英雄たちの選択「鑑真来日の真相」 | テキトーに何か言ってるブログ

テキトーに何か言ってるブログ

甘っちょろい戯言です^^

英雄たちの選択「鑑真来日の真相」を見ました。

 

奈良時代、疫病(天然痘)などが蔓延し国が乱れ始めていた。

租庸調に加えて寺院建立の役目で、民衆は非常に苦しみを強いられた。

時の聖武天皇は権威が無い。=政治の説得力が無いに等しい。

理由は天皇家以外の血筋を母に持っていたから。(藤原氏)

聖武天皇は仏教の力で国を平らかにしようと思っていたが、正しい教えも出来る人もおらず、勝手に僧侶を名乗り集会を開くものまで出て来た。

そこで、唐の高僧:鑑真に正しい仏教を伝授してもらおうと、来日を求めた。

同時に聖武天皇が菩薩戒を授戒してもらい、権威をつけようと画策した。

しかし鑑真は10年もの歳月をかけ、目を失明まで来日した。

そして、日本で多くの弟子を育て、正しい仏教を広め、国分寺・国分尼寺にて地方まで仏教を広めた。

 

(自分の考察)

正直日本側の来日理由が狂ってるとしか思えなかった。

民衆が苦しんでいるのに、権力闘争か?と思えた。

寺院の建立の役目が苦役ならば、仏教は忌み嫌われると思う。

大仏殿建立なんて、民衆はさぞ涙目だっただろうにって・・・

大仏よりも租庸調を緩和してくれと思ったかも!

 

だけど鑑真がいざ来れば、仏教は慈しみの心が大事と説いたのか、人気があったとか。

弟子との問答を一般公開して、民衆にも仏教の心得が伝わったようだ。

内裏の中だけで政治をしてる天皇家よりも、良きと民衆は思ったかも。

荒波を越えて、言葉の壁を越えて、日本の民衆に良き姿を見せた鑑真こそ、信頼を得るに足りる人だなと思った。

ただ為政者にとっては都合が悪い面もあるので、宗教と政治の関係は禍根を残す歴史があるのかなと思う。