名古屋大学出版会:中西聡編:「日本経済の歴史」を読み始めました。
古代日本の衣服は麻。
麻は植物からできる。
Wikipedeiaでは、麻は狭義で広義では苧麻(からむし)らしい。
戦国時代の越後の特産品・青苧(あおそ)は苧麻の高級品らしい。
この麻が中国・朝鮮の貿易で輸出品となった。
平安期になると養蚕が始まり、絹綿(きぬわた)が作られるようになる。
まだ綿花からできる木綿はできてないみたい。
絹綿と砂糖・陶磁器と交換されたが、絹綿の粗悪化が起こったらしい。
宋との貿易だから、もう平安後期かな??
絹綿の代わりに陸奥国の砂金が用意されたみたい。
え、砂金?東北地方治めてたの??って疑問が湧いた。
Wikipediaで調べたが、安倍氏が治めてたらしい。
陸奥国と言っても、今の津軽でなく、今の岩手県南西部だったみたい。
平泉があるところで合点。
その安倍氏が朝廷に対して謀反を起こし源頼義・義家が争ったのが前九年の役。
出羽国を治めてた清原氏の内紛に源義家が介入したのが後三年の役。
清原氏は滅亡するが、源義家が味方した清原清衡は藤原姓を名乗り藤原清衡に。
奥州藤原氏の誕生です。
奥州藤原氏は砂金の出る陸奥国も治める(源義家は私戦とされ解任された)が、朝廷に協力的で、朝廷の送る国司をことごとく歓迎した。
だから朝廷の介入をほとんど受けなかったらしい。
後三年の役で藤原清衡に味方した源義家の子孫が源頼朝・義経兄弟で、藤原秀衡はその縁で義経を庇護したと思われる。
前九年の役はもしかしたら砂金戦争だったのかも。
いや、、、900年代で砂金産出量減少って書いてある。
前九年の役が1051年だから、朝廷は砂金をもう求めず、全部懐に入る代物だったのかな??
900年代の輸出品は硫黄と木材らしい。
1000年代は西国中心にいろんな特産物が作られ、さらに荘園もいろいろ制度ができ始めた。
この辺の租庸調から荘園と中央政権の影響力はよく勉強しないとさっぱり分からん・・・
中央の影響力が地方に届かなくなって、地方豪族が台頭したのかな??
それで源平合戦へと展開されるのかな??
平安期の経済、もうちょっとページ数あるので理解深めてみる。