*ちょうど3年前、2014年12月〜翌年2月まで入院治療していた時のことを、思い出しながら書いています。
膀胱がん遠隔リンパ節転移 T1N3M1
ステージ4
だけど
今は寛解しています〜
***
抗がん剤治療も、放射線治療も
土日はお休みなので、
白血球数が安定していれば
外泊許可をもらうことができました。
白血球数が安定しているといっても
抗がん剤治療と放射線治療で相当低くなってることは確かなので、
必ずマスクをしていることや、人混みの中には行かないことを約束させられます。
それでも、家に帰れることが嬉しくて〜

金曜日の朝の回診で、一時帰宅の許可をしてもらうと直ぐに
「今晩、迎えに来てね
」

と夫にメールしていました。
最初の頃は、体調がまぁまぁだったこともあり
帰宅すると、夫や息子のためにご飯を作ったり
洗濯したりと
いつも夫に負担をかけてしまっている分
少しでも何かやっておこう!と頑張っていました。
息子の成人式用のコートを夫や息子と一緒に買いに出かけたりもしました。
そのときはまだ体調も良くて、
自分が進行がんの入院患者なんだということが
なんだか不思議な気がしていました。
成人式が無事に終わって
再び抗がん剤治療が始まって
その頃から体調が坂道を転がるように悪くなっていきました。
一時帰宅しても、前みたいにご飯を作ることも出来ず

ただ、寝転がってるだけだったけど
夫も息子もいつもと変わらない態度でいてくれて
そのことにとても救われていました。
夫が作ってくれた雑炊が美味しくて
病院ではぜんぜん食べられなかったのに
一人前をペロリと食べられたことが嬉しくて
泣いたなぁ〜

その後もどんどん体調が悪くなり
帰宅しても数時間でとんぼ返り...
ということばかりになっていったのですが、
それでも家に帰りたい。
少しでも良いから帰りたい。
と思っていたのでした。