ウィッグを買う① | 前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

前向いて行こう〜 膀胱がん 再発転移ステージ4 サバイバー日記

2013年11月8日に 膀胱がん 粘膜下層浸潤T1G3発覚。約1年後の2014年12月にリンパ節転移。遠隔転移ありのステージ4になっちゃったけど、同時化学放射線治療で奇跡的に寛解継続中!


*ちょうど3年前、2014年12月〜翌年2月まで入院治療していた時のことを、思い出しながら書いています。

膀胱がん遠隔リンパ節転移  T1N3M1
ステージ4

だけど
今は寛解しています〜




***


みぞおちと背中の激痛もなくなり
精神科で処方してもらったお薬で
夜、眠れるようになったものの、

歩いてトイレに行くのがやっとくらいの体力になってしまい
相変わらず吐き気でご飯が食べられず


そんな中、
抜けていく髪の毛も多くなっていきました。


膀胱がん治療で使う
ゲムシタビン、シスプラチンという抗がん剤も
脱毛という副作用はあるものの、
乳がんの患者さんのように、髪の毛も眉毛もまつげもみんな抜けてしまう、
ということはなくて、

私の場合は
頭のてっぺん付近(ザビエルのハゲてる部分)が中途半端に抜けていく...
といった状況でした。


いっぺんに抜けることはないので
枕元やベッドの下は、常に抜けた髪の毛だらけあせる
毎日何度も拾ってはゴミ袋に捨てるのですが
数時間もすれば元の髪の毛だらけ...

それだけならまだ良かったのですが、
一時帰宅してお風呂に入って洗髪すると、
抜けた髪の毛が、まだ抜けてない髪の毛に絡まってしまい
ゆすごうと思ってもゆすげない笑い泣き

両耳の横に大量の髪の毛が絡まって
鏡を見たら
まるでサザエさんのようでした汗
(冗談でなくホントに!)



このこともほんとにショックであせる

洗髪するたびに

あぁ、
私はほんとに「がん患者」なんだなぁ...

とあらためて現実を突きつけられたような
気持ちになっていました。



その後、
自分では自分の髪の毛を何とも出来なくなってしまい、
退院したらすぐに職場復帰をしなくてはならなかったことから

長かった髪の毛をショートにして
ウィッグを被ることにしました。



乳がん患者さんの病棟にウィッグに詳しい看護師さんがいると聞いて
フラフラしながらその看護師さんに会いに行きました。

その看護師さんは
忙しそうだったのに親身になって私の話を聴いてくれて、ウィッグのことについてとても丁寧にいろいろ教えてくれました。


教えてもらった2社のうち、
スヴェンソンというウィッグの会社に
さっそく電話で問い合わせをしたところ

まずは来店してカウンセリングを受け
頭の形を計測してもらい
その後、出来上がったウィッグを好みのスタイルにカットしてもらう...

という流れになるとのことで
ウィッグが出来上がるまでに1ヶ月近くかかるとのこと。



えーと...

と、いうことは...

職場復帰するまでにウィッグが出来上がってないと、最悪、ザビエルで出勤しないといけなくなっちゃうんじゃない??

マジですか〜〜滝汗あせる




ほんとはまだ、20メートル歩くのもやっとの状態だったのですが
背に腹は変えられません笑い泣き

頑張って、名古屋市内にあるスヴェンソンさんへ
行くことにしたのでした。