不謹慎だが、被災地を戦場と考えると、自衛隊をどのように被災地に送れば良いのか、どのように補給すべきか考えた。
これが思いのほか難しい。
・今回のケースは陸路がほとんど寸断してる。
・海路も港が隆起して使用不能。
・空からヘリが降りられるスペースの確保が難しい。
・空から燃料(ガソリン・灯油等)を運べない。(法律によって)
能登半島が三方海に囲まれているが、大型船が係留できない状態。
南からの陸路は土砂崩れ等により、100km以上離れた所から少ないルートで輸送。
空から燃料が運べないので、被災地の燃料が枯渇する。
など難しい状況。
自衛隊員は被災地に届く支援物資届けるが、行って帰っての燃料と食事・トイレも被災地の資源を使わないようにする。
となると、近い補給基地が欲しい。
輸送艦「おおすみ」がホバークラフトとヘリを搭載できたので、重機とトラックをホバークラフトで投入し、被災地の開拓が進んだ。
海から陸へ続く橋が架けられれば、手っ取り早く重機やトラックやタンクローリーを運び込むことができた。
でも荒波の中どう橋を架ければ良いか想像がつかない。
トラス構造の橋をどんどん繋いで海中はおもり・・・多分波に揺られて車が走行できない・・・
ヘリで支援物資や人を運ぶことができるが、燃料や重機を輸送できない。
南の陸路の開拓は??
七尾市以北の穴水町、能登町、輪島市、珠洲市が孤立状態になった。
道路が寸断されたため。
七尾市も被災地だが半島の付け根に近いので、支援物資が届くのは早かった。
七尾市の電気の復旧を早めて、水道の復旧は時間がかかるかもだが、一大拠点にする。
タンクローリーを集結させて、重機部隊を投入する。
道路を復旧させていく。
多分、現況輪島市や珠洲市まで通れる道がほぼ固まってきたから、道路の復旧はずっとやってたと思われる。そうすれば待望の燃料が陸路で運べる。
水も貯水する池にバンバン入れて、浄水して飲んだり、トイレの水に使ったり。
バキュームカーもは入れれば、トイレの質も上がる。
冬だから水冷式冷蔵庫も使えるかもしれない。
貨物船が係留できる港があっても、液状化や津波や地形変動で損傷してしまう・・・
悔しいが72時間以内に大規模な捜索活動するのは、現時点では難しいのかも。
被災者も長時間、情報を得る手段が無いかもしれない。
停電や電波基地の破損等で。
発電機を持ち込んでも燃料が無い。
停電ならバッテリーに充電もできない。
電波が来なければ情報も得られない。
これも兵站で徐々に解消すべき項目。
後は持病を持ってれば、薬の確保も必要。
電子カルテに記載されてれば、身分証明だけでいつも飲んでる薬の種類が追えれば良いですね。
薬の補給も重要。
考えれば考えるほど難しいミッションだなと思った。