何だかんだあったが、飛行機は無事にタシュケント空港に到着。
着陸成功の際には機内のあちこちから拍手が沸き起こった。
私、これ好きなんだな。
何かこれで全てチャラになったような気になる。
結局1時間の遅延となってしまったが、イミグレーションはスムーズに通過でき、到着ロビーに出てきたのは21:30頃だった。
よかった。
これなら間に合うだろう。
両替を済ませて、タクシーを呼ぶ。
事前にアプリをダウンロードして登録しておいたウズベキスタン版のGoシステムのような"Yandex Go(ヤンデックス ゴー)"で。
これなら行き先を確実に指示でき、料金も最初に表示されるので安心だ。
しかも、迎えに来る車の色や車種・ナンバーも表示される。
↑この画面は、参考のために帰国後撮ったもので、当時のものではありません。
入力すると、早速、3分程で白い車が迎えに来るとの表示が出た。
よし、建物の外に出て車を待とう。
…しかし、空港から出たらWi-Fiが途絶えてしまった。
実は私、海外に行く時はいつもSIMやWi-Fiをレンタルしたり購入したりしないのだ。
しまった!これは大誤算。
とりあえず、覚えておいたナンバーを頼りに白い車を探す。
が‼︎
外はタクシーだらけ。
それはもう、想像をはるかに超えていた。
どこかのテーマパークの駐車場かという状態。
なので、もうワケがわからなくなってしまった。
やばいぞ…
これはもうお手上げだ。
ここでこれ以上時間を費やすわけにはいかない。
空港に戻り、ヤンデックスをキャンセルして、空港タクシーサービスカウンターで配車を頼んだ。
👩🏻「タシュケント駅までお願いします!タシュケントステーション」
🧑🏻🦱「タシュケントバグザルですか?」
👩🏻「バグザル?とにかくタシュケントレールウェイステーションです。」
🧑🏻🦱「Ah、OK。タシュケントバグザルですね。5kmなので70,000スムです。」
駅の事を"バグザル"というのか…
行き先と料金がプリントアウトされたレシートを発行してもらい、それを持って乗車するシステムだ。
係の男性がすぐ目の前のタクシー乗り場にスタンバイしていた車へ案内してくれた。
やれやれ、これで何とか駅までは行けそうだ。
が、そこには思わぬ罠が待ち受けていたのだ…
<続く>