息子は高校1年で不登校になり、留年して通信制へ転入し、何とか卒業して専門学校へ通うも、8月で退学しました。

 

今はバイトをがんばってます。

 

 

 

先日、息子と娘に聞いてみました。

 

「コロナのワクチン受けたい?」

 

二人とも

 

「うん」

 

「わかった、じゃあネットから予約しておくわ」

 

 

 

その接種日がおとといの土曜日でした。

 

前日の夜に再度確認のために言いました。

 

「明日9:30ワクチンね。書類には必要事項を書いておくように」

 

 

 

当日の朝。

 

娘は全ての準備をしていました。

 

息子はというと・・・

 

起きて来ない。

 

書類も机の上に置いたまま何も書いていない。

 

9時に声掛けをしました。

 

完全に熟睡中でしたが、

 

「おーい、今日はワクチン接種やぞ。あと15分後に出るけどどうするんだ?」

 

「・・・。・・・・うーん。いい・・・」

 

はいこれ、想定内です。

 

 

 

そのまま娘と行きました。

 

 

 

夕方、息子が起きてきました。

 

 

 

私は社会人として言いました。

 

「今日さ、パパも病院も困ったぞ。特に病院は『え?キャンセルですか?』ってびっくりしてたぞ。せっかくワクチン用意してくれてるのに。ワクチンを打ちたくても予約できずに打てない人もいるんだ」

 

「ああ、うん」

 

「二回目も自動的にキャンセルされたから。あとは自分で考えるように」

 

「うん」

 

 

 

息子の耳には入っていない感じでした。

 

まあ、まだ18歳だし、打つ打たないは自由ですから。

 

 

 

しかし私は病院で何回謝ったことか。。

 

もう予約しません。

 

息子から頼んできたらしますけど。

 

 

 

娘は

 

「腕いたいわ~腫れてきたわ~テスト勉強できんわ~」

 

と、うれしそうにゲームしてました。

ブログネタが減って更新頻度が落ちてきましたが今日は思うことを書きます。

 

 

 

息子は高校1年で不登校になり、留年して通信制へ転入し、何とか卒業して専門学校へ通うも、8月で退学しました。

 

フリーターになりましたが何となく明るくなってます。

 

学校というプレッシャーがなくなって気持ちが楽になったのかな?

 

バイト代=好きに使えるお金なのでリッチな生活を楽しんでいるようです。

 

外出せず服も興味ないので使い道はゲーム課金や電子機器のみです。

 

次の給料日には約束の月2万円返済が始まります。(退学した専門学校の授業料)

 

 

 

息子は最近、朝7時に起きてくることが多いです。

 

「おはよう。最近早起きやな」

 

「うん、2時か3時ぐらいに目が覚めるねん」

 

「え、めっちゃ早起きやん」

 

「バイトから夕方帰ってきて、疲れてそのまま寝てしまうから夜中目が覚めるねん」

 

「そうなんや」

 

「腹が減るねんけど朝食の時間まで待ってるねん」

 

「ははは、そうか」

 

 

 

今は週に3、4日バイトに行っています。

 

忙しすぎて昼休憩は食欲が無くて食べないことが多いそうです。

 

でもほぼ毎回マクドを買って帰ってきて家で食べてます。

 

休みの日もバイトに行く前に「朝マックに連れて行って」と頼んできます。

 

(どんだけマクド好きやねん!)と思いながら二つ返事で連れて行ってあげてます。

 

今は月見バーガーがすごく売れているそうで、パティと目玉焼きをずっと焼いているそうです。

 

こないだ新人が入ってきて、年下だと思ってタメ口で説明してたら1つ上だと分かって焦ったそうです。

 

 

 

先日、私がワクチン接種で休みの日、

 

家には私と息子とワンコだけでした。

 

すると息子がバイトに行く時、

 

「行ってきまーす」

 

と私の前ではっきりとした声で言ってくれたんです。

 

「おう!行ってらっしゃい」

 

 

 

いつもは無言で行くのでびっくりしましたが、嬉しかったです。

 

 

 

このことを妻に話すと、

 

「へぇーなんか最近機嫌いいよね」

 

「そやな」

 

「2年ぐらい前のまだどん底の時に△△のセミナー行ったの覚えてる?」

 

「ああ、行ったね」

 

それは、不登校について学ぶために参加した専門機関のセミナーでした。

 

「あの後の懇親会でさ、ある母さんが『うちの息子は高校はなんとか卒業したんですが、色々あって結局今はフリーターなんです。。』って話してくれた時、私ら何て言ったか覚えてる?」

 

「あーたしか、『働いてるだけでいいじゃないですか』って言ったっけ」

 

「そう。まさに今やん。働いているからそれでいいねん」

 

「そやな。働いているだけよし、やな」

 

 

 

妻の言うとおりです。

 

息子は将来必ず壁に当たる時が来るでしょう。

 

でもそれを親が先回りして心配してどうなる?

 

今はバイトして社会と繋がっているんやからそれでいい。

 

仕事をしてお金をもらう大変さを経験してるだけで十分。

 

 

 

時々忘れてまた心配になるけど、その度にこうやって妻が思い出させてくれそう。

 

感謝です。

息子は高校1年で不登校になり、留年して通信制へ転入し、何とか卒業して専門学校へ通うも、8月で退学しました。

 

 

 

息子に暴力について話をしてからは穏やかな日々が続いています。

 

穏やかというか娘と息子は会話をしないのでトラブルが起こらないだけですけど。

 

 

 

娘は二週間不登校だったことがウソのように明るく登校しています。

 

最近ハマっているゲームがあり、私も一緒になってハマっています。

 

そのゲームは、正義感のあるヤ○ザが主人公の暴力いっぱいのゲームです。笑

 

娘は現実とゲームの区別が出来ているってことでしょう。

 

 

 

さて、息子はというと、

 

退学届の書類までは準備して、結局提出に行っていません。

 

妻が学校に確認したところ、退学手続きは終わっているので書類提出がなくても問題ないそうです。

 

私はけじめというか区切りを付けてほしかったですが、

 

息子にとってはもうどうでもいいのでしょう。

 

先生は最後に息子についてこう言ってくれました。

 

・彼はとてもまじめです

 

・彼の絵は手直しするところはあったけど、十分趣味の範囲を超えており将来仕事に繋がる可能性はあります

 

・短い期間でしたが彼は私の生徒です。辞めた後でもいつでも絵の添削はしてあげるよとお伝えください

 

・この先の人生で何度か躓くことはあるでしょう。でも今の時代いろんな道があります

 

・家の中では居場所を作ってあげてください

 

 

 

いい先生だなと思いました。

 

半年間ありがとうございました。

 

 

 

息子は最近、妙に機嫌がいいです。

 

完全昼夜逆転で夜通しオンラインゲームで騒いでいます。

 

楽しくやるのはいいんですがうるさくてこっちは寝不足です。

 

何度か部屋に行き「静かにしてくれ」と注意しました。

 

 

 

バイトは週に2,3日。

 

相変わらずズル休みもします。

 

先週はさすがにイラッとしたので

 

「そんなに急に休んでお店は大丈夫なのか?」

息子が妹に暴力をふるった件の続きです。

 

 

 

二日前、

 

息子も落ち着いてきたようなので(そろそろ話ができそうだな)と思いながら帰宅しました。

 

息子の部屋に行くとオンラインゲーム中でした。

 

「ちょっと話したいんやけどいいか?」

 

「えーと、すぐは無理。30分後に下に行くわ」

 

「わかった。じゃあ下で待ってる」

 

 

 

次に娘の部屋へ。

 

「今から30分後に○○(息子)と話すからな」

 

「え、行きたくない」

 

「わかってる。ママと3人で話すから」

 

「言い方が悪かったのは謝っといて」

 

「わかった」

 

 

 

30分後。

 

息子が下りてきたので妻と3人で話をしました。

 

「今日は真剣な話をする。△△(妹)のことや。分かるな?」

 

「うん」

 

「まずは言い分を聞かせてくれるか?」

 

「えーと、その前に(妹から)どこまで聞いてるの?」

 

「そうか、そっちから聞きたいんやな」

 

 

 

私は娘がカウンセリングで話したことを説明しました。(前回のブログ参照)

 

 

 

「その説明はずるいわ」

 

「そうなのか?」

 

「何を言っても△△(妹)が納得せんからswitch本体を持ってこさせてん。ほんでプレイ履歴を見せて、俺が無実ってことを証明したねん」

 

「ほほう」

 

「△△も納得してた。でもそっから過去のことをぐちぐち言いだして、話が終わらんようになって、そんで終わらすために(暴力を)やった」

 

「そうか」

 

「おれもできれば暴力はしたくない。でもやらざるを得んかったっていうか」

 

「そうやったんやな」

 

 

 

ここで一呼吸入れました。

 

 

 

「言い分はわかった。キレた気持ちも分かる。でもな、暴力は認められない。分かるよな?」

 

「・・・うん」

 

「社会では暴力は誰も認めてくれない。パパの会社でも仕事が出来る上司が出来ない部下に暴力振るってな、次の日にその上司がクビになった」

 

「え、そうなん」

 

「そうだ。だから暴力はあかん」

 

「うん。でもおれは社会では暴力はしないよ。身内やからやってしまった」

 

「そうか。パパも昔ママに手を上げたことがあったけど後悔しか残らんわ」

 

「うん。おれも後悔はしてる」

 

「そうか。そう思ってるんなら大丈夫や」

 

妻「うん、ママも大丈夫やと思う」

 

 

 

「最後に。△△(妹)に何か言うことはあるか?」

 

「暴力ふるってごめんって言っといて」

 

「わかった。△△からも伝言がある。言い方が悪かったって」

 

「うん。あ、それで結局ソフトは見つかったん?」

 

「あー見つかったらしいで」

 

「そうなんや」

 

「よし、じゃこれで話は終わりな」

 

 

 

その後、娘の部屋にいきました。

 

「いま終わったよ。暴力ふるってごめんやって」

 

「うん。こっちも言い方が悪かったって言ってくれた?」

 

「うん言ったよ。わかったって」

 

「うん」

 

 

 

これで今回の件は終了です。

 

賛否両論あると思いますが、これが今回の我が家の対応です。

 

 

 

あと、娘の心の傷はまだまだ癒えていないと思います。

 

兄に対する恐怖心はそう簡単になくならないでしょう。

 

まずは曲がった眼鏡のフレームを修理に行ったのですが、

 

妻の機転で新しいレンズと共に一式買い替えました。

 

娘は嬉しそうでした。

 

しばらくは娘に寄り添って楽しく過ごそうと思います。

 

 

 

おまけ。

 

妻「喧嘩の仲裁ありがとう。私の手には負えんかったわ。ほんで話し方上手やわー」

昨日のブログにもたくさんのコメントありがとうございます。

 

やはりお母さん方の意見は「暴力は問答無用にダメ」が多いと感じました。

 

私もその通りだと思いますし妻もそう思っています。

 

一方で、暴力→即叱りつけて解決するほど単純なものではないというメッセージもいただきました。

 

今回は我が家流の対応ということで読んでいただければ幸いです。

 

 

 

今回もコメントごとに返事ができなくてすいません。

 

いろんなご意見ありがとうございます。

 

ここでお礼とさせてください。

 

 

 

今回、娘が息子に暴力を受けたとLINEで知らされた時、

 

カーッと血が上り

 

(あの野郎!これは叱るしかない!)

 

って思いました。

 

が、同時に

 

(なぜ息子はそこまでの暴力をふるったんだろう)

 

と思いました。

 

なので、息子が落ち着いてから話を聞こうと思いました。

 

 

 

昨日、娘の希望で妻同伴でカウンセリングに行きました。

 

娘は先生に事の詳細を涙ながらに話しました。

 

妻もそれを聞いてようやく詳細を知りました。

 

 

 

娘が息子の部屋に入ると息子は寝ていたそうです。

 

娘は構わず、

 

「○○のゲームソフトがないんやけど知らん?」

 

「・・・」

 

「(少し声を大きく)○○のゲームソフトがないんやけど知らん?」

 

「え?」

 

「(さらに声を大きく)○○のゲームソフトがないんやけど知らん?」

 

「しらん。眠いから出て行って」

 

「前も勝手に持って行ってたことがあったやん。持ってるんちゃうん?」

 

ここでキレられて暴力を受けたということでした。

 

 

 

私は思いました。

 

(言い方が悪かったというのはこのことか)

 

 

 

カウンセリングの先生はうんうんと聞いてはくれるものの、

 

娘の目を見ながらではなく終始パソコンに打ち込みながら聞いていたそうです。

 

話す時も早口で聞き取れない程だったそうで、妻はあまりいい印象は持ちませんでした。

 

先生のアドバイスはこうでした。

 

「(暴力が)あまりひどいようなら別居という方法もありますが、ますは一度お父さんからお兄ちゃんに話をしてもらってください。ところでお兄ちゃんの方はカウンセリングを受ける気はありませんか?」

 

 

 

終わってから娘は不機嫌だったそうです。

 

 

 

私は、暴力を認めるつもりは一切ないけど、やはり息子の言い分も聞こうと思いました。

 

そして昨夜息子と話しができました。

 

落ち着くのを待った甲斐があってか、息子はちゃんと話してくれました。

 

続きは次回に。

前回のブログではたくさんのご意見をいただき考えさせられました。

 

みなさんのおっしゃることは女性目線からの意見としてとても勉強になりました。

 

ただ、いただいたコメントに対して一つ一つ返答する気力がなくてすいません。

 

ここでお礼とさせていただきます。

 

 

 

あの後の経緯を記しておきます。

 

 

 

息子が娘に暴力をふるった日の夜、

 

娘から涙ながらに事の経緯を聞いた妻は、

 

息子に話をしようと思ってリビングに行きました。

 

息子はリビングにいましたが、妻の顔を見るや否や

 

「ゆうとくけど、なんも話すことないから!」

 

と言い放って自室へ行ってしまいました。

 

 

 

これは話せる雰囲気ではないなと思って私が帰宅するのを待ちました。

 

 

 

私が帰宅して間もなく、息子が晩御飯を食べにリビングへ下りてきました。

 

が、私がいるのを察知してすぐに自室へ戻っていきました。

 

私はこう思いました。

 

私を避けているということは、

 

「暴力は悪いと分かっている。が、今は説教を聞きたくない」

 

 

 

まあ今はあいつもカッカしているから正論なんてまっぴらか。

 

落ち着いたら話をするかな。

 

 

 

次の日、娘に改めて聞きました。

 

「何があったか聞かせてくれる?話せる範囲でいいから」

 

「うーん、あんまり話したくない」

 

「そうか」

 

「とにかく暴力だけはやめてほしい」

 

「うん。パパも暴力を認めるつもりは一切ない。ただ、○○(息子)がなぜ暴力をふるってしまったのかは聞こうと思う」

 

「それはね、私も言い方が悪かったのはあるねん」

 

「そうなんやな」

 

「それは謝るって言っといて。けど暴力はやめてほしい。ほんま怖いねん」

 

「わかった。○○が落ち着いてきたらパパから話すよ」

 

 

 

それから二日経ちましたがまだ息子には話せていません。

 

ここからは私の経験に基づく持論ですが、

 

男が女性に手をあげた場合、

 

翌日から反省と後悔が押し寄せてきます。

 

でも、他人にそれを咎められると変なプライドから反省の気持ちに蓋をしていまいます。

 

なので私は息子に自分で悟ってもらいたくてまだ黙っています。

 

 

 

息子は今、終始暗いです。

 

フリーターという位置に不安を抱えていると思います。

 

復学した娘に対して劣等感を持っているかもしれません。

 

とても難しい時期だと思います。

息子は高校1年で不登校になり、留年して通信制へ転入し、何とか卒業して専門学校へ通うも、8月で退学しました。

 

先週、専門学校へ行き、先生に退学の意志を伝えて帰ってきたようです。

 

私は先生にお礼を言いたくてこっそり電話をしましたが先生は不在でした。

 

折り返しお電話をお願いしましたが掛かって来ませんでした。

 

もういいや。

 

なんだかあっけなく終わった息子の専門学生時代でした。

 

ふと気づくと、

 

私の中で何も思い出が残っていないことに気が付きました。

 

学校で何をしていたのか、どんな作品を作ったのか、

 

校舎すら知らないまま終わってしまいました。

 

 

 

さて、三日前。

 

娘が息子に暴力を振るわれました。

 

妻から聞いた話では、

 

ゲームソフトを探していた娘が息子に知らないかと聞いたところ、

 

殴る蹴るの暴行を受けたらしい。

 

妻がパートから帰ってくると娘が涙ながらに話してきて、

 

「わたしの聞き方が悪かったかもしれないけど暴力はほんとにやめてほしい」

 

娘はずっと自室で泣いていたそう。

 

娘は足にアザがあり、眼鏡のフレームが曲がっていた。

 

そういえば以前、息子が娘のゲームソフトを勝手に持ち出して隠していたことがあったっけ。

 

だから娘は疑いの目で聞いたのかもしれない。

 

それが息子の逆鱗に触れたのかもしれない。

 

 

 

私は怒りを覚えました。

 

兄妹喧嘩には口を出さないつもりだけど、これは暴力なので黙っては見過ごせない。

 

けど暴力について叱っても説得力がない。

 

なぜなら私も数年前まで息子に手をあげてきたから。

 

 

 

と考えていたら二日過ぎました。

 

息子に対しては明るく接することはせず少し暗く黙って過ごしました

 

息子も何となく私を避けています。

 

 

 

娘が私に相談してきたら寄り添って聞くつもりでしたが、

 

どうやら妻に相談して近所のカウンセリングの予約をしたらしい。

 

娘は第三者に相談することでスッキリすることが過去にもあります。

 

私の前では明るく過ごしているので、私もめいっぱい明るく接しています。

 

昨日は新しく買ったゲームソフトを一緒にしようと誘ってきたので、一緒にやって盛り上がりました。

 

妻はそれを見て

 

「(娘)と一緒に遊んでくれてありがとう。楽しそうにしてるのを見てちょっと安心した」

 

「そやな。明日もやろうって約束しといた」

 

 

 

息子に暴力を咎めるよりも、今はまず娘が元気になるように寄り添うことにします。

先日、休学したいと言った息子、

 

水曜日に妻同伴で専門学校へ3者面談に行きました。

 

その夜、私にこう言ってきました。

 

「もう少し考えるから金曜日まで待ってほしい。もし退学になっても無駄になった授業料はバイトして返すから」

 

「(た、退学!?) わかった」

 

 

 

そのあと妻にどんな話になったのか聞きましたが、

 

「先生は途中から(息子と)二人で話してたから聞けてないねん」

 

 

 

そして金曜日。

 

私が帰宅すると息子から言ってきました。

 

「あ、おかえり。話いい?」

 

「うん、ええで」

 

妙に明るいな・・・

 

 

 

「やっぱり退学することにした。それを認めてほしい」

 

 

 

「・・・。そうか。休学と違って退学となると重大な決断やからな。パパもすぐには返事できない。その前にまず教えてくれ。先生とどんな話をしたん?」

 

「先生は俺のことを見抜いてた。俺は絵を描くのは好きでこの学校に入ったけど、仕事にはできないかなって何となく感じてたねん。でも誰にも言えなかった」

 

「そうやったんや」

 

「先生には授業に行かなかった理由をバイトのせいにしたり体調のせいにしてたら、『嘘はもういいから本当の気持ちをさらけ出して話してみなさい』って言われた。そんで俺、泣いてしまったねん。全部吐き出したら泣いてしまった」

 

「そうか、泣いたんやな」

 

「学校で課題のイラストを描いていても楽しくなくて、家で好きなイラスト描いていたら楽しかったねん。それに気付いてからはだんだん授業に行かなくなった」

 

「そうやったのか」

 

「先生はそういうのを全部見抜いてた。見抜いてくれたっていうか、なんか有難かった」

 

「そうか。すごいな先生」

 

「だから学校はもう辞めることにした。フリーターになるけど前期の授業料はバイトして返すから。今バイトが楽しいねん。シフトも週1から週4に増やすし、もっと入れるかも」

 

 

 

そう話す息子の表情はすっきりとして穏やかでした。

 

それを見て私は覚悟を決めました。

 

「わかった。よくそこまで自分で考えて決めたな。その決断、パパもママも応援するよ」

 

「うん」

 

「一つ質問。学生と社会人の違いは何だと思う?」

 

「えーと、自分で稼いで生活することかな」

 

「そうやな。ここからは厳しいことを言うが、前期の授業料をバイトして返すという言葉は守ってもらう」

 

「・・・うん」

 

「前期に振り込んだ97万円の内、授業料だけで47万円。それを返してもらう。いいな?」

 

「うん」

 

「よし、じゃあ月いくら返済するか決めようか」

 

「えーと、月のバイト代がこれぐらいで、貯金もしたいから・・・月2万円なら返せるかな」

 

「2万円やな、わかった。ということは何か月掛かる?

 

「えーと、23か月やから2年」

 

「そうなるな。今ここに書いてくれ」

 

 

 

息子の直筆で返済計画を紙に書いてもらいました。

 

 

 

「おっけ。最後に、人生は1度きりだが何回やり直してもいい。パパも何度も方向転換してここまできたから」

 

「うん」

 

「これからもよろしくな」

 

息子と握手して終わりました。

 

 

 

来週、息子は一人で学校へ行って退学の意思を先生に話します。

 

私も妻も、想像していたほど落ち込んだ気持ちにはなってません。

 

息子が前を向いているからです。

 

息子の決断に合わせて我が家も方向転換して応援していきます。

 

 

 

(おまけ)

 

妻がこの後こう言ってくれました。

 

「すごく良い話し合いやったで。〇〇くん(私)、本当に変わったなーと思う。学歴社会を教え込まれて育ったのに、こんなに柔軟に対応できる父親おらんと思うで」

 

「ありがとう。たしかに自分でも変わったと思うわ。でも△△(妻)がいなかったら変われていなかったと思う」

 

 

 

我が家はこれでいいと思いながら晩酌が始まるのでした。