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パクっちゃダメ! 最上級のパクリ方?

今回ご紹介する曲は、アメリカ西海岸の雄、Night Rangerの「Don't Tell Me You Love Me」です。
この曲はNightRangerのファーストアルバム「Dawn Patrol」の1曲目です。
ちなみにバンド名は「(森林などを守る)夜間警備隊」の意味です。アルバムタイトルは、
「明け方のパトロール」。なかなかよくできてます。
さらに「Don't Tell Me You Love Me」の邦題は「炎の彼方」。これも格好いいけど、意味は
わかりません。おそらくイントロのアルペジオが、炎がメラメラと燃えるのをあらわした
のかなーと。

ということで、イントロを聞いてみると、「あれっ、この曲って。。。?」
そう、シブ○き隊の「Zxkkon命(いのちと書いてラブ)」にそっくり!てゆーか、最初の
20秒間まったく同じじゃん!?
いやーさすがに日本のアイドルはすごいですね。アメリカのロックバンドにパク
られてしまうなんて。(笑)

同じ状況の曲に、セイント・フォーの「太陽を抱きしめろ」があります。
http://www.youtube.com/watch?v=SLTb8EkWta4

似ている曲はすぐにわかるかと思います。かなり有名な曲ですから。。。

さて本題に入りますと、Night RangerはBrad GillisとJeff Watsonのツインギター
が売りですね。通常はふたりのうち片方が、飛びぬけて上手いものですが、
彼らの場合は、二人とも超絶テクを持ち、さらにそれがそれぞれ独自の
色を出しています。Brad Gillisのアームを使いこなして自由奔放に上下する
ギターに対して、Jeff Watsonはクラシカルな速弾きに加えて、エイトフィンガー
と呼ばれる、左右の指合計8本でタッピングする技が売りです。
(両手使っているのでライトハンドとは言わない。。。)

!$にわかロッカーのROCK講座-night_ranger_1


すばらしいバンドだったのですが、シスタークリスチャンのヒットによって段々と
アメリカの商業主義に飲み込まれたかのように「ポップな曲を出す」→「売れない」
→「さらにポップな曲を出す」といった悪循環に陥ってしまったように感じます。

でも、最近も活動しているようで、YouTubeで活躍を見てうれしくなりました。
昔のロック名曲を楽しむのは日本もアメリカも同じなのね。


ということでKeep On Rockin

天使か悪魔か、許して神様

このタイトルを見て、ピンときたアナタ。アナタは40歳台ですね?
これはVan Halenのアルバム「1984」の広告キャッチコピーです。
1984はSuperBowlで流れた伝説のMacintoshのCMのモチーフにも
なりましたが、小説の名前ですね。そしてまさにその1984年に発売
されたVan Halenのアルバム「1984」の1曲目(正確には2曲目。1曲目は
インストの1984です。)が、「Jump」です!

この曲はもう言わずもがなですね。平成生まれの方もほとんどは耳に
したことがあるのではないでしょうか。
そこでここでは、曲の内容というよりこの曲のまつわるVan Halenのもろもろ
について書きます。



それまで、良くも悪くもEddie Van Halenのギターテクニックが有名で
あったバンド、Van Halenで一躍David Lee Rothを有名にしたのが
この曲です。上のPVも非常に有名です。
このPVの中で文字通り、飛び跳ねて、回し蹴りをしているDaveが
なにを思ったか、その後、ソロ・アルバムを作成して、やがてVan Halen
兄弟と仲たがいをして完全にソロになってしまいます。

その後、バンドにはSammy Hagerが加入します。Sammy加入後の
アルバム「5150」もすばらしい出来なのですが、それはまた別の機会に触れましょう。

そして月日が流れ、なんと長年バンドの影のコーラス隊であったMichael
Anthonyが脱退して、なんとEddieの子供 Wolfgangがベーシストとして
加入します。そこへDaveの再加入です。
昨年からのツアーの最後には、Jumpを演奏しているようです。
Daveも短髪になり、エアロビみたいな服装からちょっとはおとなしい格好になったようです。↓



この曲、聴くと演奏するでは大違いで、Keyは打ち込みぽいのですが、
実際に弾くとかなり厳しいフレーズです。ギタリストが考えるメロディー
なのでしょう。そしてドラムの変拍子。Alexは本当に特殊なリズム感を
していますし、それにぴったりと合うEddieもすごいです。やはり血の力はすごいな、と。

にわかロッカーのROCK講座-van_halen_eddie

にわかロッカーのROCK講座-van_halen_1984

超絶!ハイトーンボーカル

4/21にライブをやりますが、その演奏曲のうちの1曲にDeep PurpleBurnがあります。
イントロは誰しも聞いたことがあるのではないかと思います。おそらくヘヴィメタル専門誌
Burrn!(当然この曲からとったものでしょう)のCMの曲だからかな、と思いますが。。。

その曲1974年の発売ですが、当時まだヘヴィメタルという言葉がまだ世の中に出て
いない頃なのにこのハードな曲調はどうでしょう?!しかもところどころ哀愁的なメロディ
とクラッシックを彷彿とさせる曲展開。素晴らしいです。

当時の貴重な映像が↓で見ることができるのですが。。。
見所はたくさんあります。
・Ian Paceの左利きドラムによる唄メロに後ろで流れるさまざまなオカズ
・Ritchie Blackmoreのギターソロ、そして1本でのアレンジ
・Jon Lord結構若いな~
とかですが。極めつけは超ハイトーン・ボーカル。ボーカルといってもメイン・ボーカル
David Coverdale(通称、デビカバ)ではありません。ベースのGlenn Hughesです。

 You know we had no time -

の部分ですね。

もともと高音でデビカバが歌えない(?)高さのCメロを担当しているのですが、
なんとライブでは、原曲よりも高い音でシャウト!し続けているではありませんか!



やはりDeep Purpleはリスペクトに値するバンドですね。。。


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ライブやります。 4/21@せんがわ劇場

普段から'70~'90年代のロックを紹介しておりますが、今月4/21に

調布市・仙川(せんがわ劇場)にて行われるライブに私が参加している

バンド「Rock Generation」が出演します。

我がバンドの出演時間は18:20頃。Deep Purple、Van Halenなどを

やりますので、お時間のある方はぜひお越しください!


【ライブ名】ちょうふミュージックまつり Vol.3

【月日】 2012年4月21日(土) 
     開場 14:15
     開演 14:30

【場所】 調布市せんがわ劇場
     
http://www.sengawa-gekijo.jp/

【入場料】無料
     入場料、ドリンク代等ありません。
     受付もありませんので、お気軽にお入りください


詳しい情報は以下のホームページをご覧ください。

http://twdob.com/modules/tinyd0/index.php?id=26


【出演予定時刻】
14:30 music vanguard
15:00
ドラ吉バンド倶楽部
15:40
はっぴぃーたぁうん
16:20
PSYCHOPATH
17:00
with Liz'stone
17:40
EPO-ism
18:20
Rock Generation
19:00
TWDOB


本当のイントロはどっち?

MSG(Michael Schenker Group)のアルバム"Built To Destroy"の
1曲目「Rock My Nights Away」のイントロと言えばどう始まりますか?
ほとんどの方は、ギターソロからと答えるかもしれませんが、もともとは違います。
下のYouTubeを聞いてもらうと、キーボードから始まります。しかも全編通して
Keyがメインに打ち出されています。

これはヨーロッパ盤といい、最初にリリースされたレコードのミックスです。
日本でも最初はこちらが販売されました。ところが当時アメリカでハードロック
人気が高まっていたため、アメリカ受けする音をということで、ギターを前面
に出すためギター、ドラムなどを取り直してリミックスしたものがアメリカ
で販売されました。当のMichael Schenkerもそちらを気に入ったとか。
それを象徴するかのようにアメリカでの第1弾シングルはギター中心のシンプルな
ロック曲「'm Gonna Make You Mine」でした。



私としては、Keyのイントロの方がスピード感があると思うんですけどね。
10年ぐらい前に昔の名盤をCDで買いなおした時期があって、このCDも
何軒も探し回ったのですが、どうやらこのヨーロッパ盤は、音源マスタが
なくなったか捨てられたらしく、CD化はされないのでは?とのレコード店員さんの
意見でした。
今でも、この音源がCD化されたものを探し続けています。

いやーでもアルバムジャケットもすごいですよね。
意味不明な美女の横で、国産車(Michael Schenkerはドイツ人)とはいえ、
高級車であるベンツに向かって、フライングVを振り下ろす。ネックは完全に折れて
ますもん。

このあたりが一番、Michael Schenkerが奇人説が出ていたころでした。

このあとMcCaury Schenker Groupとして立ち直るんですけどね。

$にわかロッカーのROCK講座-michael_schenker_1

あいまいなトライ?

本日のお題は、Duran DuranのギタリストAndy Taylorのソロ・アルバムから

”I Might Lie” です。早速、ブログのタイトルがわかってしまいましたね。

”I Might Lie”は日本語的に言うと、アイ・マイト・ライ。これを早くいうと、

アイマイトライ、あいまいトライ!というわけです。

http://www.youtube.com/watch?v=blDUrOGXES4&ob=av2e


さて、本題ですが、この曲Duran Duranの~っていう枕詞を頭に入れて

聞くとひっくり返ります。完全にロックです。叫び

この人ってDuran Duranにいたときに大分、自分を抑えてたんだなーって

想像できます。


高校生のときにコピーしました。歌は全般的にハモリが入っていて

ぜひツイン・ボーカルでやってほしいです。

タイトルの”I Might Lie”は「(俺は)うそをつくこともあるかもね」って感じの

内容です。その後に「I Could Love You Till Forever」って続くあたりが

にくいです。


曲に関しては、後半で転調して、そこからのピッキング・ハーモニクスと

ギターソロPart2が超格好いいです。別に速弾きってわけでもないのですが

Neil Schonのような「燃えるようなソロ」という表現がぴったりきます。

イントロでエンジンの音が入ってますし、PVではまさにバイクの映像で始まります

ので、バイクや車でがんがん聞こうぜってメッセージでしょうか。


ちなみに、Duran Duranって、ギターのAndy Taylor、ベースのJohn Taylor、

ドラムのRoger Taylorって3人もTaylorさんがいるんですよね。日本の鈴木

さんみたいな感じ? でも同じバンドに3人も鈴木さんはいないよねー?


にわかロッカーのROCK講座-Andy Taylor on Guitar


2012.6.9に追加情報です。

当時のアルバムジャケットは↓こちら。ルックスが重視される日本仕様となっております。

にわかロッカーのROCK講座

そしてCDになって以降のアメリカ版のジャケットはこちら↓。だれのCDだかわかりませんね。
にわかロッカーのROCK講座

そして現在出ている当時の9曲に3曲プラスされたボーナス盤がこちら↓
にわかロッカーのROCK講座

さらに家にシングルのジャケットがありましので、スキャンして載せておきます。

結構貴重だと思うので。 (レンタル屋のシールは気にしないでください)


にわかロッカーのROCK講座


Keep on rockin'


まさに落雷! Thunder And Lightning by Thin Lizzy

今日はひさびさの更新です。今回とりあげる曲は


Thunder and Lightning by Thin Lizzy


この曲、曲自体もさることながら、アルバムジャケットも超かっこいいです!


にわかロッカーのROCK講座

また、この曲はThin Lizzyの最後のスタジオアルバムのオープニング・ナンバーでも

あります。私がこの曲を知ったのはThin Lizzy解散後にPhil LynottがGary Moore

と共演した後ですけれど。


とにかく、この曲のたたみかけるような唄。ラップのような歌詞。当時は

必死で覚えましたねー。歌詞の内容としては実はたいしたことないん

ですけどねー。ガールフレンドをとられそうになったので、相手の男と

喧嘩した、みたいな。


さらに、この曲のギターソロ!そうです。John Sylesネ申です。

この後、WhitesnakeでJS様は花開くのですが、当時荒削りながら

高速かつメロディアスという若き日のGary Mooreに通じるところが

ありました。もちろんふたりともThin Lizzyの卒業生です。

また、このアルバムは名曲ぞろいです。ぜひお聞きあれ!




ロックのはじまりはこの道(WAYS)から!

私の人生でのロックとの出会い、それは"Separate Ways (Worlds Apart)"by Journeyです。

それまで洋楽自体は耳にすることはありました。

たとえば、アラベスクの「Hello, Mr. Monkey!」とかThe Monkeysの「Daydream Believer」です。

また、ゴダイゴの「Monkey Magic」も歌詞がすべて英語という意味では洋楽と同じ

位置づけでした。


当時は中学生ですから、基本は歌謡曲それもアイドルが中心でした。松本伊代とか

シブガキ隊とかですね。そして中学生はほとんどラジオで電リク(電話リクエストの略)を

聞いていたものです。毎週電話で受け付けたリクエストをもとにトップ30ぐらいをオンエアー

するのですが、歌謡曲ばかりのチャートで、なんと驚き、1位はJourneyのSeparate Ways

でした。歌謡曲した聞いたことのないウブな中学生が、あのNeil Schoneのハードな

ギターリフに受けた衝撃はすさまじかったです!叫び

さらにSteve Perryのハイトーン・ボーカル。これが同じ音楽なのか?と思いましたね。


その半年後には、マイ・ベスト・バンドのKissに出会うのですがそれはまた別の機会に。。。

ちなみにそのときの2位はStyxの”Mr. Roboto”でした。「ドモアリガット」ってやつですね。

これはまだYMO風だったのでそれほどではなかったのですが。でもこの2曲が

ワン・ツー・フィニッシュって、やっぱり当時の日本のリスナーも聞く耳があったんですね。



ChofuBeachのブログ-Hard Rock Flag