先日娘の卒業式のブログを書きましたが、
息子に関係するちょっとした出来事がありました。
式が終わり、体育館で人がはけていくのを妻と待っていた時です。
PTAの親達が集まっているのを見て妻が、
「あ、あの人や。すんごい教育ママの人や」
「ん?」
妻曰く、その人の息子とうちの息子は中学生時代に同級生だったようで、
子供に学歴社会を叩きこんで、無理矢理にでも勉強させるお母さんだったらしい。
「ふーん。おれの親と一緒やな」
と話していると、その人が妻のところへ小走りにやってきたのです。
「久し振り!」
「あー久し振り」
ちょっと嫌やな・・・と思っていると、
「○○、バイトがんばってるで!」
「え?知ってるの?」
○○=うちの息子です。
「こないだまで○○とマクドで一緒に働いてたねん。今は別の店に移ったけどね」
「あー!そうやったん!」
「○○、めっちゃがんばってるで。すごい戦力になってる」
「へぇーそうなんや」
「人数少ない時も『○○がいるから何とかなるやろー』って頼りにしてたんやで」
「へぇーそんなに戦力になってるんや」
「そやでー。また一緒に働きたいわ。じゃあね」
「うん、ありがとう」
私は横で聞いてて嬉しかったです。
息子がおばちゃんに呼び捨てにされてるところもバイト仲間って感じで嬉しかったです。
でもふと思いました。
この人は息子が高校で不登校になったこと知ってるんかな。
妻に聞いてみました。
「あの人、○○の不登校のこと知ってるんかな?」
「どやろ。たぶん知ってると思う。一緒に働いてたみたいやし」
「そやな。知ってるとしたら我が家のことを憐れって思ってそうやな」
「うん、たぶん思ってるやろね。子供の教育にはすんごい厳しかったもん。不登校なんて到底理解できんと思う」
「そうかぁ」
こんな風に思うのはよくないかもしれないけど、
やっぱり思ってしまうんだよなぁ。
自分が昔そうだったように、世間がそうなのを知ってるから。
ま、しょうがないか。
この後、食堂で妻とお茶したのですが、
周りは子供の進学先のことで盛り上がっているお母さんたちでいっぱいでした。
うちは親の交流がなかったので、幸いにも(?)誰にも話しかけられませんでした。
帰宅してからシャンパンで乾杯し、妻といろんな料理を作って飲みまくりました。
夕方は酔っ払い夫婦でワンコの散歩。
最近こういうのが一番楽しいです。
欲を言えば、
同じ境遇や経験をしてきたみなさんと飲み会して語り合いたいです。