56歳。治療開始 | chocobo1959

chocobo1959

非結核性抗酸菌症と診断されて20年以上経ちました。
これまでと、今。そしてこれからのドタバタ劇になります。


久しぶりに日赤病院に来ました。東北の地方都市です。
昔、整形外科外来で来た時は狭い廊下の長椅子に診察待ちの患者さんがびっしり。
座れない人も居た位だったのに・・

医療役割分担の成果でしょうか。
ガラガラです。
建物も新しくなって1階はまるでホテルのロビーの様。
診察時間は完全予約制。
皆、不調を抱えて来ているのに1時間も2時間も当て無く待つよりも良い環境になりました。
とは言っても予約時間に診察が始まらないのは常識のようです。
ただこれも4名先の診察順までディスプレー表示されるようになっていてストレスを和らげてくれます。
薄暗い長い廊下、ぎっしりと診察を待つ患者達の天井近くを自走台車が走っていた頃を知っている身としては隔世の感があります。

初日は血液検査・レントゲン・痰採取・問診だったと思います。

診察前の問診表は看護婦さんが直接かなり詳しく聞いて記入していたのが印象に残っています。
精密検査という事で行った病院でしたが、レントゲンを見て治療開始モードになっている先生がそこに居られました。


後で知ったのですがこちらの呼吸器科の主任的立場の方がこのK先生。
他は短期赴任の先生か近くの大学病院から曜日ごとに違う先生がやってきます(こちらも時々変わります)
新患や症状の安定しない患者さんはK先生が担当し、安定期に入ったら他の先生が受け持つ役割分担みたいなものがあるように感じました。
後日、3剤の2年投薬が終わり、薬が変更になって症状安定確認後からK先生による診察が他の先生に変わります。

痰は出る時はこれでもか!って位出るのに、いざ出て来いや!!状態だと何処かに隠れてしまい苦労します。
この時も、やっとの思いで痰を出して菌検査の結果が出ている2週間後(だったかな)に次回予約をとって帰宅。
次はCTも撮るようです。

翌日、会社に2週間後また休ませてほしい・・
言いづらい・・
これは人それぞれの環境だと思います。
私の職場は誰か休むと残された人の負担が大きいのです。そんな訳で誰も有給を進んで取りません。
有給は何かあった時の保険。そんな環境で働いている中小企業の方も沢山沢山いると思います。
申し訳ない気持ちが口を重くします。

でも、この頃です。
会社を休むのが嫌なため過去に選択を誤ったこと。病院に来る前、呼吸器内科の先生に諭されたことから
自分の身と家族の為、医療に関しては会社に遠慮せず最善を選ぶと決めたのは。
ちょっと遅かったかな。

少し気持ちがふっきれて楽になりました。
以降、休暇・有給申請書に「通院」とでっかく書いてビタン!と所長の机の上に堂々と置くようになったじいさんです。

次回へ続く