かなりのご無沙汰でした。


ようやく心身ともに忙しさも落ち着いたので、久しぶりに旅に出てきました。


今回訪れたのは、こちら👇🏻


海外っぽいですが…


実は、富山県です。


以前のブログをご覧になった方は、

「トルコちゃうんかいっ!」物申す

と、突っ込みたくなると思いますが、温かい目でご覧頂ければ幸いです。


富山駅に降り立った私は、とにかくたまげた。

駅が大きくてキレイでオシャレ。


そして、冒頭の写真のようなトラムが走っていて、まるで海外のようだった。


私の記憶の中の富山とはすっかり変わってしまっていた。

実は私、随分昔に富山に住んでいたことがあるのだ。


嬉しいような寂しいような複雑な気分。

でも嬉しいが勝っている。


早速、まずはトラムに乗って西町(にしちょう)まで。


トラム(当時は市電と言っていた)の乗り方も忘れてしまっていて、本当に海外に来たみたいだった。


複数の路線があり、西町に行くには、南富山行きの路線に乗らなければならない。


運賃は、1回の乗車につき大人210円で、降車時に運転席後ろにある運賃ボックスに入れるのだ。


何とか無事に西町で下車し、

↑この駅は昔の雰囲気が残っている


向かったのは、

池田屋安兵衛商店

昭和11年に創業されたという老舗の薬屋さんだ。


看板にもある"反魂丹(はんごんたん)"をはじめとした様々な生薬を販売されている。


店内も素敵。


そしてここでは、このお店の事や薬の事等を分かりやすく面白く説明してくださるのだ。


更に、丸薬の製造実演や製造体験までさせてもらえる。

私も体験させてもらった。


上の写真左側の、四角い木の板のようなものを回転させて薬を丸めるのだ。


均等に力を入れないと綺麗に丸くならない。


なかなか難しい😓


しかしお店の旦那さんは、


「丸くはないが、悪くはない!」


丸さはイマイチだったが、列が均等に揃っているからなかなかなものだと上手に褒めてくださった。


「…上手にできたのでこれをプレゼントします。」


と、紙風船を手渡して頂き、すごく嬉しかった。


「では、ゆっくり見て行ってくださいね。何かご質問があればご遠慮なく仰ってください。写真も撮って頂いて大丈夫ですよ。」


と、薬の押し売りや無理強いはせず優しく対応してくださり、とても気持ちがよかった。


さて、私はレトロなパッケージの薬が是非欲しかったので、購入!



↑いずれも1つ330円(税込)。

「あら、"ずつう"かしら?何だかウキウキしちゃう」

って言ってそうな頭痛薬のパッケージ。


風邪薬や頓服薬に、だるまさんのイラストが多いのは、"寝込んでもこの薬を飲めば、だるまのようにすぐ起き上がれる"という意味があるからなのだとか(←この話は別の場所で聞きました)。


何と、"反魂飴"もあったので買ってみた。

カモミールミルクキャラメル味!378円(税込)。


原材料を見ると、麦芽水飴や大豆たんぱく、酵母エキス、カモミールなどで作られている

"反魂丹"は入っていない。


5つ入っていたのだが、写真を撮る前に一つ食べてしまった😅

どこか懐かしく優しい甘さのキャラメルの中に、ほのかにカモミールを感じる。


他にもミント味、生姜味があった。


その他店内には、色々な薬や漢方、ハーブなどがあり、見ているだけで楽しい。


薬売りの行商の方が持っていた行李(こおり)など、様々な道具の展示も。



また、2階には薬膳のレストランがある。

14時で閉店だったので、この時は入ることができなかったが、こちらも気になるところだ。


なかなか面白くて素敵なお店だった。


http://www.hangontan.co.jp/