朝日新書:永濱利廣著:「新型インフレ」2章まで読みました。
1章は「賃金と物価」のことが書かれていた。
これはコストプッシュインフレとか中小企業の賃上げ難を結構勉強してたからサクサク読んだ。
2章「デフレのトラウマ」
ここで引っかかる・・・
失業率が低いとインフレ率は上がる。
失業率が高いとインフレ率は下がる。
んーバブル崩壊から就職氷河期になって失業率が高くなってデフレになって、アベノミクスで非正規でも何でもいいので完全雇用に近くなってインフレ(コストプッシュ型)になってる。
そして1973年世代が最大の人口ボリューム世代。
その周辺世代=団塊Jr.世代がまず就職難になった。
大企業60万人新卒雇用してたのが、バブル崩壊の煽りで20万人に絞られた。
40万人の就職難民が発生する。
その5年後の自分は当然人口に対しても前の世代の詰まりもあって間口が狭かったと言うわけか・・・
それで新卒で派遣社員。
振る舞い方が分からず病む・・・
ここまではだいたい整理がついている。
引っかかったのは、老齢無職世帯の2023年における平均貯蓄額は2500万円。
自分らが就職氷河期になったのは団塊の世代の雇用を守るためだと思ってたが、老後も謳歌してるなあとルサンチマンめいたものが・・・
ちなみにChat-GPTで中央値を調べたら、おおよそ1600万円。(2023年)
65歳以上の二人以上世帯の貯蓄額中央値は約1107万円(2023年)
これはそんなもんかと納得。
老齢無職世帯で貯蓄2500万円を超える世帯は34.1%。
貯蓄額300万円未満の世帯が15.1%。(ともに2023年)
持ってる世帯が1/3あり、普通に社会保障を享受している。
社会は不公平にできているなあと感じた。
1200万人、1300万人は働かずにイージーな暮らしをしている計算。
しかもデフレマインドを持っている。
3章「新型インフレの正体」を読まずに先走った
ざっくり読んだら、ロシアウクライナ戦争でコストプッシュインフレになり、さらに老後や子育てなどの不安で下の世代がお金を貯め込む傾向にあるようだ。
個人消費は鈍化したままで、ディマンドプルインフレ(需要拡大型インフレ)にならない。
ディマンドプルインフレならば賃金も上げやすい。物が売れるから。
解決策を知りたくて、最後の方少し読んだが、これは読了するまで保留しておこうと思う。
ちょっとイライラして書き込んだ文章なので、冷静になれと思われるかも。。。