私の住む地区の火葬場では
火葬の際にボタンをご遺族様が押す
ということはありませんが
ご遺族に確認して係の人がボタンを目の前で押したり
ご遺族が押すというところもあります。
(私自身はみたことがないのですが)
火葬師サンにお伺いする機会があったので
火葬の際のボタンって火葬の点火スイッチですか?と
すると
そうではなくて
あくまでも、”火葬の準備が整いました”
という合図のボタンだそうです。
実際に火葬の操作をするのは火葬師サンだそうです。
なので点火スイッチではないとのことです。
*全ての火葬場がそうかは不明です
お尋ねした範囲での回答です
この火葬のボタンですが
合図と言えども(というか合図ですという説明はないと思います)
スイッチを押すことができない遺族様もいらっしゃいます。
その場合は代理の方か、火葬場スタッフが押します。
というか
点火スイッチだと思いますよね、
「ボタン押してください」って言われたら。
もっとも、点火スイッチではないと言われても
やはり辛いものですよね。
私が喪主を務めた火葬場では
前室に主人が吸い込まれていくと
扉が閉まってそのまま案内をされて別室で待ちました。
私たちがお見送りをする化粧扉前↑(戸田斎場)
☝扉☝前室☝火葬
火葬炉の向こうではこんな最新式の機械で
大事に故人様を(四ツ木斎場)
焼かれてしまうのはかわいそう
とお思いになられるでしょうが
朽ちていく姿をそのままにするのもかわいそう。
火葬は故人様を天に導くためのもので
優しい炎と言われております。
ご遺骨になられた故人様は
形は違えど確かにここに生きていらっしゃった証。
納棺師としては火葬場まではご一緒いたしませんが
それでも心の奥で
その時を思い、安らかにとお祈りいたします。
本日も朝からお手伝いをさせていただくことに
感謝を。
では行ってきます。