タイタンズを忘れない(原題名:Remember the TITANS '01年 5月OS阪急会館 | Que amor con amor se paga

Que amor con amor se paga

映画・本などのネタバレメインのブログです
日常で気になったコトや動画も載せてます。

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僕達はそれを友情と呼んだ、大人たちはそれを奇跡と呼んだ



1971年、公民権運動のさなかの米国のバージニア州の田舎町アレキサンドリアで起きた実話の
映画化

この映画好きでもアタシは『ス○ールウォーズ』はダサッ!と思ってるワケで(爆)
時代背景もヘったくれもないバタくさい明朗快活映画が好きってワケじゃないす

予告編はこちら、あらすじいってみる




1971年、公民権運動によって人種差別は表面上はとりはらわれたと思われたかの米国。
が、保守的な白人社会の根強い地域では人種差別は残っていた。

当時のバージニア州のアレキサンドリアは白人と黒人の通う学校が統廃合され、保護者たちの
猛反発の元、地元の名門フットボールチーム『タイタンズ』も統合される



統合に反対する住民たちの間でデモが起こる中、ヘッド・コーチとしてやってきたのが、
黒人のハーマン・ブーン(デンゼル・ワシントン)だった。

これまでヘッド・コーチを勤めてきたビル・ヨースト(ウィル・パットン)は自分の地位を黒人に
奪われたことにショックを受ける

しかしこれまで育ててきた生徒のこともあり、ヨーストはアシスタント・コーチを引き受けることにする



チームが一丸とならなければ意味がない

生徒たちを団結させるために、一向はゲティスバーグ大学で合宿をすることに、しかし、
道中のバスでも白人リーダーのゲリー(ライアン・ハースト)と黒人リーダージュリアス(ウッド・ハリス)は
殴り合いの大喧嘩をしてしまう


軍隊並みのトレーニングを強いるブーンは、ある朝、生徒をたたき起こして全員をゲティスバーグ決戦場へと
連れて行く




This is where they fought the battle of Gettysburg.

Fifty thousand men died right here on this field, fighting the same fight that we are still fighting among ourselves today.
This green field right here, painted red, bubblin' with the blood of young boys.

Smoke and hot lead pouring right through their bodies.

Listen to their souls, men.

I killed my brother with malice in my heart.

Hatred destroyed my family.

You listen, and you take a lesson from the dead.

If we don't come together right now on this hallowed ground, we too will be destroyed, just like they were.

I don't care if you like each other of not, but you will respect each other.

And maybe... I don't know, maybe we'll learn to play this game like men.



(・・・どこだかわかるか?ゲティスバーグ、南北戦争の決戦の場だ。

5万人の人間がここで死んだ、それと同じ戦いを我々は続けている

この緑の平野が若者の流した血で染まった、煙と鉛の弾が彼らに降り注いだ



死者たちの声が聞こえるか?

憎しみが兄弟を殺した、憎しみが家族を奪った

耳を傾けろ、聖なる地で死者から学べ

ひとつにならなければ我々もまた彼らのように滅びる。

愛しあえとは言わない、互いに敬意を持て

きっと今よりも人間らしくなれるはずだ






その日から彼らは確実に変わり始めた

そしてカリフォルニアから来たヒッピーのような転校生ロニー(キップ・パルデュー)が
加わり、ロニーが白人黒人誰とも差別なく接する姿を見て、チームはますます
活気づくのだが・・・



『トップガン』や『パイレーツ~』『アルマゲドン』など大作大味映画を製作するブラッカイマー、
数少ない彼の製作映画の中で好きなものです

やっぱり実話+時代背景だからでしょうかねぇ。



理解しあえないことのおろかさを南北戦争の跡地に生徒を連れて行って聞かせるブーン

ホラ、言うじゃないですか

どーせあの人にはわかってもらえないから、なんたらクソたら、で、正当防衛ぶりする人?
『好きになれとは言わない敬意を持て、そうすれば人間らしくなれる』のブーンの言葉は
そうすれば相手からも敬意以上のものは無意識にもらえるという意味じゃないでしょうか



'00年秋にワシントンDCで行われたプレミア試写会で、クリントン大統領がブーンとヨースト、
そして存命中のタイタンズの面々を抱きしめたというエピソードもあることだし



結局タイタンズの選手たちは、公民権運動という時代の流れにどう受け入れられていったのか、
タイタンズの面々の中でも最後の最後までガッチガチの白人至上主義なヤツはどうしたのか?
ヨーストが白人至上主義から平等になるために捨てた『名誉』とは、それ以上に手に入れたものとは・・・



そのアタリは見てのお楽しみです

白人コーチのヨーストは最初、あまり映画の協力に乗り気ではなかったのですが、この映画では
また口達者なチビっ子で出てくる娘のシェリル(ヘイデン・パネティエーリ)が'98年に35歳の若さで夭折したことを
受けて娘のためを思い映画化に協力したそうです


そんな二人のコーチの姿を見るとやっぱり『Xmen』のエクゼビアを思い出さすにえられんというか。




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