最近の息子の様子を書きます。
初めてハローワークに行ってから2~3ヶ月経ったでしょうか。
2回目に行く気配はありません。
バイトのマクドナルドについてこんな会話がありました。
「あのさ、また店長が代わったねん」
「お、そうなんや。どんな感じの店長?」
「普通にいい店長」
「ほう。前の店長よりも?」
「そりゃ全然いい。前の店長は働き者やったけどみんな嫌ってたから。店長交代は大歓迎」
「そうかー」
「今はすごくいい雰囲気やから仕事が楽しい」
「そりゃよかったな」
その数日後、妻と話しました。
「(息子)はあれからハローワーク行かへんなぁ」
「そやね。マクドの店長が代わってバイトが楽しいって言ってたよね」
「うん」
「今はバイトをがんばることが生きる道になってるんやと思う」
「うん。俺もそんな気がする」
「だからしばらくはこの状態が続くやろね」
「そやな。ハローワークは一旦忘れよう」
あと、マリオの映画を見に行きました。
公開2日目の朝に突然息子が、
「今からマリオ見に行ってくるわ」
「お!あの映画か。一人で?」
「いや、バイトの友達二人と」
「そうか、行ってらっしゃい」
息子はこういう外出は何年ぶりかです。
ちょっと季節感の無いファッションでしたが私はスルー。
すると私の買ったばかりの季節感のある帽子を見つけて、
「これ借りていい?」
といって被ると少しオシャレ感が出ました。
二十歳の男子が友達と映画を見に行くことなんて世間では普通のことですが、
私も妻もニコニコでした。
昼前には息子は帰ってきました。
帰ってくるなり、
「ああーやばいわあの映画。めっちゃ感動した」
「そうか、感動したんや」
「もう最後の方は感動して泣いて、涙でよく観れんかった」
「へぇーそんなに!」
「友達もボロボロ泣いててさー」
「そうなんやー観客もみんな?」
「いや、そうでもなかった」
「はは、そうかそうか」
「俺やっぱりマリオには思入れが強いからめちゃくちゃ感動した」
「そうか、小さい頃からゲームやマンガ読んでたもんな」
「うん。グッズもたくさん買ってわ。映画代と併せて全部で¥10000ぐらい使ったわ」
「おー結構使ったな」
息子は嬉しそうにグッスを見せたり、ストーリーを語ったりしてくれました。
こういう会話は久しぶりで妻も楽しそうに聞いていました。
その2週間後の朝、
「今からマリオ2回目見に行ってくるわ」
「え!おー2回目ね。今度は誰と?」
「同じ友達」
「ははは、そうか」
聞いたことはあったけど、同じ映画を2回見に行く人っているんですね。
すごい人は何度も何度も見に行くんだとか。
2回目の感想は、
「やっぱええわーやっぱ感動するわー」
グッズは買ってませんでした。
今回、息子が外出できたのはマリオのおかげ。
マリオありがとう。
次はUSJに導いてください。