こんにちは。
調布市でフルートの指導をしています、原嶋由紀です。
小学生以下のお子さんのピアノとリコーダーのレッスンをさせていただくこともあります。
フルートを吹くことについて、最近、テクニカルなことはほとんど書かなかったので、今日は少しだけ書いてみようかと思います。
テクニカルなこと、何を思い浮かべますか?
ある、ワークショップに行った時、イギリス人の先生が言っていました。
誰しも、早く動く指が欲しいし、はっきりタンギングしたいし、インターバルの広い跳躍をスムーズにやりたい。
テクニカルってそんな感じでしょうか?
私自身は、実はあんまりそう言うふうに思ったことがなくて。
でも、
もっとカッコ良く吹きたい
↓
スピード感のある音色やタンギングが欲しい
細かい音を全部聴かせたい
↓
フィガリングを的確に、テンポ通りに
もっと美しく奏でたい
↓
気の赴くままの音量で、時にはfff、時にはpppで。でも、音程や音色なんか気にせず、音楽だけに集中できるよう
↓
音程は正しく。音色もそろえて
そんなふうに感じていて、音程を合わせるために音程のことを考えたり、指を早く動かすために指の練習をすることはまずありません。
テクニックは音楽を表すための方法であって、それをクリアすることは本質的には目的ではありません。
テクニカルな練習をする時に、すごく若い頃、10代後半から心掛けていることがあります。
それは、何をやるときも、今何調で、何拍子でやっているかわかってやること。
もしわからなかったら、決めてやること。
心がける、というより、そうしないと、自分が何をやっているのか分からず、気持ち悪くて練習できなかったから、なのですが、もし、反復練習がつまらない、面白くない、と感じているとしたら、その辺が理由である可能性はすごく高いと思います。
反復練習の最後の音は主音にする。
反復は、2小節か4小節か8小節。
繰り返せないテンポや、繰り返せない回数は反復しない。
できることを丁寧に。
確実にできるようになったら、反復する回数を増やしたり、複合的な要素を取り入れたりします。
例えば指が動かない、と言う場合、大抵、どこか2つの音の連結に問題があります。
テクニカルな練習をする時は2つのお店だけと連結に限定して練習することもよくあります。
できないから、と、できないフレーズを何十回も繰り返すことはやりません。
そして、何調で何拍子かきちんと把握して反復する。
曲の途中で転調していることも多いので、必ずしも調号通りではない。
分析力も必要になりますね。
分析しているようでいて、実はそれはとても音楽的な練習で、やりやすいものになっているはず。
そして、その練習の最中も、
呼吸はスムーズか
足の裏はきちんと地面についているか
体の軸は中心にあるか
肩や首の力は抜けているか
頭は肩の上にあるか
頭は自由に動くか
腕指の力は抜けている
指はどこから動いているか
常に確認しながら。
確認は厳しいようで、確認することで無駄な力みはリリースされるので、どんどん吹きやすくなるはず。
そんなふうに練習して、レッスンしています。
レッスンはこちらから
https://prelude-fl.jimdofree.com
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