前回、息子が二十歳の日にお酒を奢ってもらった話を書きましたが、

 

ちょっとした続きです。

 

 

 

土曜日の朝、息子が徹夜明けで下りてきました。

 

「おはよう」

 

「おはよう」

 

「昨日も夜中騒いでたな。パパは寝不足や」

 

「ごめん」

 

「相手の人も夜中起きてる人なんか?」

 

「うん」

 

「昼間ならなんぼでも騒いでもええのになぁ」

 

「でも最近はマイクに向ってボソボソ話したりしてるで」

 

「そうか、そういえば静かな日もあるな」

 

 

 

夜中の騒ぐ声に関しては私が寝不足になるので言うようにしています。

 

最近は配慮してくれているようなので私もなるべく我慢してます。

 

 

 

その後、息子がふいに言いました。

 

「冷蔵庫見た?」

 

「ん?お酒のことか?ママから聞いたよ」

 

「それもあるけど、違う人からモンエナ10本を成人祝いにもらったねん」

 

「10本も!」

 

「うん、わざわざお店に届けにきてくれたねん」

 

「へぇーその人も先輩?」

 

「うん。以前は一緒に働いてたけど今は別のお店に移ってるねん」

 

「そうなんや。わざわざ持って来てくれるってめっちゃええ人やん」

 

「うん。昔さ、その人の誕生日聞いて、その人が好きなお菓子を10袋プレゼントしたことがあるねん」

 

「10袋も!そりゃええことしたやん。そのお返しやったんかな」

 

「そやろな。それでさ、実はもう一人からも成人祝い予告されてるねん。何かくれるらしい」

 

「予告ってか!ええなー。パパは成人式でプレゼントもらったことなかったわ」

 

「ははは。じゃ、今から寝るわ」

 

「おう、おやすみ」

 

 

 

この会話は妻も横で聞きながら「すげー!」やら「ええなー」を連発してました。

 

息子は想像していたより人間関係をうまく築けているようです。

 

お菓子10袋なんてユーモアがあるよね。

 

 

 

次の日の朝、妻が台所で

 

「あ!空のほろよいが置いてある」

 

「おー飲んどるやん。アルコール3%なんてかわいいもんや」

 

 

 

次の日、また妻が

 

「あ!今日はストロングチューハイやで」

 

「ええー9%やでこれ」

 

 

 

もらったお酒がなくなったら息子はどうするんだろう。

 

家のお酒はビール、焼酎、日本酒、ウィスキー、スパークリング、ワインなので息子はまだ飲めないはず。

 

飲んでもいいけどそのまま眠くなって夜は寝てくれないかなぁ。