随分間が空いてしまいましたが、国際結婚手続きシリーズの続きです。



STEP.5証明書の​翻訳とアポスティーユ


さて、実はこれが一番苦労した最後の難関(?)


手続きの初日に東京のモロッコ大使館で、

婚姻届受理証明書を取得したら、戸籍謄本と共にアラビア語に翻訳し、アポスティーユを付けてモロッコ大使館に提出してください

という旨が記載された書面を貰った。


翻訳には指定業者は無いとの事で、自分で探して依頼しなければならないのだ。

そして、自分達で翻訳するのはダメ。


全くあても見当もない私達…

いっそのこと指定してくれた方がありがたいのだが…

なんて思う。


とにかくネットで探しまくるしかない。


正直どれがいいのか分からず、見れば見るほど迷う。

しかもどこもなかなかの金額だ。


半ばヤケクソ気味に検索し、ふと目に止まったのが『翻訳工房くまざわ』さん。


官公庁提出書類や論文、企業対応など幅広い分野の翻訳を高品質低価格で提供されており、創業25年以上の実績もあるとの事。

ネイティブ翻訳者によるダブルチェックのようなものも行われているらしい。


早速見積もりを依頼すると、とても迅速に明細を出してくださった。

メールでのやり取りだけなのだが、文面の中に何だか誠実さと温かみを感じた。

しかもとても良心的な料金!


よし、ココに決めた!


4営業日後の納品との事だったが、一日早く納品してくださり、感動🥹

全てメールでのやりとりだけで完結した。

料金は後払い。


本当に良かった。

この業者さんはオススメ(決してこの業者さんの回し者ではありません(笑)"宣伝したら更に安くなるよ"なども決してありません)。


ちなみに、婚姻届受理証明書戸籍謄本合計2通の翻訳がお値段何と税込10,268円!(←テレビショッピングか!)

さらに翻訳証明書付き!

わぁ〜ありがとぅ〜社長〜(←テレビショッピングか!(2回目))


次はアポスティーユ(アポスティール)の取得。


何じゃそりゃ??びっくり


お恥ずかしながら私はこの時初めてアポスティーユを知った。


「アポスティーユ(Apostille, Apostilla)」とは、文書が確かに日本の公的機関が発行した「公文書である」と日本外務省がお墨付きを与えるものをいいます。


と、こちらのサイトで分かりやすく説明してくださっています↓

https://www.cut-bell.com/article/15281996.html


モロッコ大使館で貰った例の書面には、『お近くの公証役場にてアポスティーユを…』と書いてあったので、『公証役場』を調べる。

公証役場なんて私の人生で初めて踏み入れる未知の領域。


しかし、検索しているうちに、なぜか"アポスティーユは外務省で申請…"というような事が書かれていたのが目に入り、混乱。

外務省の認証だから外務省に行ったほうが早いのか??


この時の私は、色々と情報を集めすぎて脳内がバグっていたのだ。


なので、大使館からの書面で『公証役場』って書いてあったのに、外務省へ行ってしまった!

関西には外務省の大阪分室があるのだ。


案の定、

「このケースですと、公証役場に行かれたほうがよいと思います。」

やんわりと、公証役場に行くよう勧められた(←だよね〜)


しかし、滅多に入る事ができない外務省の中に入る事ができたので、これはコレで貴重な体験となった。


さて、そこから急いで公証役場へ。

幸い、外務省から約30分程で行けた。


ドキドキしながら"公証人"なる男性に証明書一式とそのアラビア語翻訳を提出する。


すると、ものの10分程でアポスティーユ認証がもらえたではないか。

表紙にはちゃんと外務省の印も押してある!


費用は5,500円。


てっきり「じゃ、3日後に来てください」とか言われるのではなかろうかと思いながら待っていたのに何だか拍子抜けした。


ともあれ、これで山場を乗り越える事ができたのだ(←大袈裟)


安心感と解放感から、私達は、その足で近くの大阪梅田周辺を観光することにした。

この時に見た『梅田スカイビル』からの夜景は本当にキレイで、忘れられない。

↑しかもちょうど満月の日だった!