過去の話は聞かなくていいんですか? | 選択理論マニアのためのトリセツ

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心理カウンセラー渡辺奈都子が選択理論に関するマニアックな気付きを書いているブログです。

こんばんは。
選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。



今日はリアリティセラピーの講座などで
(特に、これまで他のカウンセリング手法を学んできた方から)
よく聞かれる質問。

「クライエントさんの過去の話は聞かなくて良いんですか?顔文字(+´・_・`+)ン?





選択理論心理学を基礎理論としたカウンセリング(心理療法)を

リアリティセラピー(日本名:現実療法)と呼びます。



なので、リアリティセラピーを学ぶ講座の中では

クライエントの過去の話(生育歴や幼少期からのあれこれ…)には
特に触れないカウンセリングのやり方が示されます。


しかしながら、実際の臨床では、

これまでどんな辛く苦しい思いをしてきたか、
過去のどんな経緯で今の自分が作られているのか、

をカウンセラーに分かって欲しい
と思われるクライエントさんもいらっしゃいます。
(・・・というか多いね汗


そういう場合は、もちろん・・・・

聴きますよ汗☆




ただ、リアリティセラピーで言うところの
(カラーチャートの裏面に書かれている)

「過去の話はしないようにします」というのは、

カウンセラー自らが積極的に、

過去に焦点を合わせて原因を探したり、
過去の出来事を分析したりしない、


という意味合いのものです。


私たちは悩み事やトラブルに遭遇すると、
「なぜ?」「いつから?」「どんなことがきっかけで?」
過去に原因を探したくなる特性があります。


そして多分、過去を聞けば
いま抱えている問題に通じる何かを拾うことはできるでしょう。



でも、問題はそこから・・・


過去の原因を突き止めた時、
(特に人間関係の問題で心に傷を負っている場合)

その過去を癒したり、変えたりすることは
現実的で、コントロールできることなのか・・・?


ということなんです。



リアリティセラピーは、過去や他人という、
自分にはコントロール出来ないものではなく、

 今、自分自身がコントロール出来ることに焦点を当てる

という特徴を持っています。



リアリティセラピーのカウンセラーとして選択理論を学ぶのは、

「自分自身がコントロール出来る(出来ない)要素」

がはっきりと理解できるようになるためですシャキーン





まず、過去ではなく、遠すぎる未来でもなく、現在に焦点を合わせること
グーなので、「現実療法」なのです。


そして、すべての行動はその人自身の「選択」であると考えること
グーよって、自分の行動は選択出来る、他人の行動は変えられないということになります。


私たちは「責任の概念」に則った行動を選択する必要があること
グー「責任とは、他の人の欲求充足の邪魔をしないで自分の欲求を満たすこと」です。

などがカウンセリングにおけるポイントとなります。





リアリティセラピーのカウンセリングでは、
その人自身が、自分の人生をより良くコントロールできるようになるための援助をします。
矢印その結果、クライエントの大切な人間関係が回復するようになることを目指すのです)




グラッサーが言う

「人は、過去の出来事の産物ではあるが、
その犠牲者となるかどうかは、自分で選ぶことができる」


という言葉通り、リアリティセラピーのカウンセリングでは、
自分が選ぶことのできる【現実】に焦点を合わせることを重要に考えています。





info-orリアリティセラピーのカウンセリングを学びたい方は
コチラ日本リアリティセラピー協会

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