「必死さを見せろ!」サッカー日本代表によく使われる言葉です。
同時期にやってるパリ・サンジェルマンの選手に同じ事は多分言わない。
「ネイマール、必死にやれ!」
聞かないよね^^
パリ・サンジェルマンは興行で来てるけど、ほぼ遊びみたいなものですからね。
本気でやったら、Jリーグファンが泣くかも・・・
7点、8点は取られるから。
以前、フロンターレ(?)がドルトムントのゲーゲンプレスに自陣から出られず大敗したことがあった。
最後の方はドルトムントから丸岡選手が出てきて、日本人は香川選手だけじゃないの?って驚きもあったが、むなしさがあった。
多分、E-1出てる選手は「必死にやってる」が、海外サッカーファンは「強い者が正義」だから、日本人育成に興味が無い。
多分、海外のトップチームの戦術をそのままやらせても、うまくいかないことも知っている。
もう日本代表が世界で勝つことは諦められてるかもしれない。
その原因は「ドリブル凄い」だと思うけど。
スペインのティキ・タカに憧れた日本はいつしかゴールに向かわないと言われ始めた。
その後カットインからのシュートがもてはやされ、「パスよりドリブル」になっていったんじゃないかと。
そして現状キック精度がないので、クロスも合わず、セットプレーのキッカーもいない。
縦パスもずれるかトラップミスが多くなる。
南野選手がゴールを決められるのは、トラップが巧いからだと思う。
普通に止めずに相手のプレスをかわしたところにボールを置く。
ティキ・タカが忌避されたのはスペイン代表にメッシ選手がいないことも一因。
結局ドリブルだろ!ってなって「○○のメッシ」が量産された。
でもグアルディオラ監督がバイエルン・ミュンヘンで結果を出し、ドイツ代表も可変システムを用いるとそれがトレンドになるが、日本代表はできない。
ドイツ代表はクリンスマン監督とレーブ監督が10年かけて育てたチームだとか。
時系列めちゃくちゃになって来たが、一時のトレンドを追い求めて結局できないじゃんってなる。
それは自分も求めてしまったのは反省でもある。
Japan's Wayが何なのか分からないが、それも問題だと思う。
長い期間かけてひとつの強みを育てていく必要があると思う。
でも日本化って具体的にどういうこと?ってなる。
日本人監督だから日本化?って思ってしまう。
代表人気が陰りを見せ始めたのは、何したいか分からないからだと思う。
アニメ「アオアシ」で首を振れと言っても、なぜ首を振るのか?
視野を広げて何を見るのか?
相手の重心?体の向き?自分との距離?味方がどこに向かってるか?味方の目線?キーパーの位置?オフサイドライン?
パスコースだけではないと思う。
一つ先の展開を瞬時に見えれば、キラーパスが生まれると思う。
相手の体の向きと逆の方向に緩いパスが出るが、重心はそっちじゃないから走り込んだ味方に通ってしまう。
スピードがある相手にはこれでやっと互角だけど・・・
実は「必死さを見せろ!」は精神論だから、古き良きニッポンって感じ。
「海外選手を本気にさせろ!」ってのも結局「本気じゃ無くても勝てるのね」って理屈。
日本に必要なのは、風間八宏監督みたいな教育の言語化だと思う。
代表監督が教育しろじゃなく、それぞれの監督が求めるものはこういうことっていう。
気持ちを見せろじゃなく、その能力が欲しいって。
学生がどうすれば巧くなるかは、「気持ちを出す」でも「練習すればうまくなる」も違うと思う。
少し具体的な像が必要な気がする。
風間監督は「止めて蹴る」を伝えていたが、実際ただトラップして蹴るではなかった。
後に中村憲剛選手が話したのは、視野をできる限り確保してできればボールを見ずに止めて蹴る。周りの状況によっては止めずに蹴る。
そういう監督の求める事を掘り下げるのは記者の仕事だと思う。
(最近のサッカー記事はネットの声ばかり。仕事してる??)
そして監督が理想を話せば、チームの方針ならば、そこのクラブを目指すために「練習」する。
いわゆる目標ができ、手段(練習メニュー)を考える。
練習に必死に取り組めば実戦は気合いが入る。
シュートも相手の股下を通せば入る確率は上がるが、股下を見てれば相手も気づく。
目線やタイミングやボールの持ち方などどれが重要なのか示してくれれば、股下通す練習もできる。
日本代表に足りないのは、「気持ち」じゃなくて「実践的な技術」だと思う。
「実践的な技術」が備われば、「海外トップチームの戦術」もできるようになると思う。
サッカーを本気で見てない自分だから言えるかもしれないけど、「必死でやってるけど技術がないんだ!」だと思う。(優しさのかけらもない・・・)(素人の精神論)