ええと、以前に僕の持っているギター Epiphone Texan をご紹介しました。

アメブロの中にも、Texanのファンの方がたくさんいらっしゃって、うれしい限りです。


実は、もう1本ギターを持っていまして、それがこれです。

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かの有名な、Gibson 社のギターです。LG-2というやつで、いわゆるビンテージ・ギターです。

1949年製。僕の母親と同い年ということになります。


作られてからもう62年、なんかすごい歴史を感じます。



僕は、前にも書きましたが、ギターなんてほんとはろくに弾けません。このブログにアップするために、The BeatlesのBlackbirdを録音してみましたが、それはもうひどいもんです。とてもまだ公表できません。

今、The Beatlesのコピーバンドを素敵なオジさんたちと一緒にやっているのですが、スタジオで練習するとき、ギターを持って行ってないと、ただ歌うだけのお飾りみたいになってしまうので、全然中に入っていけないんです。

それに、自分も多少はギター弾いて、コードストロークとか、アルペジオとかはしとかないと、曲の構成とか、肝に当たる部分とか、音楽的なことが全然把握できません。

だって、カラオケ歌いに行ってるのと同じになっちゃいますからね。

バンドなんだから、やっぱりアンサンブルとして機能したい。俺も仲間に入れてほしい!


というわけで、弾けないのに未だにギターを2本も持ってるのは、だいたいそんな理由なんです。


なので、僕は本当にコードしか弾かないんです。というか弾けないんです。

楽器なんて向いてないので、コード弾くくらいしかできないんです。

でも、バンドの中でコード感を感じながら、アンサンブルに混ざって、みんなとノリを共有して、それをボーカルに活かす、という目的なので、コード弾いときゃ十分なのです。


だからオンコードってあるでしょう、C on Dとか、Am/G とかってやつ。


あんなの、Am/Gとかだったら何とか弾くけど、それ以外のは全部分母無視ですよ。僕のギターは自分のチェック用みたいなもんだから、形になってりゃいいんです。
(いや、ほんまはあかんやろけど。それはわかってるけどね)


という、そんな極めていい加減な、雑な感じで、ギターと接しているのです。どうもすみません。



しかも、エレキギターは一切弾けません。昔挑戦しようと思って、レスポール買ったことあるけど、重すぎて無理でした。



そんな雑なギター観を持っている私ですが、このGibsonのギターは、本当にいい音がするので、大好きです。


LG-2というのは、Gibsonのラインナップの中でも、入門編のギターだったらしく、ボディも小さめです。

なんでこのギターを選んだのか、それは、この前にも取り上げた「新井英一」さんが、最近までずっと黒いGibsonの、小さなボディのギターを使っていたからです。


あれは、ファンクラブの会報によると、1930年代製らしいので、相当貴重なものです。


本当は黒い塗装のギターが欲しかったんですが、見つからなかったのでこれにしました。


ボディが小さいので、低音はあまり鳴りません。


でもこのギターの最大の特徴は、やっぱり古いからでしょう、音が前にドーンと出て行くことです。

ボディは小さいのですが、音はかなり大きいです。低音はもう一つでも、全体の音量が大きいので、あまり気になりません。


またネックも細めで、弦高も調整されているのか、非常に弾きやすいです。Texanも、ネックとか弦高はこんな風にならんかなあ、と思うぐらいです。


このギターは、本当はメインでガンガン使いたいんですが、さすがに古いので、そういうわけにもいきません。ちょっと弾くのにも気を遣ってしまうので、メインには向かないでしょう。


それにもったいないので、ピックアップも付けていないんです。だからスタジオでもライブでも使えません。


あくまでもおうちで自己満足用に取ってあるんです。



最近はずっとTexanばかり弾いているので、これはこの記事を書くために久しぶりにケースから出しました。




母親と同い年というのも、このギターをいたわってしまう、一つの理由なのかもしれません。


まあ母親は、

「弾けもせんくせに、2本も3本もこんなもん買うて、あほとちがうか」


としか言ってくれませんけどね。


あんたと同い年や言うて、かわいがってんのに…







それはそうと、結局今のところ、手元に残ったギターは、すべてギブソン系になりました。


やっぱり僕みたいに雑でコードジャンジャン鳴らす人は、ギブソンが向いてるのでしょうかね。

昔、ライブハウスで、おじさんに「君の声にはMartinが合ってるよん」と言われたので、それを真に受けてほんまにMartin買って歌ったら、「ギターが下手やから合ってないわ」と言われてしまった、苦い過去がよみがえります。


TexanもLG-2も、どちらもお気に入りの、大切な僕の仲間です。