この記事はコメント欄を閉じて書こうと思います。
癌患者さんは自分も含めて本当に大勢の方がいて、きっとそれぞれにいろんな価値観や考え方があって
環境も違えば
ステージも違って、
標準治療で効果のある人もいれば
そうでない人もいたり
今の治療の後にもまだいくつか手のある人もいれば、
もう他に出来る標準治療がない人もいて。
抗がん剤治療を続けるよりも
生活の質を大事にしよう、と思う人もいれば
最後の最後まで、抗がん剤治療を頑張ろうと思う人、
代替治療を選択する人もいる。
果たしてそこに良い、悪いはあるのだろうか。
どの選択が良くて、どの選択が良くないというのはあるのだろうか。
運命だと思い受け入れることがてきるのと、受け入れることができないことに
良い、悪いはあるのかな、
私は無いと思っています。
というより、
そんなジャッジをする権利は、他人である自分には無いよなぁと思っているんです。
そもそも、土俵が違うのではないか。
土俵が違うのに、違う土俵にいる人たちの間で争うことは
なんだかおかしいよなぁと感じています。
私自身は標準治療の抗がん剤治療や放射線治療で命を助けてもらいました。
でも、ガイドラインには載っていない治療でもあります。
その後は自分自身に対する自分の責任で判断、選択して
免疫治療や低容量抗がん剤の点滴をしながらの温熱療法を今も続けています。
がん診療拠点病院の主治医の了解も得ています。
もちろん、自分が受けているからといってその治療が他の方にも効果があるかと言えば
抗がん剤と同じで、絶対あるとは言えません。
ただ、クリニックであっても
金儲けなんて度外視で、私たち患者と一緒に癌と向き合ってくださっている医療機関はあるので
十把一絡げのようなインチキとかイカサマとかの言葉をあちこちで見たり聞いたりすると
やはり心が痛みます。
きっと、同じように感じている癌患者さんは
たくさんいるのではないかなぁとも思います。
自分の人生、自分の命について
他人は責任を持つことは出来ません。
どの土俵、どのテーブルに乗るのか
それは、その人その人が
自分の人生、自分の命のこととして
自分で(または近しい人たちが)決めることのように思います。
悪いのは
いい加減な姿勢で癌治療と称したことをやっている人たちであり
その見分けをどうするのかが問題なのではないかなぁ、
ここに書いたことは、自分が最近思うようになったことなので、
もちろん合ってるとか間違ってるとかという内容ではありませんが、
「私はこんなことを思っている、感じている癌患者のひとりです」
ということをお伝えしておいた方が良いかもしれないなぁ、と思って書きました。