フェルマータの長さ | ふる〜との魔法〜調布フルート教室プレリュード

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憧れの音色を奏でてみませんか?

こんにちは。


調布市でフルートの指導をしています、原嶋由紀です。


小学生以下のお子さんのピアノとリコーダーのレッスンもさせていただく事があります。




今日は過去の記事より。フェルマータの長さについて。



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先日、レッスンの時、フェルマータが出てきました。


フェルマータがあると、必ずといっていいほど感じるのが生徒さんの迷い。



この長さでいいですか。。。?



さてさて、どこに正解はあるのでしょうか?



フェルマータはイタリア語のferareからきていて、
fermareとは、停止する、の意味。


そう、長く伸ばす、という意味は本来ありません。


でも、色んな止まり方をする場合があって、
結果長く伸ばすこともあるようなイメージを私は持っています。


留学中、ドイツの教会でコラールなどを演奏する機会がよくありましたが、フェルマータがついていても全く音を長く伸ばさないことのほうが多いくらいでした。



とはいっても。。。


発表会などでよく演奏されるような作品についているフェルマータは長く伸ばすものが多いですね。


ではでは、どのくらいにしましょうか?

誰が決める?




私はね、こう考えています。



とにかく、その音をよーく聴きながら、伸ばしてみる。

音が伸びたいだけ伸ばしてみる。


そうすると、その音自身が次の音に移りたいタイミングを教えてくれます。



よーく聴いていると、「今!」というタイミングが聴こえます。



答えは、音楽の中にあるのだと思います。



楽譜が全てを教えてくれるし、音から全てを感じることができると思います。


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