最近、やけにあの人のことを思い出す。
気づけば、あの人と離れてから、2年が経とうとしている。
あの人は、多分元気でやっている。
私も、元気で、人並みに暮らしている。
このまま普通に生活しながら、一生こんな気持ちを持っていくのかな。
煮え切らない、悲しくて、憎くて、愛しい気持ち。
あの人を思って毎日涙が出る訳じゃない。
毎日眠れなくて、食事も喉を通らない訳じゃない。
でも、消えないわだかまり。
あの人は、私のことを大切だとは思っていなかった。
好きでは居てくれたかもしれないけど、それは期限付きかつ条件付きで。
優しいことばも、行動も、全部いいとこの上澄みを掬っただけで。
ひとつもあの人は私に向き合っていなかった。
私もあの人に向き合っていなかった。
なにも現実も、お互いのことも考えていなかった。
我が儘で、刹那的で、不誠実な繋がり。
それなのに、どうしてこんなに悲しいんだろう。
どうして消えてくれないんだろう。
2年、まともに話していなくて、
顔を見たのすら、ほんの一瞬の存在なのに。
私が気にしなくたって、
あの人はうまくやっていて、
家族を大切にしていて、
あの頃のことなんか忘却の彼方で、
幸せにしている。
いい父親として、いい夫として。
わだかまりが解けないまま、二度と交わらない繋がり。
そうしたのは私。
下手に連絡をとれるような環境でいるよりは、
いっそぶった切ってしまえと。
それで良かった。
もし、あのままなら、まだ細々と関係が続いていたかもしれない。
誰のためにもならない関係。
終わりにするべきもので、今現実として終わっている。
これでいい、問題ない。
何も間違っていないし、消えないわだかまりは、ずっと私が背負うべきもの。