著者の西山ガラシャさんは名古屋で方なのね。
実に面白い本でした。
2016年2月22日初版。
第7回日経小説大賞。

{680DFE4A-9153-447E-98B9-8A7C98A49911}

日本橋の西、戸塚村。
ここの大百姓、外村甚平が主人公です。
この方は、言ってみれば大勢の百姓を雇う経営者です。
毎日そろばんをはたいてます。

奉行の拝郷弾蔵に御用聞きをして仕事をもらいます。

しかし、甚平の悩みは百姓の賃上げ要求です。

{6FC3D9A0-1559-4174-A49D-D20EC93A4BF0}

そこに、戸山荘という広大な庭園に公方様がやってくるとの情報が入る。
公方とは時の11代将軍、徳川家斉。

甚平さんは弾蔵と相談して、庭園をテーマパークに変えようと色々考える。

{86206939-F0DE-4129-8D01-AAB566714702}

その企画のひとつが、この瀧なんですね。
鯉の瀧昇り。
鯉が龍になってのぼってゆく。

いやあ、実に面白かった。
ユニークな星でした。