こんばんは。
今日は副葬品で食品を入れる場合のお話。
副葬品でお菓子などを入れる場合に
「香りを食す」として
封を少しだけ開けてお入れすることが多いです。
私は全てを開けるのではなく
一番お好きな物、または2~3品に対して
封を切るという作業を行なっております。
それは香りが混じってしまったり
品物によっては傷んでしまう場合も。
そして何より、
ご安置が長い場合は
棺の中に香りが籠りすぎてしまう場合もあるからです。
特に注意が必要なのが
チーズやイカの燻製など香りの強いもの。
あと、バナナは皮を剥いてはいけないですね。
お花入れでお棺の蓋を開けたときに…
”うっ”、となることもあります。
先日、二人施行でもう一人の納棺師サン、
うまい棒のチーズ味…封を切ってしまいました。
ちょっと離れた場所で副葬品受け取られたので
止める間もなく…
火葬まで1週間、
ホールの冷蔵霊安室なので大丈夫かな‥
と思うのですが
一応注意をしないといけない案件。
実は私よりも歴が長い方なので
プライドを傷つけないように伝えないといけない。
(この仕事、私もですが、結構皆様プライド高い)
う~ん、でもそこそこ経験のある方なら
香りの強いものは
封は開けないんですがね。
まあ、今は販売終了のカールのチーズ味よりは
香りは柔らかいかなとw
あ、関西では販売しているんですよね?
封をちょっとだけ開けたり
ハサミでカットしたりして
香りを故人様に、ということをお伝えすると
葬家様も喜んでくださいますが
品物、香り、ご安置の日数を考えて
開ける物、開けない物を判断して
自然に
お話しながらお入れしないといけないですね。
それでは本日もお疲れさまでした。