リーグとしての成熟の過程なのかもしれない | .WEリーグうおっちんぐ

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きちんと「サッカーらしいサッカー」をやってくれている女子サッカーの皆さんの試合を心から楽しむブログ。

WEリーグにハマってまだ2季を観戦し終えたばかりの私ですが。

各チームの選手たちに何かしらの思い入れをもってプレーを見てきたわけで。

そんななか、今回、初めてそんな彼女らの「移籍」や「退団」を追ってみて、正直、やはりプロの世界は厳しいんだなと、ここにきて強く実感しています。

それも、WEリーグというプロリーグが成熟していく過程でもあるのかなと思ったりします。

 

よりシビアな世界になっていくであろう国内プロリーグ。

そのうち、男子同様に降格、昇格というなでしこリーグの1部、2部で行われているルールも適用されてくれば、なおさら選手への評価、チームへの評価がシビアになっていくことでしょう。

そういう意味では、代表チームへ招集される基準も、A代表ともなると、外国人選手と戦い慣れている海外組が呼ばれる傾向も致し方ないものになって、海外移籍が更に加速しそうな印象を受けます。

本当ならWEリーグがもっと海外に認められて、外国人選手がもっともっと日本でプレーするようになれば、国内にいながらもある程度の経験を積めるようになっていくのではと思ったりします。

今更ながら神戸のスペイン人選手3人の退団は勿体なかったですね…。

 

昇格、降格についてはリーグとしての成長を見極めてからという前チェアマンの言葉でしたが。

このルールの導入こそがリーグの成長を促すような気がします。

ただ、なでしこリーグ1部のチームが完全プロ化の準備ができていないと、昇格となっても困るわけで。

ここ最近になって、なでしこリーグも観戦するようになりまして、スポンサーやグラウンドなどの環境も含めて準備ができているかは判断できかねますが。

選手の力と監督の指導力で優勝できたとしても、チームの完全プロ化はまた別な話な訳で…。

もしかするとそのあたりがネックになって、このルールは適用されていないのかもしれないなと。

 

現在、WEリーグ12チーム、なでしこ1部12チーム、2部12チームという状況。

チーム数としては十分な気がします。

この他に9つの地域リーグがあって、地域リーグからの昇格、なでしこ2部からの降格があって、この3層には昇降格ルールが存在しています。

おそらく選手はもちろんの事、サポータもより熱が入っている事でしょう。

 

昇降格ルールが無いから生ぬるいとか、外国人選手がいないから成長しないという事も無いのでしょうが、今回の各チームの移籍状況を見ていて、そろそろプロリーグとしてのギアチェンジの時期なのかなとも思ったりしました。

海外移籍だけが成長手段じゃなく、国内でも十分成長できるようなWEリーグになっていくと良いですね。