【２０２４年 １月 ２５日】Ｎｏ１６４９
大館市で快適で省エネな住宅の
設計と施工をやっている
直洋建設の砂川です。
今日もご覧いただき
ありがとうございます。
日本の神社、仏閣のほとんどは木造建築物
長い歴史の中で火災により焼失したものも
多いけれど
運よく焼失を免れたそれらは
今もなおその姿を保っている。
中には数百年の歴史を持つ
木造建築物も多く
そんな長い歴史を持つ
木造の神社、仏閣の中で
世界最古の木造建築物として
あまりにも有名な奈良の斑鳩にある法隆寺
法隆寺はは６０７年に
推古天皇と聖徳太子が建立した
とされておりますが
日本書紀によると６７０年に一度焼失し
その後再建されているらしい・・・
それでも１３００年以上も
その姿を保っている事になります。
地震の揺れによって生じる破壊力を
振り子で相殺する構造
今で言う所の『制震構造』が１３００年も前に
作られているのだから
まさに驚異的と言わざるを得ません
匠の知恵と技術が生きている。
いつ、どこで、だれの発案で
生まれたのだろうか
この斬新なアイディアが
一発でうまく行ったとは考え難い
だとしたら、どの様な失敗を
どれだけ繰り返したのだろうか
そして、その失敗をもとに
どの様に段階的にフィードバックしたのだろうか
そういう記録は聞いたこと無いけれど
建築に携わる者として
ロマンが搔き立てられます
昔の人って本当に凄い
そう思いませんか
私も全然知らない
細かい部分における匠の凄さは
語り尽くせないほどあると思います。
でも・・・
そんな事の前に
もっと単純シンプルに
そもそも五重塔がまっすぐ建っている
事に驚きます
雪が降った後の竹のように
軽～くしなっていたら
建築物としては不合格なのでしょうが
観光名所にはなるでしょうね
ピサの斜塔のように・・・
木造が短命で
鉄筋コンクリートが長寿命
そんなイメージを持つ方も少なくありません。
事実、鉄筋コンクリートが開発された当初は
石のように硬いコンクリートで出来た建物は
半永久的と考えられておりました。
でもそれは大きな間違いでした
空気中の炭酸ガスを吸った
弱酸性の雨水がコンクリートの
アルカリ性を中和して
コンクリートの内部にある鉄筋が
錆びる要因となり物理的強度を
著しく低下させ期待に反して短命だったのです。
専門的な話ですが
これがコンクリートの中性化という現象です。
当時の学者や建築技術者にしてみれば
まさに青天の霹靂だった事でしょう。
現在では科学的な対応が確立されており
そのような事はありませんが
それでも
中性化の進行を完全に食い止める事は難しい
法的に定められた法的耐用年数というものがあって
鉄筋コンクリート造（RC造）の法定耐用年数は
住宅なら47年
事務所なら50年
となっています。
法的耐用年数を過ぎても
まだまだ使えるので寿命とは違いますが
国交省によると
鉄筋コンクリート造（RC造）の
建物の物理的寿命は１１７年と推定されています。
専門家の調査によって導き出された１１７年
という数字ですが
計算の振れ幅が仮にあったとしても
２００年は絶対に無理じゃないかな
そう考えると
神社、仏閣の数百年というのは
凄い事ですよね
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます。
では、また明日。
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大変分かりにくくて申し訳ございません。
画像はiPhoneの画面です。
『開く』をタップしてください。
するとGoogleマップが立ち上がります。
画像はiPhoneの画面です。
画面下の方に
『ナビ開始』というボタンがありますので
タップしてください。
音声ガイド付きで
ナビが始まります。
目的地に到着するとそこには
こんな建物があります。
一見住宅の様にも見えますが
直洋建設株式会社の事務所です。
建物の前がコンクリート舗装されておりますので
そこが駐車スペースになっております。
Ｇｏｏｇｌｅマップからのナビの場合
ちゃんと案内してくれるのですが
車のナビの場合で
地図情報が更新されていないと
昔の事務所の場所に案内されてしまうようです。
これがかつての事務所
現在は車庫と物置になっております。
お間違い無き様
お願いいたします。
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