『あさが来た』の原作ですね。ドラマはクライマックスです。
古川智映子著、正式なタイトルは『小説土佐堀川  広岡浅子の生涯』

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三井家の血をひく浅子が広岡の家に嫁いでからの様々な苦難と、それを乗り越えるおおらかで大局的な人柄を一気に語りつくします。

江戸末期からの物語ですが、嫁いだ先は大阪の両替商、加島屋。世の中の変わり目で、浅子は実にしぶとく立ち回ります。マーケティング力がありますね。両替商という仕事柄、何よりも信用を重んじる。そんな生き様がのちのちの加島屋を大きなコングロマリットとして成長させてゆきます。

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明治維新後、炭鉱を買って作業員と対峙したり、銀行や生命保険会社を設立し、果ては日本女子大の開校を支援するなど、ありとあらゆる商売を成功させた広岡浅子。

晩年は自分のもとに心ある若い女性を集め、ともに学問を志す。その中に、あの女性政治家として有名な市川房枝さんもいたんですね。

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波乱万丈の人生。七転び八起きではなく、九転十起。何度転んでも起き上がる力強さと粘り強さ。そして前向きな姿勢は凄まじさを感じました。

昨日ニュージーランドに帰省したダーリンからは、まだ連絡がありません。名古屋と東京で離れてても、毎日会話してたから、1日以上声を聞けないお寂しいね。ホントの孤独を味わってます。2012年頃の孤独。あの時行った一人旅を思い出す。
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