がんをきっかけに幸せになる*生き辛さから自由になる*ライフアートレッスン

がんをきっかけに幸せになる*生き辛さから自由になる*ライフアートレッスン

マインドフルネスとアートを使って自分への思いやりを育むセラピーをしています。
がん体験者さんや、生き辛さを抱えたアダルトチルドレンの方のサポートをさせていただいています。

 

名古屋で話した「心の旅」
——がんと生きづらさに寄り添う時間

 

 

最近、亡き母が暮らしていた
施設の片づけが続き、
なかなかブログを書く時間が
とれずにいました。

 

やることが多く
焦る気持ちが湧いてくこともありますが
部屋の中の思い出に触れ
ひとつひとつ整理していく時間は
どこか静かな「お別れの道のり」を
歩いているようでもあります。

 

母の最期はとても穏やかで
医療者の方や施設のスタッフの皆さん
親戚のみなさんにもたくさん助けていただき、
自然と「ありがとう」という気持ちが
胸の奥から湧いてきます。

 

 

そんな日々の中で、
名古屋でお話ししたときの動画が
できあがったと連絡をいただきました。

あの日、私がお伝えしたのは
「心の旅の面白さ」でした。

 

 

言葉を超えて心に触れる“心の旅”という体験

 

心の旅は
言葉だけでは触れられない場所に
そっと光が差し込むような時間です。

 

まだ言葉にならないけれど
確かにそこにある想いや感覚が
イメージを通して少しずつ姿をあらわしてくる。

 

まるでパズルのピースが
ふいにつながるように
心の深い部分で
「ふっと腑に落ちる」瞬間があります。

 

 

がん経験者にも、アダルトチルドレンにも共通する“心の深み”

 

がんを経験された方にも、
アダルトチルドレンの背景を持つ方にも、
この“心の旅”は
とてもやさしく寄り添ってくれるものだと
感じています。

 

深い痛みを抱えながらも、
どこかで「希望を探している」という点では
多くの方が共通しているからです。

 

 

 

名古屋でお話しした「心の旅」
動画のご案内(オンデマンド視聴)

 

今回の動画では、
そんな“心の旅”の世界を
私自身の体験やアートワークとともに
丁寧にお話ししています。

 

ご興味のある方は
下記よりご覧いただけます。

 

▼一般向け(フルバージョン)
https://izuminokai.official.ec/items/127364851

 

▼いずみの会会員向け(フルバージョン)
https://izuminokai.official.ec/items/127364636

 

参加された方からは、
「アートセラピー面白そうですね」
「優しい語り口がよかった」
そんな声をいただき
とても嬉しく感じています。

 

 

 

今の私の時間とあなたへ伝えたいこと

 

今、母の片づけをしながら過ごす毎日は
忙しい中にも、
どこか穏やかな時間の流れがあります。

 

実はいま義母の体調も思わしくなく
できることを無理なく、心を込めて…
そんなふうに
日々を大切に過ごしていきたいと
願っています。

 

 

そんな中でも、
名古屋でお話しした
“心の旅” の内容を
あらためてお届けできることは
私にとって小さな喜びです。

 

 

心の旅は
いつでもここから始められる

 

心は、いつでも、何度でも、
そこからやわらかく動き出すことができます。

 

どうかこの記事が、
あなたの中の「やさしい希望」に
そっと触れる
小さなきっかけになりますように。

 

 

 

2025年も少しずつ暮れていきますが、
これからも、私が大切にしている
「心の旅の面白さ」
丁寧にお届けしていきたいと思っています。

 

これまでの心の旅はこちらからお読みいただけます。

 

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こんにちは
ライフアートレッスンの長岡由子です。
 


このページでは
ロボットのように働いていた私が
35歳で乳がんを経験してから
心理セラピストになるまでの
道のりをまとめています。
 


がんを経験したことで取り戻した
“感じる力”や、心の回復のプロセス
私の体験談を通してお届けします。

 

私と同じように、がんで
「立ち止まらなくてはいけなくなった方」
少しでも寄り添える内容になればと思います

 

記事リンクリスト

 

ここで紹介している記事リストは
今のところの予定です。
書き進めながら追加や変更をしていきますので
どうぞ楽しみにしていてくださいね

 

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11月16日の名古屋での交流会が
無事に終わりました。

 

はじめて人前でお話しするということで
緊張していたのですが
会場についた瞬間
小澤さんをはじめスタッフの皆さんの
温かいサポートにふれ

 

「ここは安心して語っていい場所だ」

 

と自然に肩の力が抜けていきました。

 

 

話しはじめると
参加者のみなさんが頷きながら
聞いてくださって…

 

その温かいまなざしに励まされ、
気づけば心がほどけて
ついでに関西弁も飛び出し
内側から言葉が出てくるのを感じました。

 

心に残っているのは
私の「心の旅」についてお話していたとき
会場から 「あぁ〜という声が

聞こえてきた瞬間

 

“伝わった”
その実感が胸の中に温かく残っています。

 

 

 

アートの力と、まっすぐな質問

 

「アートセラピー、面白そうですね」
と感想をいただけたことも
とても嬉しい出来事でした。

 

私が伝えたかったのは
まさに 心の旅の面白さ!

 

セラピーというと
「専門家にコントロールされる」
イメージ持つ方もいらっしゃいますが
心の旅ではそんなことは起こりえません。

 

むしろ、
その面白さを、セラピストも一緒に
味わわせてもらう
もの。

 

だからこそ、
「面白そう」と言っていただけたことが
とても嬉しかったのです。

 

 

 

印象的だった質問のひとつが
「再発しなかった決め手は
何だと思いますか?」という問い。

 

私は、がんを“治すため”に
心の旅をしたわけではありません。

 

けれど、がんを抱えながら
参加してくださった方々にとっては
とても大切な問いなのだと感じました。

 

もし、がんがあなたに
何かメッセージを届けているとしたら——
それは“取引き”では届かない種類の
深い“愛”かもしれません。

 

時に厳しく、命さえ揺さぶる愛
でも確かに人生を動かす何か。
魂にふれ、本質に押し戻してくれる何か。

 

味わうこと
喜ぶこと
感謝が湧くこと
心も身体を震えるほどのなにか。

 

がん共に生きる道の“心の旅”は
きっと、そんな本質にふれる体験なのだと
思います。

 

 

 

 

実はその直前、母が旅立っていました

 

講演の10日前
花咲き乳がんを抱えていた
84歳の母が急変し
あっという間に旅立ちました。

 

その時は
「名古屋へ行けなくなるかもしれない…」
と思うほどの突然の出来事でした。

 

けれど、母との最期の時間は
驚くほど静かで穏やかで
そして、潔かった。

 

笑顔で眠るように逝った母の姿に
「カッコいいな」とさえ感じました。

 

「私が交流会で集中して話せるように、
送り出してくれたのかな?」

そんなふうにも感じています。

 

がんであっても
最後まで自分らしく正直に生きた母。

 

母の旅立ちと私の講演。
ふたつの大きな出来事が重なったことで、
胸の奥から自然と感謝が湧きました。

 

 

 

終わったあとに訪れた、静かな満足

 

講演が終わり、1人になった瞬間に
最初に出てきた感情は
「ホッとした」
「話せて良かった~」
というものでした。

 

母の看取りと葬儀の喪主
そしてはじめての講演。

 

大きな出来事がほぼ同時に
押し寄せていたので、
ずっと背中に緊張や焦りがありました。

 

でも、どちらにも丁寧に向き合えて
無事にやり切れたことに
静かな満足感を感じています。

 

 

これからまた
私の“心の旅”は続いていきます。

 

名古屋でお話ししたことを
受け取ってくださった皆さま、
本当にありがとうございました。

 

そして、ブログでも
私の心の旅をまた丁寧に綴っていきますね。
楽しみにしていてください。

 

 

今は、亡き母の諸手続きで
少しペースがゆっくりになりますが
これは私が伝えたい大切なテーマ
焦らず丁寧にお届けしたいと思っています。

 

これまでの心の旅はこちらから読めます。


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これまで「心を取り戻す旅」を
連載でお届けしてきましたが、
いま私は、その旅を“語る”準備をしています。

 

11月の名古屋で交流会のテーマは――
「ロボットのように生きていた私が
乳がんで人間になった話」

 

 

 

 

“伝える”より、“等身大”で語りたい

 

これまで私は、ブログ記事を通して
体験や思いを表現してきました。

 

それはセラピストとしての発信でもあり
どこか“癒し手”としての意識があったように
思います。

 

でも今回は・・・少し違うんですよね。

 

もちろん私は“癒し手”ではあるのですが
もうちょっと“等身大で語りたい“のです。
そんな気持ちでスライドを作っています。

 

 

 

 

自分の物語をもう一度、編みなおす

 

スライドを作りながら、
改めて感じているのは――

 

「語る」という行為は
過去を振り返るだけではなく
“自分の物語”をもう一度
編み直すことだということ。

 

人は誰もが 自分なりの物語を生きています。
「私はこういう人生を歩んできた」
「あの出来事にはこういう意味がある」
そこに正しいも間違いもありません。

 

ただ
それを“どう語るか”によって
私たちの自己認識は
少しずつ変わっていく。

 

それが、私たちの成長や
選択なのかもしれません。

 

今回の交流会の準備をしながら
そんなことをあらためて感じています。

 

 

 

語る準備をしながら
心の中で起きていること

 

お話の準備をしていると
いつも心の中が少しざわつきます。

 

「この話、長すぎないかな?」
「どこを削れば退屈せずに
聴いてもらえるだろう?」

 

そんなことを ぐるぐる考えてしまうんです

 

きっと私は
“楽しんでもらいたい”という気持ちが
強いんだと思います。

 

せっかく時間をつくって来てくださる方に、
何か少しでも「聴けてよかった」と
感じてもらいたい。

 

その思いがあるからこそ
構成や表現に迷いが出てくる。

 

けれど、その迷いの奥には――
「ちゃんと伝えたい」
「同じ人間として、心を分かち合いたい」
そんな願いがあるのかもしれません。

 

 

 

 

楽しみと、少しの怖さと

 

今回の交流会で、いちばん楽しみなのは
最後のパート

 

がんのイメージを
粘土で作るワークショップ

のクライアントさんたちの作品を
紹介できること。

 

がんを“敵”としてではなく、
自分の一部として見つめ直す――
そのプロセスで起こってくる
気づきに驚きいつも感動していまいます。

 

 

一方で、少し怖さを感じるのは
自分の「心の旅」を語るところです。

 

自分が辿ってきた過去を
どこまで話せばいいのか?

 

長くなりすぎて退屈されないか、
「こんな話、興味あるのかな?」
つい不安になります。

 

でもたぶん、そう感じるのは、
それだけ自分にとって大切な旅だったから
その一歩一歩に、今の私を形づくった
大事な瞬間があるからかなと思います。

 

 

 

今回の交流会で伝えたいこと

 

今回私が伝えたいのは、心の旅の面白さ
心の旅は言葉を超えたものです。

 

言葉にならないけれど確かにある想いが、
イメージや感覚を通して少しずつ明らかに
なり、深く腑に落ちる瞬間がある。

 

そんな心の深みに触れる時間は、
小さな“冒険”のようでもあります。

 

 

謎が少しずつ解けていくように、
過去に散らばっていた体験や想いが
パズルのようにつながっていく。

 

そして気づけば
どんなに頑張っても変わらなかった現実が
やさしく変わっていく――。

 

その不思議さと
心のしなやかさを感じてもらえたら・・
それが私の願いです。

 

 

 

 

新しい自分に出会う旅へ

 

語ることは、過去を振り返ることではなく
自分の物語を新しい光で見つめ直すこと。

 

だからこそ語るたびに、私自身もまた
新しい自分に出会っていくのだと思います。

 

名古屋での交流会を終えたら、
私の“心の冒険”を
またこのブログでも綴っていきます。

 

旅の続きを書くのは、交流会のあと。
もう一度、自分の物語を語り直した
その先で――
どんな世界が見えてくるのかな。

 

その新しい景色を
またここで分かち合いたいと思います。

 

 名古屋でお話します💗

 

11月16日(日)13:30~15:30
トムズスイスカフェ(TOMS Swiss Café)
地下鉄東山線 東山公園駅4番出口 徒歩1分

 

演題
「ロボットのように生きていた私が、
乳がんで人間になった話」
~アートセラピーとマインドフルネス
がくれた“感じる力”~

 

話し手
長岡由子(心理セラピスト)
35歳で乳がんを経験後
アートセラピーやマインドフルネス
ハコミセラピーを通して
“感じる力”を取り戻す心の旅を歩む。

現在は、がんを経験した方へ
「がんをきっかけに幸せになる」をテーマに
心と身体がホッとくつろぐセラピーを届けている。

 

参加方法
リアル参加/Zoom参加(どちらも可)

 

参加費
会員:1,000円
一般:2,000円(リアル/Zoom共通)

 

病気のことだけでなく、
「人として生きること」「感じることの意味」
について等身大で語る時間にしたいと
思っています。

 

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ガン克服・支援活動 NPO法人 いずみの会

 

 

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「治す」よりも「生きる」ことの深い意味。
同じように歩んでいる方へ、
ほっと息をつける時間になりますように。

 

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“母を守る娘”から抜け出すまで

 

 

    
これは母を責める話ではなく
母との関係を通して
本当の自分を取り戻していった
記録です。
今はその過程を、穏やかに
見つめられるようになりました。

 

 

 

 

毒親という言葉があります。
私の母が毒親かというと、
決して「猛毒」ではありません。
落ち着いている時はやさしい人で
母との関係に愛はありました。

 

けれど、母の言動はじわじわと
私の心をすり減らすものでした。

 

 

 母の不安定さと、娘の役割

 

母は感情が不安定な時が
しょっちゅうあります。

 

不安になると私に依存的になり
時には八つ当たりをします。
問題が起こると「ゆうこのせいで…」と
責任を転嫁されることもありました。

 

それは私にとって
静かに心を削っていくものでした。

 

 

 

 

 「母を守らなきゃ」と
思っていた子どもの私

 

子どもの頃の私は、
母に笑顔でいてほしいと
心の底から願っていました。

 

だから、母の八つ当たりを
「八つ当たり」として
認識することができませんでした

 

 

母は弱い人だ、支えてあげなくては――
そんな思いが、私の中で
ひとつの“役割”になっていました。

 

父の女性問題に苦しみ、落ち込む母を見て
私は自然に「母を守る側」
なっていきました。

 

 

 

 

そして父が亡くなったとき
迷いながらも母と同居することを
決めました。

 

あのときの私は、それが「私の役目」だと
思っていたのです。

 

働きながら子供を持ちたいと思っていた私は
「孫の存在が母を元気にするかもしれない」
とも思っていました。

 

 

正直に言うと、母と同居することで
育児を助けてもらえるのでは?
という下心もあったのです。

 

結果的にその後、私は乳がんになり
子どもを持つことはできなかったのですが。

 

 

 

 母との暮らしが始まって

 

同居生活は
想像以上に難しいものでした。

 

母は引っ込み思案な性格で
住み慣れた土地を離れたあと
家の中で私の帰りを待つようになりました。

 

仕事から帰る私に向かって、母は
その日一日の不満や身体の不調を語ります。

 

最初のうちは、
「うんうん」と聞きながら
寄り添おうとしていました。

 

けれど、毎日それが続くうちに
私は少しずつ疲れていきました。

 

 

 

 「お前は娘なのに…」
という言葉の重さ

 

ある日、母は言いました。
 

「お前は娘なのに
お母さんをどこかに連れていって
やろうという優しさはないのか?
 

胸にずしんと響く言葉でした。

 

同居当初、私も夫も母を車に乗せて
ドライブに出かけていました。

 

けれどそのたびに母は
「車の乗り心地が悪い」
「レストランの料理がおいしくない」
と不満を口にします。

 

一緒に出かけるたびに
私はどっと疲れてしまう。

 

そして、だんだんと
外出の機会も減っていきました。

 

 

 

 

 

 “お世話する娘”の限界

 

母にはもう少し外に出てほしい。
そう思って、私は駅前のカルチャーセンター
をすすめました。

 

夫も、母の膝関節炎の悪化を心配して
「少し散歩してみたら?」と
声をかけてくれました。

 

けれど、母の反応はいつも同じです。

 

「いらんこと言わんとって!」

 

怒りと拒絶

 

そのあとに続くのは、
「しんどい」「生きているのが辛い」
という言葉でした。

 

私には、為す術はありませんでした。

 

2014年頃の作品です。
3つの渦巻は当時一緒に住んでいた
母、夫、私の3人の心の渦を表しています。

 

 

 

 感情の世話をする私

 

仕事の疲れて帰る私が
少し距離を置こうとすると
母は「あんたに話しても仕方がない」
と怒って自分の部屋に閉じこもる。

 

母が怒れば、私は動揺し
なんとか機嫌を直してもらおうと
必死で話しかける。

 

母の感情のお世話をやめられない。

 

それはもう、母と私の間の
“無限ループ”でした。

 

 

かつての私は
母をこんな風に同居に誘いました。
「子どもができたら手伝って」

 

母もそのつもりで
住み慣れた土地を離れました。
でも、私の乳がんで
その話は消えてしまいました。

 

母の中にはきっと、
「私を見知らぬ土地に呼んでおいて
放っておくなんて!」
という思いもあったのでしょう。

 

 

いま思うと――
母の八つ当たりも問題ですが
他人の感情のお世話をしようとしていた
私もまた、自分を追い詰めていたのです。

 

 

 

 抑え込んだ感情が夢に出てくる

 

そんな日々に
私は心も体も疲れ果てていました。
泣きながら布団にくるまる夜もありました。

 

そんな母と私をみて
心配した夫はよく言いました。
「あんた達、おかしいで!」

 

 

 

その頃、私は
夢分析のセミナーに通っていました。
よく見る夢がありました。

 

それは――
便器から汚物が吹き出し
糞尿を浴びてしまう夢。

 

講師の先生が
『ひどい夢をみているね』と言っても
私はもう慣れてしまっていて
「そうかな」と思っていました。

 

夢には無意識に抑圧された
本当の想いが現れます。

 

ある日私はふと気づいたのです。

 

母に八つ当たりされた日の夜に
この夢を見ていたことに。

 

その瞬間、はっとしました。
ああ、私は母の言葉を
“汚物のように感じていた”のかもしれない。
でも、そう感じてはいけないと思って
抑え込んでいたのかもしれない。

 

 

 

 

 アートセラピーで生まれた作品便器から突き出る足

 

アートセラピーの課題で
自由に作品を作って提出する
という日がありました。

 

私が作ったのは――

 

白いタブレット容器の中から
黒いベルベットのスカートをはいた
足が一本突き出ている作品。

 

机の上に置いたその作品を見て
母が言いました。

 

「それ、便器か?」

 

私は、ハッとしました。
「ああ、便器かもしれない。」
と思いました。

 

 

当時の作品は残っていないのですが・・
こんなイメージの作品です

 

 

 “便器から出る”という体験

 

アートセラピーの日
作品を持っていくと
先生は笑って言いました。

 

「これ、みんなでやりましょう。」

 

やるって?何を?

 

仲間が二人手を組んで
便器の形をつくってくれました。
先生は自分のベルベットのスカートを出して
きて、私に履くように言いました。

 

少し太めの私には履けませんでしたが
片足だけ入れてそのまま「便器の中」から
足を突き出しました。

 

そして、思い切って
“ヨッコラショ”と出て、靴を履きました。

 

この時は「これが何になるのだろう?」
と不思議に思っていました。

 

 

 

 

 

 

 無意識の中の変化

 

ところが数日後のこと。

 

その日も母は不機嫌で
私はご機嫌をとろうとしていました。
こういう時の私はまるで道化のようでした。

 

なんとか機嫌を直してもらいたいと
話をするのですが、それが余計に
母をイラつかせてしまうのです。

 

母がスーーと息を吸って
今まさにキツイ言葉を吐こうとした
瞬間――

 

私の身体が自動的に
後ろにサッと引いたんです。

 

無意識の動きでした。
その一歩が私を守りました。
母も驚いていました。

 

その日、私は母の暴言を
浴びることはありませんでした。

 

 

 

 

 本当の意味での“気づき”

 

この体験をきっかけにして
私は気づきはじめました。

 

母は弱い人ではなかった。

 

そして、私は
母の八つ当たりを
引き受ける必要は
なかった
のだと。

 

長い時間をかけてようやく
“母を守る娘”という役割が
剥がれはじめた瞬間でした。

 

そして、時が流れて
母も私と同じように乳がんになりました。
私が右乳がん、母は左乳がん
まるで対になったようでした。

 

 

 

 

次回はアートセラピーと心の旅
というテーマでお届けします。
お楽しみに。

 

 

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