おはようございます。
5月11日
本日お誕生日の方
おめでとうございます
印象深い納棺式と言えば大変な現場も。
大変が重なった現場、というのは
納棺師になって2年目ぐらいの現場でした。
2年目というのは”納棺師”という仕事
わかったつもりで
実はまだまだ色々わかっていない時期。
当時は納棺会社所属、
基本、二人で一組になって
故人様のお世話と納棺式をしていました。
問題発生は
まず最初に、予定の時間に故人様が到着しない。
通夜当日(納棺式当日)
御自宅から葬儀社ホールに搬送予定。
納棺会社経由での連絡は
「事情があって遅れる」とだけ、と。
16時半納棺式スタート予定。
故人様16時過ぎても到着せず
(普段は1時間前から処置、お着替えなどします)
16時半、納棺式の時間になっても到着せず。
この時点で担当さんから
「納棺式無しでいいから」
(そりゃそうでしょ・心の声)という連絡。
40分ごろ到着した故人様は体重100㌔越え、
真緑、水泡も破けてとんでもない状態。
霊柩車スタッフも
「あなたたちだけじゃ、ストレッチャーに移せないよ」と。
こういう時に限って
私と帯同したスタッフは…新人。
「私無理です🙌」とお手上げでお着替えも手伝えない。
四苦八苦でのお着替え中
導師様到着でお経をあげたいと。
はい、時間オーバー💦Ω\ζ°)チーン
正直17時前ににストレッチャーで移動したのに
「17時過ぎには納棺も終わらせて」
と担当さんに言われたときは
オワタと思った。
この時の故人様の状態はモチロン担当さんご存じ。
それを踏まえて何をどう優先すべきかを
担当さんに打診すべきでした。
施行終了後、会社には
「私は120%の力でお世話しましたが
絶対クレームきます」と報告をしました。
が、すでに担当さんからはクレームの嵐きてました。
この現場は今でも忘れられません。
重量級+故人様遅刻+状態悪い+新人帯同
当日の担当さんからの強烈なクレームは
葬家様からの感謝の言葉(肌の色は戻したので)で
収まりましたが…
時間の掛け方、担当さんとの連携など
学ぶことがとても多かったです。
本当にこの現場は…故人様到着までの
待機時間が長かっただけに
(実際15時から1時間半以上ただ待ってただけ)
事前にもっと情報が欲しかったですね。
ベテランさんに応援を頼めたのに…
今のところ、この現場がMax大変だったです。
他にも故人様の状態というだけではなく
色々なバタバタ現場はありましたが。
葬儀って何事もなく粛々と行われるのが当たり前
だと思われがちですが
だからこそ、
何かしら大変な出来事があると目立ちますし、
なんとか平穏にお見送りができるように
手筈を整えないといけない、
この当たり前に「何事もなく終わらせること」は
実は大変な事だと思っております。
本日もいい一日でありますように。