【２０２４年 ３月 ９日】Ｎｏ１６９３
大館市で快適で省エネな住宅の
設計と施工をやっている
直洋建設の砂川です。
今日もご覧いただき
ありがとうございます。
今日は床下暖房のお話し
床暖房というのは聞いた事あるかと思いますが
いまだ床下暖房ってなに
という方も少なくありません。
ここ１０年
床下暖房の家の内覧会を開催してて
ようやく認知度が上がって来たなと
感じる様になりましたが
認知度はまだまだ・・・
これからって感じでしょう。
床面を床材の裏から直接暖める方式が床暖房
熱源には電熱線ヒーターであったり
温水を循環パイプで循環させる方式がメインです。
上のイラストの様に
床で断熱している必要があります。
昭和時代から床断熱は多く見られる断熱方法なので
床暖房はリフォームにも対応しやすい
比較的古い家でも床の断熱を補強する事で
暖かい床＝快適な住み心地ろ得られやすい
という特徴があります。
割と（施工的な技術的な）導入のハードルは
低いと言えるでしょう。
デメリットとしては
床面全域に床暖房を設置するとなると
莫大な工事費が掛かる事でしょう。
ですので床暖房を導入する場合
・リビング
・キッチン
・玄関の立ち位置
といった具合にエリアを限定する事が殆どです。
特に玄関の立ち位置に床暖房を施工するというのは
玄関先でお客様対応している時は
ちゃっかり自分だけは暖かい
という点がミソです
もう一つのデメリットは
床面の温度が均一ではない事です。
これに関しては
ある意味当然と言えば当然の事で
床暖房パネル（熱源）が入っている範囲と
入っていない範囲の床の表面温度が
同じであるはずがありません。
床暖房の温度を高めれば高める程
床暖房の入っていない範囲に足を踏み出すと
相対的に床が冷たく感じてしまうという
なんとも皮肉な事が起こりえるのです・・・
県外のある住宅展示場で
床暖房を入れている事を殊更にＰＲしている
展示場がありました。
確かにリビングの床は暖かいのですが
廊下の床が冷たく感じました。
温度を計った訳ではありませんが
他社さんの住宅展示場で
温度測定器を持ち込んで計測するなど
非常識で失礼極まる行為は
流石に私も出来ません・・・
でも体感した感じでは
床暖房の入っている部分の床の表面温度は２８℃くらい
入っていない部分の温度が２２℃くらいだと思います。
たったの６℃程度の温度差・・・
・・・と言ってよいいのか分かりませんが
エリアによって感じる床の温度差
私はそれが多少不快でした。
弊社が床暖房を採用しない理由がコレなんです。
と同時に
床暖房ではなく床下暖房にこだわる理由
でもあります
床下暖房も
最終的には床の表面温度を上げて部屋を暖め
家全体を暖める事を目的としておりますが
床を直接暖めるのではなく
文字通り床下空間をまず真っ先に暖める事に
心血を注いでおります。
ですので床下の熱を如何に逃がさない様にするか
床下の断熱が命と言っても過言ではありません。
もちろん基礎断熱である事が絶対条件です。
断熱材同士の間に生コンクリートを流し込みます。
外側の断熱材にも生コンが付着しておりますが
外側の断熱材は最終的には上の方をカットしますので
切断面はキレイです。
床下への断熱はこれに留まりません。
床下のコンクリート面 全面に断熱材
現場発泡ウレタンＡ種１Ｈを６０ｍｍ吹付けます。
Ａ種１Ｈは現場発泡ウレタンも色々種類がある中で
最も断熱性能の高い材料です。
吹付けなので真っ平らに吹付する事は不可能ですが
施工終了時に、最低厚さ６０ｍｍが確保できているか
針や細い釘を刺して検査します。
盛り上がっているところは
８０ｍｍ～９０ｍｍくらいの所もあります。
厚い分には断熱的に有利に働いているのでＯＫですが
設計の厚さ６０ｍｍより薄い場合はＮＧです。
上から重ねて吹付して所定の厚さ以上を確保します。
ちょっと忘れがちなのが
土台の側面ですね。
外側には断熱材が覆っているのですが
内側は木材が見えております。
土台の内側側面だけが
ダブル断熱になっていない事になりますので
土台の内側側面も忘れずに現場発泡ウレタンを
吹付けしてもらいます。
ここを吹き付けしなかったからと言って
寒い家になる筈もありませんが
性能の向上
露一滴を探求すると
見逃す事の出来ないポイントと
認識しております。
床下の断熱が命
その意味、ご理解いただけたかと思います。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。
では、また明日。
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大変分かりにくくて申し訳ございません。
画像はiPhoneの画面です。
『開く』をタップしてください。
するとGoogleマップが立ち上がります。
画像はiPhoneの画面です。
画面下の方に
『ナビ開始』というボタンがありますので
タップしてください。
音声ガイド付きで
ナビが始まります。
目的地に到着するとそこには
こんな建物があります。
一見住宅の様にも見えますが
直洋建設株式会社の事務所です。
建物の前がコンクリート舗装されておりますので
そこが駐車スペースになっております。
Ｇｏｏｇｌｅマップからのナビの場合
ちゃんと案内してくれるのですが
車のナビの場合で
地図情報が更新されていないと
昔の事務所の場所に案内されてしまうようです。
これがかつての事務所
現在は車庫と物置になっております。
お間違い無き様
お願いいたします。
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