*ちょうど3年前、2014年12月〜翌年2月まで入院治療していた時のことを、思い出しながら書いています。
膀胱がん遠隔リンパ節転移 T1N3M1
ステージ4
だけど
今は寛解しています〜



最近は退院後のことを書いてましたが
入院していた頃のことを今日もまた少し。
いつもは病棟の一番奥の4人部屋なのですが
一時退院(帰宅じゃなくて)から戻ると
お部屋が変更になっていたことがありました。
泌尿器科は男性患者さんが圧倒的に多くて
女性患者さんがTUR-BTという手術で短期入院されたりすると、その度に部屋わりに苦労するとのことでした



陽が当たる2人部屋。
いつもは同室の彼女たちとは離れちゃったけど
明るいし、案外良いよね

...
と少し喜んだりもしていたのですが。
ん?
隣から
ずーっと
ボソボソ声がする...?
そのうち静かになるだろう〜
と気に留めないようにしていたけど
10分経っても
15分経っても
30分経っても
1時間経っても...
...⁇?
いつまで経っても
終わらないょ〜



どうやらお隣の方が
ずっと独り言をつぶやいている様子。
そしてその独り言は、
その方が居眠りされるとき以外は
翌日もずーっと続いていて...
抗がん剤と放射線の副作用で
相当なダメージを受けていたことから
日中は少しでも静かにゆっくり休みたいな

と心から願っていたこともあり、
その方は高齢の方だったのですが
看護師さんの問いかけにもしっかりお応えされていたし、とても穏やかで丁寧な方だったので
どうしたものか...と悩んだ末に
思い切って
「すみませんが、体調が思わしくないので、独り言を少しだけ控えていただけませんか」
と、なるべく低姿勢でお願いしたところ
私は何も話していない。
さっきから、あなたの方がずっと何か喋ってる。
あなた、少し(頭が)おかしいのでは?
と言われてしまいました

⁇⁇⁇⁇

えーと

私、何も喋ってないし?
ていうか、
吐き気と痛みを堪えるので精一杯で
ひたすら黙ってじーっとするしか出来ないし⁇



...
一瞬、頭が混乱してしまいましたが
後で看護師さんに尋ねたら
その方は認知症があるとのことで
「マイコさん、ごめんね、堪えてね〜〜
」

と手を合わせて言われました。
あぁ、そういうことかー
私の頭がおかしくなったわけじゃなかった、
よかった...

ということで
初発の入院の時に弟にお見舞いで貰っていた
耳栓があったのを思い出し
耳の穴に詰め込んだのでした。
弟〜〜
助かったょ、
ありがとう〜〜
