…そういえば私はいくつかの印象的な夢の風景を心の中に覚えている。多分、他の人もそうなのだろう。
他人に話すことはなくとも自分というものを形づくるに置いて重要な夢たち。
意識、無意識を問わずにそれらの夢は
その人の人格や性格を形成する大切な要石のようなものであるように思う
そして本来ならばそのような類の夢は
できるだけ他人には漏らさない方が良いものだ
とはいえ私は狂っているので
今回はそんな夢たちの中からひとつを書いてみる
¯¯¯
その夢はいつも砂漠のような場所から始まる
いつもの場所、いつもの道であるが
私はいつもとある感覚を追いながら歩んでいく
其れは死と恐怖と助けを求める、声にならない声だ
それを、私は感覚で追っていく
その感覚はいつも岩作りの小さな建物へ私を導く
中にあるのは流れる滝水のように美しく天井から降りてくる、大きな光の筋と石の柱
そしてその影にある
獣の骨と老いて怯え震えるボロきれのようなXXだ
其れは私の来訪に恐怖したようだった
どこからどう見ても
生命はもう絶えることが明白であるのに
哀れを通り越して滑稽な程に
死へ対する抵抗と恐怖でいっぱいであるようだった
私は其れになにか言葉を掛けようとしたが
其れ は恐怖で私を拒否するばかりだ
このまま完全に私を拒否されても仕事が終わらないので、夢の中の私は淡々と自分の仕事を進めることにする
確かに其れが私を呼んだのであるので
私は其れに応える事が仕事である
私は仕事道具のXXを取り出しそのままそれを
自分にXXXす
そんな一連の私の行動を見て
老いたXXは驚き、混乱し、自分自身の命を守ろうと必死に何かを叫んでいた
私はそれを聞きながら、すこし「うるなさいな」と思う
せっかく此方はXXを分けてやろうというのだ
そしてそれは簡単なことではない
いくらそれが私の仕事であるとしても
簡単に出来るものでもないのだ
私は意識を自分の中にあるXXを流れ込ませている場所へ集中する。そして、それをあの老いたXXへと移せるようにと、その流れを曲げるように操作する。
ここで間違えてはいけないことがある。
それは決してその流れを外に出さないことだ。
この外へ出すことなく流れを曲げること…之が一番肝要であるのだ。
幸いにターゲットは老いて弱っているので
それを捉えるのは容易い
でもそのまま
私のXXを其れに流すことも良いことではない
まずは相手の死にゆくXXと私のそれを同化して
まずは代わりに私のXXをXへと至らせるのだ
そうすれば、彼の命運は予定通りに消えることになる。そしてのこりの力が、多分は彼のあまりのXXとして、機能してくれるはずだ。
あらかた 其れ が
出来たので
私は最後に言葉を口にする
日本語ではないが
意味はわかる
「XXより出て、XXへとXりますように」
こうして単なる現象に過ぎない私は
ひとつの仕事を終わらせて
その仕事の分だけ
私の魂は赦さ(浄化さ)れるのである
こんなどうでもいい夢を、私は繰り返し視る
その夢の最後に見るのは
決まっていつも
驚きうろたえている老いたXXの声とともに存在する
砕けた星のモチーフのXと、獣の骨
そして
かつては老いたXXであったものが
石造りの小屋から、満天の星空の下、冷たい砂漠の景色の中へ出てゆきつつある光景である
…特に意味は無い
意味は無いが、私はこの夢から実はXXXXのやり方(手応えの実感)を学んだのである