | テキトーに何か言ってるブログ

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甘っちょろい戯言です^^

筑波嶺の 峰より落つる みなの川

恋ぞ積もりて 淵となりぬる

(陽成院)

 

 

(現代語訳)(角川ソフィア文庫:谷知子編:百人一首より)

筑波山の峰から流れ落ちる水無川の水が積もり積もって深い淵となるように、あなたを恋いそめた心が積もり積もって深い淵となったようです。

 

 

(感想)

みなの川を水無の川とするみたい。

筑波山のような高嶺の頂上から水は落ちて来なかった。

しかし恋をして積もり積もって水が深い淵となったと訳してみる。

始めは高嶺な存在で可能性は薄かった。

しかし恋心が積もって無くてはならない存在になったと解釈してみる。

でも陽成院だから高嶺ではないかな・・・現代的過ぎるし。

陽成院とその妃・温子内親王(宇多天皇の妹)の関係を見れば、政略結婚である。

やはり始めはそんなに意識する相手では無かったが、いつのまにか夢中になってたと解釈したい。

宇多天皇方から舞い込んで来た縁談=政略結婚は、筑波嶺の峰より落つるで表し、冷めた恋が水無の川。

だけど次第に恋が積もりに積もって水無川が水で潤って、淵となった。

つまり深い愛情が生まれたという意味で行きます!

 

 

(お知らせ)

これまで「英語で読む百人一首」だったが英文訳すのが時間がかかり、手をつけるのがおっくうになったため英文省きました。自分なりの和訳も拙いし・・・

で和歌の解釈に務めるが、角川ソフィア文庫:谷知子編:「百人一首」の訳を参考にしますが、自分なりの解釈をするあまのじゃくっぷりを発揮します。

時には同意するけど、意地でも違う解釈を見つけるつもりです。

あまのじゃくですから!