ルーパー(原題名:Looper '12年12月 松下IMPホール) | Que amor con amor se paga

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暗殺ターゲットが30年後の自分だとすれば

何故30年後の自分が過去に戻ってきたのか?目的はナンなのか?


過去にもこれと似た内容の話はあったわけで、決して新しい話では
ないのだけど、ラストは幾通りにもとれる話


予告編はこちら、あらすじいってみる




時は近未来、2072年


タイムマシンは開発されたものの悪用を防ぐために閉じられ、
いまや犯罪組織の悪用が横行し、ごく僅かな念動力をもつ人間だけが
タイムマシンを動かせる時代となっていた


犯罪組織は証拠を残さす消すために、敵を30年前に転送し、『ルーパー』と呼ばれる
抹殺者に抹殺させる


ルーパーがその役目を終えるのは、未来から送られてきた自分を消すことで、余生を
送ることが出来るようになっている


敏腕ルーパー・ジョー(ジョセフ・ゴートン・レヴィット)の元に
ターゲット抹殺命令が下る、しかし、それは未来の自分(ブルース・ウィリス)だった…

ジョーの上司エイブ(ジェフ・ダニエルス)は未来から転送されていて、
現役のルーパーの末路を握るだけでなく、もしルーパーに不始末があった場合に始末する部隊
『ガットマン』の出動権限も握っている

しかしそんなエイブも自己主張が強く気がせくガットマン・キッド・ブルー(ノア・セガン)の
世話には手におえない


そんな折、ジョーは、同僚のルーパー・セス(ポール・ダノ)から未来のセス(フランク・ブレナン)を
取り逃がしてしまったと泣きつかれる

彼は未来の自分から重大な秘密をきかされ逃がしてしまったのだ

彼が言うには、この世界は独裁者レインメーカーに支配されている、全ての人間のループは
彼の支配下にあるルーパーと犯罪組織の手により、閉じられるようになっていて、
自分の生きたいように生きることは出来ない。

レインメーカーを殺さなければ自分たちに未来はないという


ジョーは、これを聞かなかったことにしなければ、自分にも未来はないと察し、
セスを本部に通報すると、ガットマンの攻撃が始まる

現在のセスが受けた傷が未来のセスにそのまま移っていく姿は残酷だ

未来のセスは、現在のセスが受けた傷のだけでなく、そのせいで記憶も行動も全て変り、
死んでいく


エイブはそれを『ループを閉じた』とだけ報告しただけだった

ジョーはまさか、自分の身の上に同じことが起きようとは思ってもいなかった

しかも逃がしてしまう事態になるとは


オールド・ジョー(ブルース)の目的もまたレインメーカーの存在だった

ヤング・ジョーはセスから聞いていた、レインメーカーがこの時代に生まれていると聞き、
わずかな手がかりから、サラ(エミリー・ブラント)が産んだ三人の子供の一人、
シド(ピアース・ガニョン)がレインメーカーであることを悟る

サラが念動力者であり、シドは恐怖心から無意識に人殺しもしてしまう未来の
レインメーカーだったのだ


…なんかこのレインメーカーになるシドって、普段大人しいのに、突然
制御不能になるあたり、『ブラックエンジェルズ』の勇気ソックリじゃん(爆)

周り油断してるトコを、そこまでこてんぱんにやっつけるか?と思ったよ(涙)
良心のカケラもねぇなぁと


このままでは周りの人間のループを閉じかねないトラウマをレインメーカーに与えかねないと
思ったヤング・ジョーは自分は死ぬことで、自らのループ(人生)を閉じて、
映画はおしまい・・・・なんだけど





これでよかったんけぇ??



…です、正直いって


『ブラックエンジェルズ』は、この手の悪役を最後は主役の雪藤が
『地獄に落ちろ~!』のキメゼリフと、どこから沸いてきたのか判らない
パワーでやっつけてくれたので、スカっとしたのですが


あのエンディングだと…


子育て失敗したサラがシドの念力に振り回される→サラが後にダレかにブっ殺される
(その相手は犯罪組織なりルーパーだったりする)→シドのトラウマになる
→シド・レインメーカーになり、全人類のループを閉じる→
現在のルーパーが犯罪者をブチ殺す社会になる…


というまさしく題名どおり、堂々巡り(ループ)にならないっしょか?



え?


こまけぇコトはどうでもええんだよ?


確かに~


途中までは面白くつくってあったよねぇ、この作品(爆)


ただ、話の作りとして



青竜の神話のパクリなんじゃないか?


…と思う程話の構成が似ておりますたwwww


いやはやまいったね

日本ってバブルの頃にスペースオペラ流行ったしね

ブルース・ウィリス本人のタイム・トラベルものなら『キッド』の方がよかったな

向こうは過去の自分が中年男になってお金だけ余ってる現代の自分に

『お前なんかいくじなしだ!』と怒りにくる映画なんだけど、あの映画は
おじいさんになっても夢と希望がもてるから、この映画、希望もへったくれも
ない…






たださ、エミリー・ブラント


この女優さんって、ヒロインになるとあまりいい映画にならないんだよね

『プラダを着た悪魔』みたいに主役を引き立てる美人な女性だと
巧いんだけどね


ヤング・ジョーの恋人・スージー役がミンミン声のパイパー・ペラーボってのも

『コヨーテ・アグリー』以来、あんまりいい役ってないよねぇ、はぁ

・・・女性のキャスティングを担当したのはダレなんだ(涙)というぐらい
女性キャスティングのナンセンスさに泣かされた作品でもありました



試写会でよかったわ…




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