広島遠征記① ~岡山から広島へ | チョッキーQ.の『ハロプロ物語 feat. 工藤 遥』

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モーニング娘。を中心としたハロプロに関して自分が思ったことを、日記ではなくエッセイ風のまとまった文章でUPしています。
(鞘師里保と工藤遥の”卒業”など)


4月11日22時10分

今、つばきファクトリーの『初恋サンライズ』を聞きながらサンライズジャンプをしようとしたら、列車が揺れて壁に当たりそうになった。寝台特急サンライズ出雲は通路がせまいのが珠に傷だ。^^;
…え?どこで何をしてるかって?実は今、広島遠征の途中で東京駅を出発したところだ。
私はこの日本で唯一残った定期寝台特急サンライズが好きで今までにも3回程利用した。
新幹線や飛行機のシートは狭い場所に多くの人を詰め込もうとするから、私のような腰痛持ちには厳しい。
しかし寝台車の場合は寝転がれるというのが腰痛持ちにはありがたい。
しかもこのサンライズには”のびのびシート”というのがあり、寝台料金無しで通常の特急料金だけで乗れるのも嬉しいところだ。
そして特急サンライズに乗ったらばやはり『初恋サンライズ』を聞きながらサンライズジャンプをするのが”大人のたしなみ”というものだろう。(そうか?^^;)

 

で、広島まで何しに行くかと言うと、もちろんルパパトのファイナルライブツアーモーニング娘。'19の春ツアーに参戦するためで、実はこれが私のハロヲタ人生で初の遠征なのだ。
しかもこんな風にリアルタイムで日記のような文章を書くのは私にとっては珍しいのだが、ブログにUPするのは帰宅してからになる。なぜならスマホで満足のいくブログを仕上げるスキルは私にはないし、どっちみち私の文章は推敲しないと読むに堪えないからだ。汗

 

翌12日の早朝、寝台特急サンライズ出雲は予定より5分遅れて岡山に着いた。
…えっ?たったの5分!?と私はむしろそっちに驚いた。なぜなら私が今までサンライズを利用した時は30分以上遅れるのがざらで、1度なんか野生の鹿とぶつかって1時間近く遅れたこともあった。だから「特急サンライズは遅れるもの」というのが私にとっての常識であり、5分しか遅れなかったのはむしろ表彰してあげたいほどだ(笑)。拍手

 

この岡山で新幹線に乗り換えて広島に向かうのだが、「どうせサンライズは遅れる」と思ったのと「せっかく乗り換えるのなら、ついでに岡山観光でも」ということで1日早い予定を組んで途中下車することにした。

そして観光のため、岡山城とあの有名な岡山後楽園へ。
”後楽園”と言ってもシアターGロッソやラクーアガーデンはない。だから戦隊ヒーローショーも新曲リリースイベントもやってないので、ルパンレッドが出迎えてくれることもないし、ましてや握手会で僅か1秒くらいの時間で想いを伝えようとするヲタとはがしスタッフとの熾烈な戦いも…えーと、このボケいいかげんやめてもいいかな?アセアセ
単なる旅行記だとブログテーマにそぐわないから何とかハロプロの話にこじつけようと思ったんだけど。。σ(^_^;)

 

 

 

んで、岡山後楽園と言えば金沢兼六園、水戸偕楽園と並んで"日本3大庭園"の一つだが、私は他の2つはすでに行っているのでこれで"日本3大庭園制覇"を達成したわけだ。

 

長閑な庭園の絶景を堪能した後、新幹線でいよいよ広島へ。新幹線
今まで旅行で広島を通ったことは何度かあるが、降り立ったのはこれが初めてだった。
初めて見る広島の街は私の想像とはちょっと違っていた。
どんな広島を想像していたのかと言うと、そりゃもう駅前には立派な鞘師里保の銅像がそびえ立っていて、商店街には至るところに段原瑠々のポスターが貼ってあるという広島出身の2大有名人を前面に出して…いるはずだったのだが。。
若干当てが外れてガッカリしたところはあったが、JRの自動改札が鞘師里保のメンバーカラーである赤に塗られていたので、ほら見ろ!やっぱり…と思ったら、それは要するに"カープカラー"だった。あせる
段原瑠々の方は広電で「段原一丁目」という駅名にまでなっている…と思ったら、これも元々”段原”という地名があったようだ。
ちなみに私は最初研修生時代の”段原瑠々”という名前を聞いた時、宝塚のスターかと思ったが、広島ではよくある姓のようだ。

 

 

ホテルのチェックインにはまだ時間があったので、先に市内観光でもしておこうと思った。
広島には牡蠣やお好み焼きなど名物がいろいろあるが、私が広島に行ったらぜひ食べてみたいと思っていたのが以前モーニング娘。でもちょっとブームになっていた「揚げもみじ」である。
確かハロコンの楽屋で段原留々が差し入れしたのがきっかけだったと思うが、一昨年の全国同時握手会で工藤遥と森戸知抄希の"天使ーず"(私が勝手に命名)が串に刺した揚げもみじを食べているブログの写真を見て、広島へ行ったら絶対これを食べてみようと思ったのだ。

 

 

ところが驚いたことに広島駅周辺では揚げもみじを売っている店は見当たらなかった。
もみじ饅頭の販売店で聞いたところ、揚げもみじは宮島の方にしかないそうだ。
ライブを観た後は宮島にも行く予定なので、何としても見つけて食べたいと思う。
仕方がないので広島風お好み焼き(こういう言い方をすると広島の人は怒るようだが、店舗のメニューにもそう書かれていた。^^;)で腹ごしらえをしてから広電の路面電車で平和記念公園の方へ向かった。

 

電車を降りるとすぐ目の前に見えて来た。丸い形の鉄骨がむき出しの…原爆ドームガーン

 

記録写真やテレビなどで何度も目にしたドーム状の屋根。しかし今までに崩れかけて廃墟となった建物全体をよく見たことがあっただろうか?それが今、実物が現実の存在として目の前にある。
それを見ていると何か得体の知れない感情が込み上げてきた。もやもや

 

 

これだけはいっそのことフィクションであって欲しかった。
しかし無残に破壊され建っているのが不思議なほどボロボロになった建物とその足元に散乱したコンクリートの残骸は、あの悲劇が紛れもない事実であったことを物語っていた。

 

ここは時が止まっている…いや、わざと止めているのだ。73年前のあの日から。。

 

周りの参拝客を見るとなぜかやたらと外国人が多い。それも観光地で頻繁に見かける中国人の団体ではなく青い目に金髪の(そうでない人も多いが)明らかに欧米人と思われる人たちが多い。
あの人たちは何を思って参拝しているのだろうか?
さすがにあの時代に生まれていた人はもはやかなりの高齢なのでここにはいないだろうが。。

 

原爆ドームは世界遺産になっているがただの観光地ではない。歴史的に貴重な財産だから保存しているのではなく、人類が犯した過ちを忘れないようにするための”負の遺産”なのだ。

 

誰が被害者で加害者は誰かなんてことは関係ない。人類共通の愚行を、その犯した罪を過去のこととして風化させないために、ここは存在している。

 

ドーム周辺の平和記念公園にはあちこちで桜が咲いて行く人の目を潤していた。
被爆地だろうと被災地だろうと、花は平等に美しく咲くのだ。

 

今、世界はちょっと変な方向へ進んでいるようだが、ここを訪れる人は国籍や宗教などには関係なく、どうかこの場所の訴えかけるものを素直に受け取って欲しいと思う。

 


…えーと、これ何のブログだっけ?あせるつい柄にもなく深刻な思いに浸ってブログのテーマから逸脱してしまったが、とにかくこの日はそれからホテルに入って翌日はいよいよ本番のライブ当日になるのだが、長くなったのでこの続きはまた後日UPすることにする。右差し

 

 

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