どうやら太平洋戦争開戦のきっかけは日露戦争にあるみたい。
読みかけだった祥伝社:孫崎享著:「日米開戦の正体」を読みました。
日露戦争での莫大な軍費。
国家予算の8倍の軍費。
これで、国債を海外に発行したため利子30%の国債償還で国家予算の1/3。
ロシアの南下政策に備えて軍事費も国家予算の1/3。
これでは政情不安になる。
ポーツマス条約でアメリカ仲介した内容が、日本は南満州鉄道の権益と遼東半島の権益を得るとしてたが、日本は満州の権益を得るとしてた。
そして満州に軍を滞在させてるので、英米が抗議した。
日英同盟のイギリスが抗議したのでショッキングなできごと。
満州など平等に交易することが望まれた。
しかし日本は莫大な借金の返済や満州鉄道など莫大な投資をしてる。
満州が欲しい。
ここに英米と日本に亀裂が入った。
伊藤博文は満州鉄道を英米に守らせれば、ロシアの盾になると想定してたみたいだけど、現地の人に暗殺されちゃった・・・
もう一つ世界恐慌からの1930~1931年の昭和恐慌。
ここら辺の軍の動きが活発で、クーデターが起きまくってる。
1931年は柳条湖事件で中国と対立。
1932年5/15に五・一五事件で犬養首相が暗殺されてる。
軍に物言えなくなり、軍国主義の道を歩んでいく。
インドシナ侵攻とかハルノートとかよりもっと前に、日本は困窮で戦争やむなしになった。
経済的困窮が戦争に突っ走るトリガーなのかなって思った。