*ちょうど3年前、2015年3月〜2017年4月までの、外来抗がん剤治療していた時のことを、思い出しながら書いています。
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
膀胱がん遠隔リンパ節転移 T1N3M1
ステージ4
だけど
今は寛解しています〜



2015年(平成27年)4月23日から
ゲムシタビン(ジェムザール)単体での抗がん剤維持療法がスタート。
この日から2年間、2週間に一度のペースで
通院治療センターに通うことになりました。

↓↓↓
朝9時30分頃に病院に到着。
自動外来受付機に診察券を通してから、受診票を持って血液検査を受けます。 

そのとき必ず「どちらの腕に抗がん剤の点滴をしますか?」と尋ねられるのですが、
腕の良い看護師さんだと
「こっちの腕の方が点滴の針を刺しやすいと思うから、血液検査は反対の腕にしましょうか
」

と言ってくれたりします。
あ、そうそう
抗がん剤治療のために通院している患者さんには
「通院治療センターに通ってる患者です」
ということが分かるカードを渡されます。
そのカードを持って血液検査へ行くと、
優先的に検査を受けることが出来ます。
血液検査の結果次第では抗がん剤治療を延期することになるので
その判断を早い時間に行うために、そういうことになっているようでした。
その後、婦人科の待合にある血圧計で血圧を測って、結果の紙と受診票を泌尿器科の受付へ。
問診票を渡されるので、廊下の端の長椅子に座って記入します。
身長、体重、体温、
痺れているところはないかとか、味覚障害はないかとか、体調の変化についていろいろ...
半年くらい経った頃から、手足の関節痛(指の関節も)や右腕の痺れを感じるようになってからは
診察前に看護師さんがパルスオキシメーターで血中酸素濃度を測ってくれるようになりました。
そして10時30分くらいにK先生の診察室へ呼ばれて、問診を受けます。
自覚症状に変化はないかとか尋ねられた後に
「では今日も頑張りましょう
」

といつものおまじない握手をしてもらい
3階にある通院治療センターへ。
大きな窓に面して、リクライニングチェアーが並んでいて、
ひとつひとつのチェアーの間はカーテンと背の低い壁で仕切られています。
目の前の窓の向こう側には
小学校の校庭があって
天気の良い日は、小学校の屋根の上に広がる青空を
飛行機がゆっくり飛んで行くのが見えたりします。
デカドロンというステロイドを制吐剤としてまずは30分点滴してから、ゲムシタビンを1時間30分で落としていきます。その後、生理食塩水を15分。
血管痛対策のためのホットパックも忘れずに

オルゴールの優しい音が聴こえる
看護師さんたちもフレンドリーで楽しい人たちばかりの、穏やかで明るい空間
なので

抗がん剤治療しに来ているのを忘れるくらいに
のんびりまったり出来るのです

最後に生理食塩水を15分ほど流し、約2時間ほどの維持療法が終わります。
もう1度、泌尿器科の受付へ行って
治療が終わったことを報告。
その後、自動会計機で精算して終了。
帰りにコメダに寄って
ひとりランチ
するのが


通院日のいつものパターン

***
気持ち的には
最初の半年くらいはまだまだ落ちていて
仕事も家事も頑張るけど
気が緩むと、
これからの自分は
どうなっていくのかな、
と思っては、哀しい気持ちが心の中いっぱいに
広がっていきました。
膀胱がんの遠隔転移あり。
5年生存率をネットで見てみると
15〜20パーセント前後。
今は
そのことを気にしていても仕方ないょね、
わからない先のことでくよくよするより
今を感謝して、良い人生を送りたいな

って思えるけど、
その頃は
怖いと感じる気持ちを心の奥に押し込めて、見ないように、触らないようにしてみるけど、
押し込めてフタをしたはずの隙間から
不安が溢れてくるような、
そんな感じでした。
K先生に
「元気出してくださいね」
と言ってもらっていたなぁ〜
精神科のT先生にも
随分助けてもらいました。
夫にも
桜を見に連れ出してもらったり
していたんだったな、



友だちのAさんは
私に似てるからと言って、
「くまのプーさん」のぬいぐるみを
日向ぼっこさせたりしてくれました

効果あったょ〜〜 ありがとう

他にもたくさん。
周囲の人たちの優しさが
身に染みた日々でもありました
