「博士ちゃん」葛飾北斎完全版面を見ました。
ほとんど再放送でも、美術館2周目みたいであらたな発見もありました。
まずライデン博物館のシーボルトが北斎に描かせて持ち帰ったと思われる絵。
紙質が違うと光沢の出方も違って、西洋風にも思えた。
マティさんの家では、版画の技法を教えてもらいました。
宗理期の川の狂歌絵本に「玉川亭友呼」って書いてあったが現代の人だった。
多分、博士ちゃん見て名付けた人かなと思った。
大英博物館では、「流離王雷死」はまるで漫画のようだった。
漫画の神様・手塚治虫も見ていたんじゃないかと思わせる。
林忠正のことも触れられていました。
林忠正は北斎の絵をたくさん海外に売りさばいたが、贋作も多い中、林忠正の捺印は本物の証明となっていた。
そして、林忠正が海外に売りさばいたから、アジア・太平洋戦争の大空襲で焼けずに済んだかもしれない。
オークション会社「サザビーズ」では「常州牛堀」が出て来た。
美しい青が特徴的!(櫻坂46の的野美青ではありません)
ベロ藍が紹介された。1700頃ベルリンから輸入された青の顔料。
それまでは本藍が使われていたが水や湿気に弱いからすぐに褪せちゃうのかな??
3枚目に出て来た「神奈川沖浪裏」の後摺りでした。
もうだいぶ後の方で多分版木も磨り減ってるから、摺師が機転を利かせて黄色の濃淡と影になる部分を変えたのかも。
絵を描くこととプロデュースは葛飾北斎でも、彫り師がいて摺師がいるから、バンドみたいですね^^
北斎は細かく指示を出してたみたいだけど、後摺りだからもう任せたのかな??
自分は北斎のことあまり知らないけど、北斎漫画は好きだった!
あの人間の味わい深い動きのあるような絵は良き^^
でもなんだかんだ晩年の絵「赤壁の曹操図」と「富士越龍図」は迫力ある!
「肉筆画帖」も面白い!
1849年90歳まで生きた葛飾北斎。
あっぱれ!