ビフォア・サンセット(原題名:Before Sunset '05年2月 梅田ガーデンシネマ) | Que amor con amor se paga

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あの日あの時あの場所で君に逢えなかったら・・・



・・をまさに地でいく映画


恋愛映画の金字塔『恋人たちの距離(ディスタンス)』の続編といわれるのがこれ

そして現在、この映画の続編で、最終章が作られているんだそうです


もしもあの時の忘れられない人に出会ったなら、どうしますか?
そんな貴方に送る
『飛行機出ちゃうよ、ジェシー?』


予告編はこちら、あらすじいってみる




ユーロトレインの車内で知り合い、別れの時を約束した半年後の再会を果たせぬまま9年の
歳月が流れたジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルビー)


米国人の作家のジェシーは新刊のプロモーションツアーで訪れたフランス・パリの有名店
『シェイクスピア・アンド・カンパニー』でセリーヌの姿を見かけ驚く

本は、あの日の思い出を書いたものだったからだ


二人が過ごせる時間は、殆どない

ジェシーが帰る今晩まで

二人はお互いの事を話し出す


ジェシーは、小学校教師の妻との間にヘンリーという息子がいて、セリーヌには写真家のボーイフレンドが
いる。しかし二人の間にあるのは、9年前に再会できなかった事への後悔の念だけだった・・・


ジェシーとセリーヌはすれちがいだらけだった


半年後のあの地にジェシーは父親に借金をしてでも約束の地、ウィーンにいくがセリーヌは居なかった

一方セリーヌは祖母の訃報であの地にいけなかった

経済的に自立しているが恋愛で最後に選ばれないセリーヌはもう恋は無理と諦めている。

今の彼氏は報道写真家で、いつ命の危険にさらされるかも判らない

一方のジェシーは、なりゆきで結婚したもののセリーヌが忘れられず再会するために小説を書いた

『50をすぎて妻を愛していないとはいいたくない』というが、
『少年の心でパリに来るなんて最低』とセリーヌに一蹴される

『君があの時きてくれれば僕の運命はかわったのに』
『僕の1日は24時間7日間最悪さ』と受身なジェシーに対して、
『私とつきあった人は私と別れた後、結婚していったわ!殺してやりたいわ!何故私じゃなかったの?』
と今まで付き合ってきた男性の今ひとつ踏み出せない勇気をなじるセリーヌ

アタシはセリーヌのように美人でもなければモテるわけでもないし・・自分が選ばれるとか・・・
そういう概念がないので・・・(汗)そこまでキツくは思わないですが・・・



セリーヌがまくしたてる理由も判るし、弱腰になってでもパリに来てしまったジェシーの思いも判る。

近づこうとすればするほど、痛い思いをして、お互い色んな相手と別れてしまい気まずい思いを
したのだろう。


お互いをなじる気持ちが判らないでもないというワケで、



じゃないと『痛いほどきみが好きなのに』のような恋愛映画は出てこないワケで


だからこそ、もう一度、あの時の思いにかけてみようと思ったのかもしれない、お互いに

ラストは唐突に終わっちゃうんだけど、ジェシーは帰らなかった・・・だろうなぁ


『帰らなかった』先はやっぱり知りたいです、続きはつくってほしい。



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