こんにちは。
調布市でフルートの指導、演奏をしています、原嶋由紀です。
4月28日に渋谷区の小さなサロンの小さなジョイントコンサートで無伴奏を2曲演奏させていただく予定です。
詳細、近日中にお知らせします!
昨日フルートで受験と言う記事を書いてみたら、音楽大学でどんなことをするのか、進学を希望していたり、お子さんが音楽の道に進もうとしていたりしても意外と知らないのかも、と思い、書いてみることにしました
学校によって少しずつ違うのですが、大学なのでいくつかの学部、学科があります。
音楽学部演奏学科、とか、器楽科、声楽科、とか、名前は色々ですが、演奏を主体とする学科なのか、それとも音楽学など、演奏するよりも勉強するような学部なのかで区別されています。
近年では、音楽マネジメントコースや、音楽療法、舞台芸術。。。と色々な学部、学科、コースがありますが、これから書かせていただくのは、器楽、管楽器を専攻した時の生活です。
ちょっと脱線ですが、舞台芸術、幅広く感じますが、中心にあるのはオペラです。
歌い手さんがいて、指揮者がいて、オーケストラがいて、演出家がいて、舞台美術もあって、そして、そこにバレエが登場することもあり、音楽とは切っても切り離せない分野。
一人一人の演奏家が技術を向上させることも大切な一部。そしてそこには音楽マネジメントも必要不可欠で。。。と繋がっていきます。
ヨーロッパに行くと、バレエ学校や、レコーディングをするトーンマイスターの勉強をするコースが附属しているところも少なくありません。
ここに関わる人がみんな音楽を愛し、いい舞台を作ることを目指して一緒に一つの舞台を作ったら、きっと素晴らしい舞台が出来上がりますよね。
脱線終了ー。
音大生活の中心になるのが専攻実技のレッスンです。
行ったことないのでよくわからないのですが、一般の大学ではゼミとか?そういうのがあるのでしょうか?
多分それに近いもので、自分の師匠となる先生のレッスンを週に一度受けます。
どんな先生に習うのか、これがとても重要で、入学前から情報収集をして、習いたい先生のいる大学に入れるよう受験に向けて頑張ります。
この先生に習うんだ!そのコミットメントができていなくて大学生活が始まってしまうとあまりハッピーでない4年間を過ごすことになりかねないので、この先生になら、と信頼できる先生を見つけてくださいね。
専攻実技の先生、そして、同じ先生に習う仲間とはとても近い距離で過ごすことになり「門下生」と言ったりします。卒業後も関わりをもって、同じ音楽を志ざす仲間としても、友達としても、何かあったら話をするのは、この、同じ「門下生」であることがとても多いので、心地よく過ごせる先生や仲間と知り合えるといいですねー。
そして、専攻実技よりもレッスン時間は短いですが副科のレッスンもあります。専攻がピアノでない場合は、副科ピアノが必修。
教員免許取得を希望すると副科声楽も必要になります。
歌うことは音楽の基本。
楽器なんかなくても、楽譜がよめなくても歌うことはできます。
だからそれを経験することは音楽の専門家にはとっても大切なんです。
歌手になりたくても、なりたくなくても。
器楽が専門だと、オーケストラや吹奏楽も授業の一環ですが、音大生なら必ず合唱の授業もあると思います。
フルートや、作曲、音楽学、コントラバスとかチェロが専門でもね。
道具を使わないで響きを作る経験は大事です。
専攻実技と副科ピアノに副科声楽、多い時は週に3回レッスンがあります。
ちなみに、副科フルートや副科ヴァイオリンはないのか、というと、あるにはありますが、フルートの人が副科でヴァイオリンやったり、ヴァイオリンの人が副科でフルートやることはほぼないと思います。学校によってはできるところもあると思いますが、知ってる範囲では思いつかない。。。。
それよりもピアノと声楽をきちんと経験しておくことの方がより役に立つので。
ピアノや声楽の人が、フルートやヴァイオリンを副科で選択することは時々あるかも。
でも、そんなにいっぱいやってる暇がない、というのが実事かな。
音楽大学は何か一つの専門家を育てるところなので、習い事のように、いろんなものをちょっとずつやるところではありません。
教育音楽科などが設置されている大学では、ピアノと声楽と、それ以外の器楽を何か一つ、ということが多いです。
ちなみに器楽の定義は、楽器を使って演奏することです。
音楽大学で勉強できるのは、ピアノや弦楽器、管楽器、そして声楽など、主にクラシック音楽を奏でる楽器や歌い方です。
クラシックでもクラシックギターは日本の音大で学べることはとても少ないです。
そして、エレクトーンやエレキギターなどの電子楽器もそれ専門のコースのある大学でないとできないと思います。
ジャズや、電子楽器を勉強できる大学もいくつかあります。
どこでも必ずできることではないので、そう言ったものを希望するかたらよくよく下調べを。
あとそれから、チェンバロなどの古楽器をやりたい時も、どこでも勉強できることではないので、よーく調べてください!
長くなったので、今日のところはこの辺で一区切り。
上下4本ずつの前歯が生え揃って、身長が120センチを超えた頃から指導いたします。
レッスンスタートのゴールデンエイジは、小学校中高学年、中高生だと思います。
大人の方は、今お持ちのフルートを体験レッスンにご持参くださいね!