こんにちは。
調布市でフルートの指導をしています、原嶋由紀です。
【なぜフルートの音が出るのか】
考えたことはありますか?
吹くから 指を動かすから
確かにそうなんだけど、それは、私たちの【やること】で、音そのものが出ている原理ではありません。
例えば、ピアノは鍵盤を押したら音が出るのではなくて、鍵盤を押した時にピアノの中でいくつかのものが連動して、【弦をハンマーで打つ】ことにやって音が出ています。
ヴァイオリンだったら、【弦を弓でこする】ことによって音が出ています。
じゃあフルートは?
ヴァイオリンやピアノの弦にあたるのが、楽器の中にある空気【空気柱】
ヴァイオリンの弓や、ピアノのハンマーにあたる直接【弦】フルートの場合は【空気柱】にタッチする、打ったら、擦ったりしているものは何か。
私たちが【吹く】ことによって送り込んでいる【空気】です。
【空気柱】を【空気】で擦ったり、時には鋭く打ったりすることで音を出しています。
指を動かしているのは、フルートの中の【空気柱】の長さを変えて音の高さを変化させるためで、音を出す【原理】ではありません。
フルートの中の【空気柱】は常に【在る】状態です。
でも、ピアノのハンマーやヴァイオリンの弓のように弦にタッチしてくれるツールは、私たちが【吹く】ことで楽器に送り込んでいる【空気】
だから、見えないし、形はないし、理想的な状態で楽器に送り込まれているか判断する材料は【いい音が出たかどうか】それだけです。
では、私たちは【いい音】を出すために何に取り組んだらいいのしょうか。
楽器に空気を送り込む必要はある。
その空気はどうやって送り込まれているのか。
そう。私たちが吹いているのです。
どうやって?
吹く→形を整えて息を吐くことって考えられるでしょうか。
どうやって形を整える?
呼吸の筋肉や神経をフル稼働させて形を整えるのです。
呼吸の筋肉や神経をフル稼働させて形を整え、いい音を出す。
取り組んでいることは、楽器よりも【身体】
そう、だから、楽器の吹き方だけ習ったら上手く吹けるようになる、というものでもなく、しっかりご自身の【身体】の動きを観察し、どんな時にいい音が出ているのか、そのデータを収集していくような感じが【練習】すること、かもしれません。
そして【身体】に取り組むことは自分自身と向き合うことでもあり、身体としっかり向き合って奏でられた音色には、いろんな想いがこまらないわけはなくて、すごくいい音楽が聴こえてきます。
音楽に感情を込める、などと言いますが、ただただ身体に向き合う。
そうしたら、いい音楽になる。
その音色が1番最初に届くのは、吹いている自分自身。
自分への最大の贈り物になると思います。
音楽指導をされる方のための、主に、生徒さんや親御さんとのコミュニケーションにフォーカスしたコンサルというか、相談というか、そういう時間を作っていきたいです。
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フルートのレッスンは対面で行っています。(東京都調布市・最寄駅からは3分ほどです。