著者の西山ガラシャさんは名古屋で方なのね。
実に面白い本でした。
2016年2月22日初版。
第7回日経小説大賞。
ここの大百姓、外村甚平が主人公です。
この方は、言ってみれば大勢の百姓を雇う経営者です。
毎日そろばんをはたいてます。
奉行の拝郷弾蔵に御用聞きをして仕事をもらいます。
しかし、甚平の悩みは百姓の賃上げ要求です。
公方とは時の11代将軍、徳川家斉。
甚平さんは弾蔵と相談して、庭園をテーマパークに変えようと色々考える。
鯉の瀧昇り。
鯉が龍になってのぼってゆく。
いやあ、実に面白かった。
ユニークな星でした。