厳しすぎる自己評価は… | 選択理論マニアのためのトリセツ

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心理カウンセラー渡辺奈都子が選択理論に関するマニアックな気付きを書いているブログです。

こんにちは、選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。

選択理論/リアリティセラピーでは、

自分の望んでいることに対して、
自分が選択した行動は役に立っているのか、と自己で吟味する

ことを大切に考えています。

これを自己評価と呼びます。


簡単に言えば、自分で自分を採点するようなシステムです。

(その結果(点数)のことではありません。
ですから「自己評価が高い(低い)」という表現は、選択理論では用いていません


※自己評価についての詳細はこちら をご覧下さい。



時々、臨床の場面や講座の中で、
この自己評価がとても厳しい方とお会いします。

(そうです。自己評価はシステムですから、「高いor低い」ではなく、
「厳しいor甘い」と表現する方が的を得ていると思います)



自己評価の厳しい方の特徴は・・・

がくり出来ていることよりも、出来ていないことに注目する。(しかもかなり偏って…)

がくり自分で自分を認めることを避けている。(私なんてダメです的な口癖がある)

がくり人から褒められても、あまり嬉しそうでない。(というよりも、激しく否定☆)



たしかに、自己評価が甘い人よりはいいのかもしれません。

自己評価が甘いと、独りよがりになって(いわゆるKY?)
他人に迷惑をかけていることにも気づかないこともあるので・・・汗

(そうなの…。自己評価が厳しい人はカウンセリングに来るけど、
自己評価が甘い人は滅多に来ない・・・。来るのは、その人の周りの困っている人ぅ~ん・・・


でも、他人に迷惑をかけずとも、
厳しすぎる自己評価は、自分の欲求充足には、役に立ちません。

これから取り組むべき課題をみつけることは大切です。

しかし、まだ課題が残っているからと言って、
自分が出来ている部分まで否定する必要はありません。

謙遜の美学のようなものが日本にはあるけれど、
厳しすぎる自己評価は、自分の自信を奪ってしまうことになります。

さらには、人から褒められたときに、頑にそれを拒んだり、打ち消してしまうと、
せっかく近づこうとしていたかもしれない相手との距離が
こわばった空気と共に、離れてしまうこともあります。




選択理論が教えているのは、【健全な自己評価】です。

自分(の欲求充足や願望)にとって、役立っていることは素直に認め笑顔
それを続けていても、役立たないことについてはさらに改善を行う笑顔


健全な自己評価は、自己成長のための大切なポイントになります。


24時間自分と一緒にいるのは自分だけ。
自分に何を語って過ごすかは、とても重要なことなのです。


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