「だから言ったでしょう…」 | 選択理論マニアのためのトリセツ

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心理カウンセラー渡辺奈都子が選択理論に関するマニアックな気付きを書いているブログです。

こんばんは。
選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。


辞書本を引くと、
選択理論の用語よりも外的コントロールの用語の方が多い
ということに気づくとグラッサー博士は言っています。


それだけ私たちは知らず知らずのうちに、
外的コントロールの表現を用いているんですよね・・・。

(相手をコントロール出来る、または、相手からコントロールされる。という意味を含んでいるもの)






さて今日は、

親が子どもに対して使いやすい外的コントロールの表現・・・

代表的なものを三つ挙げてみます。





その①「だから言ったでしょう…イライラ

この一言の後に続くのは、

「お母さんの言う通りしないからよ怒る

と予想されます・・・汗☆


子どもは、失敗をして育っていくものです。

失敗することが許されないと、
新しいことに取り組む気持ちが萎縮してしまいますね。




その②「あなたが○○するから怒るんでしょ!怒

これを大胆に翻訳すると(笑)

「あなたがすることで、お母さんはコントロールされるのよ」

となります。

実際には、そんなことないですよね?にやり

子どもが同じいたずらをしても、
大切なお客さんが来ていたら、
いつものようには怒鳴らないでしょ?

きっと、出す声も違うだろーし☆





その③「○○する子は(しない子は)嫌いよツン

極めつけだ…叫び

愛情をニンジン(インセンティブ)にして、
子どもをコントロールしようとしてはなりませんsecret*あかん


グラッサー博士は、子どもに関わるときに

「具体的な行動と愛とを結びつけないこと」

と述べています。


重要なことは、

そういう行動は好きではない(受け入れ難い)けれど
あなたに対する愛情は変わらない・・・

それが子どもに伝わることですね。





*****

まぁ、これ以外にも、混み合ったスーパーで、
小ちゃい子を連れている親子の会話に聞き耳を立てていれば、
「おっと驚き」「うへーマジ」と思うものがたくさん聞こえてくることでしょう…汗


これらは、すべて外的コントロールの第三の信条

「私(母)は正しいことを知っている。
相手(子ども)の間違いを正すことは私の道義的責任だ」

という考え方が元になっています。


これが親子関係にみられるオーナーシップの関わり なんですね…



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