モロッコ旅の続きです。
翌朝、朝食を食べに、宿泊していたホテルのダイニングホールへ。
このホテルは、フロントといいダイニングホールといいスタッフの方々が抜群の安定感で心地よかった。
笑顔が爽やかなダイニングスタッフがスマートに用意してくれたのがコチラ↓
やはりパンが美味しい。
今までモロッコのホテルの朝食で食べたパンは、どれも美味しかった。
そして、奥の小皿のハムがこれまた美味しかった!スモーキーな旨味がたまらない。
お土産に持ち帰りたいくらいだった。
お腹が満たされた後は、チェックアウト前にしばし散歩。
色とりどりの花が咲いていた。
そして、カサブランカの街中でメジャーなスーパー"BIM"
価格が安いので、よくこのスーパーで水やお菓子を調達した。
このもう少し先には、小規模だが、"カルフール"もあった。
ここではミントティーをはじめとした様々な茶葉やお菓子、スパイス、ブイヨン、アルガンオイルやローズウォーターなどの化粧品等、お土産に良さげな品々がお手頃価格で手に入り、見ているだけでも楽しい。
さて、散歩と買い物を満喫して一息ついた後チェックアウト。
ここからは、ホテルのすぐ目の前を走っているトラムに乗って、次の宿泊先へ向かう。
カサブランカに来たらいつも利用するホステル
LHOSTEL a Casablanca
玄関先では猫が寛いでいた。
シャンデリアや細かい装飾が美しいサロン
フロントには、笑顔が愛らしいまん丸顔の若い男性。
チェックイン手続きを済ませて部屋に案内してもらった。
一通り荷物を整えて、地図やガイドブックなどが置いてあるロビーホールに行ってみると、先程のまん丸顔の男性が人懐っこい笑顔で迎えてくれた。
他にお客さんがいなかったので、しばらく話をした。
彼は、中央アフリカの出身だそうだ。
壁に貼ってある大きな地図を指して、
「私はこの国から来ました。」
と教えてくれた。
「私はココから来ました。」
と、日本を指して言った。
「日本では仏教と神道が信仰されていますね。」
「よくご存知で!」
すると彼は、突然
「オシヌシサマ」
謎の言葉を口にした。
「ん?"オシヌシサマ"とはなんですか?日本語ですか?」
と、尋ねてみた。
「日本語です。"オシヌシサマ"?"オセヌシサマ"…?」
と。
私はなかなかピンと来ず、首をかしげる。
すると、彼がおもむろに
「かけまくもかしこきいざなぎのおおかみ…はらえたまえきよめたまえ…かしこみかしこみ…」
と、淀みなく唱えはじめたではないか!![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
何と、神道の"祝詞(のりと)"ではないか‼︎
「わ〜っ、凄い!何で知ってるの?」
彼はネットで日本の神道を知って興味を持ち、祝詞を暗唱できるようになったのだという。
となると、"オシヌシサマ"とは"お施主さま"のことかな?
建物を建築する際、施主が費用を出して地鎮祭を行い、その中で神官が祝詞をあげる。
というシステムを再現したのだろうか?
ちなみに、ネットで調べたら"施主"の正式な読み方は、"せしゅ"だそうだ。そして、彼が暗誦した祝詞だと思われるものがコチラ↓
"金運大全"というサイトより拝借しました。
そしてコチラでも詳しく解説されています↓
何はともあれ、なかなかの長文の特殊な日本語を暗唱できるなんて凄い!
好きこそものの上手なれというが、いくつになっても彼のように何でも好奇心を持ってキラキラしてたいなと、大変良い刺激をもらう事ができた。
🔷メモ🔷
宿泊したホテル
① HOTEL DELTA ATLAS
トラム"Mohammed Ediouri"駅から徒歩すぐ。
シングルルーム1泊朝食付き24.11€(2022年7月時点)
とても便利な場所にあります。
トラムの線路が真前なのと繁華街なので、夜は少し騒音が気になるかもしれませんが、寂しがり怖がりの私には逆にそれが安心感になりました。
ホテルのホームページは何と日本語対応です↓
② LHOSTEL a Casablanca
トラム"Mekka"駅から徒歩約5〜6分。
男女共用ドミトリー1泊朝食付き17.17€ (2022年7月時点)
個室もあります。
閑静な住宅街の中にあり、落ち着いた雰囲気。
建物が素敵。
朝食の種類が豊富で美味しいです。